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ホラーティウス『歌集』第1巻第13歌

  Cum tu, Lydia, Telephi
cervicem roseam, cerea Telephi
  laudas bracchia, vae meum
fervens difficili bile tumet iecur.

  tum nec mens mihi nec color   5
certa sede manet, umor et in genas
  furtim labitur, arguens
quam lentis penitus macerer ignibus.

  uror, seu tibi candidos
turparunt umeros immodicae mero 10
  rixae, sive puer furens
impressit memorem dente labris notam.

  non, si me satis audias,
speres perpetuum dulcia barbare
  laedentem oscula, quae Venus  15
quinta parte sui nectaris imbuit.

  felices ter et amplius
quos irrupta tenet copula nec malis
  divulsus querimoniis
suprema citius solvet amor die.   20


韻律:Asclepiadeum quartum
  ―――UU―U U
―――UU― ―UU― U U
  ―――UU―U U
―――UU― ―UU― U U

  君が,リューディアよ,テーレプスの
薔薇色の頸を,テーレプスの白い蝋色の
  腕を讃える時,ああ,僕の
肝臓は宥め難い胆汁で煮えくり返る.

  その時僕には理性もなきゃ顔色も
一つ所には定まらない,そして汗は頬を
  知らないうちに流れてばらしてしまう,
なんとしぶとい火で僕は心中苛まれているのかを.

  僕は焦がれるのだ,もし君の輝く
肩を,酒で勢いづいた争い*1
  汚したり,もし猛々しいその少年が
歯で君の唇に思い出の印を刻印しようものなら.

  もし耳を貸してくれるなら言うが,
ウェヌスが自らの神酒の5分の1で浸したところの,
  甘い口づけを荒々しくするその子が
永遠にいることを望んではいけない.

  三倍も,またそれ以上も幸福だ,
毀れること無き絆で結ばれ,仇なす
  小言によって引き裂かれることもなく
最期の日まで愛が解くことのない者たちは.


*1 しばしば恋愛詩では「争い」は男女の交わりを指す.


【2007/05/19 12:35】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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