FC2ブログ
ラテン語徒然  ラテン語の翻訳・覚え書きなど
log-in  ラテン語入門 作家別インデックス 文法資料 リンク集 ギリシア語フォントについて アーカイブ他
歴史地図 伊北 伊南 希北 希南 小ア PHI Perseus POxy KVK CiNii L-S Georges Gildersleeve 省略記号 Text Archive BMCR DCC BMCR 日本西洋古典学会

エウテュプローン翻訳

田之頭安彦「エウテュプロン」『プラトン著作集4』東京:勁草書房,1979.(絶版)

他の大抵のプラトーンの著作と同じように,エウテュプローンも日本語の注釈がないとばかり思っていましたが,勁草書房の『プラトン著作集4』所収の田之頭安彦先生の翻訳には,原典を読むための詳しい注釈が付されていて,びっくりしました.小辞にも丁寧に注がついていて,DennistonのGreek Particlesも参照されていますから,安心して読めます.賛同するかどうかはともかく,そういった原典のニュアンスをどのようにご自分の翻訳に反映させているかもわかって,大変興味深いです.仕方のないことですが,翻訳に対する注釈の形になっていて,やや使い勝手が悪いのが難点といえば難点でしょうか.
 初心者がプラトーンを原典で読むなら,『エウテュプローン』をこの翻訳と注を使いながら読むのが一番いいかもしれないですね.勁草書房の『プラトン著作集』では,他の作品につけている注釈も,通常の翻訳以上に原典を意識しているとはいえますが,田之頭先生の注釈ほどではありません.僕は哲学関係にはあまり詳しくないので分りませんが,このような後進の学者のための暖かい手助けが,あまり顧みられていないのだとしたら,非常に残念でもったいないことです.

 僕の方はまだちょっと体調が優れず,もう少しお休みさせてください.来週ぐらいからまた本格的にやっていこうと思います.

 あと,テクストですが,Perseus Projectのページで,エウテュプローンのBurnetのOxford Classical Textsのテクストが手に入ります(直リンク).このままだとギリシア語本文は多分読めないのですが,上のほうのConfigure DisplayというところをクリックしてPerseus Display Configurationのページに行き,Greek displayのところでUnicode (UTF-8) with pre-combined accentsを選んでSet configurationを選べば,ユニコードのテクストが出てきます.語形変化を確かめるリンクはデフォルトで入っていて,不安がある場合は便利ですが,もし消したければWord Study LinksのところでNoを選べば普通のテクストになります.


【2007/03/29 23:47】 Plato Euthyphro | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ


この記事に対するコメント

TOPへ


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

TOPへ


この記事に対するトラックバックトラックバックURL
→http://litterae.blog8.fc2.com/tb.php/949-af03a8fa

TOPへ


PROFILE

  • Author:メレアグロス
  • 気が向いた時にラテン語を訳したりしています.
    ヘレニズムのギリシア語もたまに訳しています.

    問い合わせ先(メールフォーム)
  • RSS1.0
  • CM, TB, ARCHIVE

    COMMENT
  • メレアグロス [06/06 15:20] 
  • outis [06/05 21:42] 
  • メレアグロス [06/05 10:37] 
  • outis [06/01 22:33] 
  • メレアグロス [05/28 18:31] 
  • outis [05/26 23:35] 
  • Succarum [09/24 20:12] 
  • メレアグロス [09/24 00:15] 
  • Succarum [09/23 16:32] 
  • メレアグロス [11/06 01:49] 
    TRACKBACK
  • えいじゅなすの本棚 - 英語, 医学, 投資の専門書レビューブログ:Wheelock's Latin(05/26)

  • ARCHIVE
  • 2019年03月 (1)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年08月 (1)
  • 2018年05月 (3)
  • 2018年03月 (20)
  • 2018年02月 (25)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2016年01月 (1)
  • 2015年08月 (1)
  • 2015年07月 (1)
  • 2015年06月 (1)
  • 2015年05月 (2)
  • 2015年04月 (1)
  • 2015年03月 (4)
  • 2015年02月 (1)
  • 2015年01月 (1)
  • 2014年12月 (4)
  • 2014年11月 (24)
  • 2014年10月 (6)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (10)
  • 2014年04月 (3)
  • 2014年03月 (3)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (2)
  • 2013年12月 (3)
  • 2013年11月 (4)
  • 2013年10月 (25)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (5)
  • 2013年07月 (6)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年05月 (2)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (2)
  • 2012年12月 (1)
  • 2012年10月 (6)
  • 2012年09月 (27)
  • 2012年08月 (32)
  • 2012年07月 (47)
  • 2012年06月 (50)
  • 2012年05月 (3)
  • 2009年10月 (1)
  • 2009年09月 (2)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (7)
  • 2009年06月 (14)
  • 2009年05月 (2)
  • 2009年03月 (40)
  • 2009年02月 (14)
  • 2009年01月 (75)
  • 2008年12月 (26)
  • 2008年11月 (22)
  • 2008年10月 (60)
  • 2008年09月 (95)
  • 2008年08月 (68)
  • 2008年07月 (42)
  • 2008年06月 (54)
  • 2008年05月 (49)
  • 2008年04月 (49)
  • 2008年03月 (35)
  • 2008年02月 (9)
  • 2008年01月 (27)
  • 2007年12月 (40)
  • 2007年11月 (35)
  • 2007年10月 (26)
  • 2007年09月 (43)
  • 2007年08月 (10)
  • 2007年05月 (33)
  • 2007年04月 (8)
  • 2007年03月 (61)
  • 2007年02月 (51)
  • 2007年01月 (75)
  • 2006年12月 (68)
  • 2006年11月 (23)
  • 2006年10月 (56)
  • 2006年07月 (1)
  • 2006年06月 (7)
  • 2006年05月 (125)
  • 2006年04月 (77)
  • 2006年02月 (34)
  • 2006年01月 (69)
  • 2005年12月 (54)
  • 2005年11月 (50)
  • 2005年10月 (7)
  • 2005年09月 (106)
  • 2005年08月 (38)
  • 2005年07月 (4)