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ティブッルス1巻10歌25-52行

at nobis aerata, Lares, depellite tela,     25
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 hostiaque e plena rustica porcus hara.   26
hanc pura cum veste sequar myrtoque canistra
 vincta geram, myrto vinctus et ipse caput.
sic placeam vobis: alius sit fortis in armis,
 sternat et adversos Marte favente duces,  30
ut mihi potanti possit sua dicere facta
 miles et in mensa pingere castra mero.
quis furor est atram bellis accersere mortem?
 imminet et tacito clam venit illa pede.
non seges et infra, non vinea culta, sed audax 35
 Cerberus et Stygiae navita turpis aquae:
illic pertusisque genis ustoque capillo
 errat ad obscuros pallida turba lacus.
quin potius laudandus hic est, quem prole parata
 occupat in parva pigra senecta casa!    40
ipse suas sectatur oves, at filius agnos,
 et calidam fesso comparat uxor aquam.
sic ego sim, liceatque caput candescere canis,
 temporis et prisci facta referre senem.
interea Pax arva colat. Pax candida primum  45
 duxit araturos sub iuga curva boves,
Pax aluit vites et sucos condidit uvae,
 funderet ut nato testa paterna merum:
Pace bidens vomerque nitent, at tristia duri
 militis in tenebris occupat arma situs,    50
rusticus e luco revehit, male sobrius ipse,
 uxorem plaustro progeniemque domum.

だが,守護神よ,青銅の矢を我々から打ち払いたまえ,
<         二行欠落
                      >
 豊かな豚小屋から,子豚が田舎の生贄として…….
この生贄の後を,汚れなき服を着てついて行くだろう,そして,天人花が
 巻かれた小篭を持つだろう,自身でもミルテを頭に巻き付けて.
このように,私はあなた方を喜ばそう.他の者は,戦で勇猛に振る舞うがいい,
 そして,軍神が味方して,敵対する将らを打ち倒せばいい,
そうして,酒を飲んでいる私に,自分の軍功を兵が語り,
 そしてテーブルに生酒で城を描く事になるように.
いかなる狂気か,戦いで黒い死を呼び寄せるとは?
 それは我々に差し迫り,こっそりと,音立てぬ歩みでやって来るのだ.
地下には作物も,世話された葡萄もなく,獰猛な
 ケルベルスと,三途の水の嫌な渡し守がいる.
かの地には,穴の開いた頬と焼けた髪の
 土気色の群衆が,暗い湖の畔を彷徨っている.
むしろ賞賛されるべきだ,子孫を作った後,
 緩慢な老年が小さな家に留めている者こそ.
自ら羊をおいかけ,息子は子羊をおいかけ,
 そして,疲れた彼のために,妻は暖かいお湯を用意する.
私はそんな風になりたい,頭が白髪で輝き,
 そして,年老いて昔の事を語る事が許されてほしい.
その間,「平和」*1が畑を守りたまわんことを.輝かしい「平和」が初めて
 畑を耕すように,牛どもを曲がった鋤の下に導き,
「平和」が葡萄を養い,そして,畦に葡萄を植えた,
 そうして父の土器(かわらけ)が息子のために生酒を注ぐように.
「平和」によって,鍬と鋤は輝くが,冷酷な兵士の
 無情な武器は,無為が暗闇のうちに占める.
農夫は,自分も全然素面ではなくなっているが,
 妻と子供達を荷車にのせて聖林から家に連れ帰る.


*1 農業神ケレースと同一視されている.


【2007/03/10 19:44】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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