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ホラーティウス『歌集』1巻20歌

Vile potabis modicis Sabinum
cantharis, Graeca quod ego ipse testa
conditum levi, datus in theatro
 cum tibi plausus,

clare Maecenas eques, ut paterni    5
fluminis ripae simul et iocosa
redderet laudes tibi Vaticani
 montis imago.

Caecubum et prelo domitam Caleno
tu bibes uvam: mea nec Falernae    10
temperant vites neque Formiani
 pocula colles.

あなたはありきたりの器から安っぽいサビーヌム酒*1
飲むでしょう,その酒は私自らギリシアの壷に
仕込んで封をしたのですが,それは舞台であなたに対して
 喝采がわき起こった時の事です,

高名な騎士たるマエケーナース,その喝采は父祖ゆかりの
*2の岸辺と,ウァーティカーヌス*3山の
悪戯っぽい木霊も一緒にあなたに賞賛を
 返したほどのものでした.

あなたはカエクブム*4の酒とカレーヌスの搾酒器で搾られた
葡萄酒*4をあなたは飲むでしょう.ですが,私の杯には
ファレルヌム*4の葡萄酒も,フォルミアエ*4の丘も
 混ざることはありません.


*1 中級の葡萄酒.
*2 ティベリス川.マエケーナースの出身地はエトルリアで,ティベリス川も同様そこから流れる.
*3 カンプス・マールティウスの向かい川のティベリス側西岸一帯.現在のヴァチカンとは異なる.
*4 高級葡萄酒の産地.


韻律:サッポー風ストロペー

  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
    ― UU ― x



【2007/05/19 19:12】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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