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ティブッルス第1巻第1歌1-24行

Divitias alius fulvo sibi congerat auro
 et teneat culti iugera multa soli,
quem labor adsiduus vicino terreat hoste,
 Martia cui somnos classica pulsa fugent:
me mea paupertas vita traducat inerti,     5
 dum meus adsiduo luceat igne focus.
ipse seram teneras maturo tempore vites
 rusticus et facili grandia poma manu:
nec spes destituat sed frugum semper acervos
 praebeat et pleno pinguia musta lacu.    10
nam veneror, seu stipes habet desertus in agris
 seu vetus in trivio florida serta lapis:
et quodcumque mihi pomum novus educat annus,
 libatum agricolae ponitur ante deo.
flava Ceres, tibi sit nostro de rure corona    15
 spicea, quae templi pendeat ante fores;
pomosisque ruber custos ponatur in hortis,
 terreat ut saeva falce Priapus aves.
vos quoque, felicis quondam, nunc pauperis agri
 custodes, fertis munera vestra, Lares.    20
tunc vitula innumeros lustrabat caesa iuvencos:
 nunc agna exigui est hostia parva soli.
agna cadet vobis, quam circum rustica pubes
 clamet 'io messes et bona vina date.'

他の者は山吹色の黄金の財を集めるがいい,
 そして,耕された土地を幾ユゲラをももてばいい,
そんな奴を,敵と隣り合わせでの絶え間ない労苦が脅かせばよい,
 戦いのラッパが吹かれて,そんな奴から眠りが追い払われればよい.
我が貧困は,私を無為な生活のうちに過ごさしめよ,(5)
 我が竃が絶え間ない火で輝いている限りは.
私は,時が熟せば自ら農夫となって,巧みな手で
 華奢な葡萄を植え,そして,大きな果物の樹を植えよう.
そして,望みは裏切らずに,常に果実の山と
 盥一杯の葡萄の果汁を差し出さんことを.(10)
なぜなら,畑にうち捨てられた木の株や,
 道ばたの古い石が,花束を持っていたなら,私はいつもそれを敬っているから.
そして,新しい年が私のために養ってくれた果物はなんであれ,
 まず先に農夫の神に捧げられているのだから.
金髪のケレースよ,あなたには私の農地からとれた穂の(15)
 冠があらんことを,それは神殿の戸口の前に架けられよう.
そして,果物に満ちた菜園には,赤く塗られた見張りの
 プリアープス*1が置かれて,恐ろしい鎌で鳥どもを追い払わんことを.
かつては裕福だったが今は貧しい農地の見張りである
 家の神よ,あなたもまた,あなたへの捧げものを受け取っている.(20)
かの時は,屠られた子牛が,数多くの若い牛を清めていた.
 今は,子羊が,僅かな土地の,小さな生贄だ.
子羊が,あなた方のために屠られよう,その周りで,田舎の若者らが
 叫ばんことを,「やあ,よき実りと葡萄酒を与えたまえ」


*1 豊穣の神で,ヘッレスポントスのランプサコスの神であったが,後にギリシア・ローマに広まる.ローマでは,案山子として,目立つ男根と鎌をつけて,畑に置かれていた.


【2006/12/26 05:20】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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