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ティブッルス第1巻第1歌69-78行(完結)

interea, dum fata sinunt, iungamus amores:
 iam veniet tenebris mors adoperta caput;   70
iam subrepet iners aetas, nec amare decebit,
 dicere nec cano blanditias capite.
nunc levis est tractanda venus, dum frangere postes
 non pudet et rixas inseruisse iuvat.
hic ego dux milesque bonus: vos, signa tubaeque, 75
 ite procul, cupidis vulnera ferte viris,
ferte et opes: ego composito securus acervo
 dites despiciam despiciamque famem.

その間,運命が許してくれる間は,愛を結ぼうではないか.
 すぐに,暗闇で頭を覆った死がやって来ようとしている.
すぐに無力な老年が忍び寄り,愛することも,
 睦言を語ることも,頭が白髪になれば,似合わなくなる.
今こそ,たやすい愛を行うべきだ,門柱を砕くのが
 恥ずかしくもなく,諍いをすることも楽しい内に*1
ここでは私は将軍であり,よき兵士.軍旗にラッパよ,お前達は
 遠くに行ってしまえ,貪欲な男どもに傷をもたらし,
財産をもたらせ.私は安穏のうちにいて,一山築き上げた
 財産を軽蔑し,空腹も軽蔑しよう.


*1 恋する相手の門の前で,入れてくれるようせがむという,恋愛詩の常套的場面(トポス)の一つ.この中には,腹立ちまぎれに門に八つ当たりしたり,同じくそこに来ている別の男と諍いをおこしたりするものもある.


【2006/12/27 02:00】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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