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ティブッルス第1巻第2歌65-78行

ferreus ille fuit, qui, te cum posset habere, 65
 maluerit praedas stultus et arma sequi.
ille licet Cilicum victas agat ante catervas,
 ponat et in capto Martia castra solo,
totus et argento contextus, totus et auro,
 insideat celeri conspiciendus equo;    70
ipse boves mea si tecum modo Delia possim
 iungere et in solito pascere monte pecus,
et te dum liceat teneris retinere lacertis,
 mollis et inculta sit mihi somnus humo.
quid Tyrio recubare toro sine amore secundo 75
 prodest, cum fletu nox vigilanda venit?
nam neque tunc plumae nec stragula picta soporem
 nec sonitus placidae ducere posset aquae.

そいつは冷酷なやつだ,君を自分のものにしておけるというのに,(65)
 戦利品のほうを欲し,従軍するほうを欲したようなやつは.
そいつは,キリキアの軍勢を打ち負かして追い払おうと,
 また制覇した地に要塞を置き,
全身を金と銀とに覆われて,
 これ見よがしに早馬に載ろうとも,(70)
僕は,わがデーリアよ,もしお前と一緒に牛を軛に繋ぎ,
 そしていつもの山で牛を放牧し,
そしてお前を柔らかい手の中で抱く事が許されさえすれば,
 荒れた地面の上でも,僕には安楽に眠るだろう.
幸福な愛なしに,テュロス紫の布団が何の(75)
 役立つだろう,涙で過ごされねばならない夜が来る時に.
なぜなら,その時には,羽布団も,色とりどりの掛け布も,
 心地よい水のお伴,眠りを誘うことはできないのだ.


【2006/12/30 22:03】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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