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カトゥッルス63歌50-73行

'patria o mei creatrix, patria o mea genetrix,   50
ego quam miser relinquens, dominos ut erifugae
famuli solent, ad Idae tetuli nemora pedem,
ut aput nivem et ferarum gelida stabula forem,
et earum omnia adirem furibunda latibula,
ubinam aut quibus locis te positam, patria, reor? 55
cupit ipsa popula ad te sibi derigere aciem,
rabie fera carens dum breve tempus animus est.
egone a mea remota haec ferar in nemora domo?
patria, bonis, amicis, genitoribus abero?
abero foro, palaestra, stadio et gyminasiis?   60
miser a miser, querendum est etiam atque etiam, anime.
quod enim genus figuraest, ego non quod obierim?
ego mulier, ego adolescens, ego ephebus, ego puer,
ego gymnasi fui flos, ego eram decus olei:
mihi ianuae frequentes, mihi limina tepida,    65
mihi floridis corollis redimita domus erat,
linquendum ubi esset orto mihi Sole cubiculum.
ego nunc deum ministra et Cybeles famula ferar?
ego Maenas, ego mei pars, ego vir sterilis ero?
ego viridis algida Idae nive amicta loca colam?  70
ego vitam agam sub altis Phrygiae columinibus,
ubi cerva siluicultrix, ubi aper nemorivagus?
iam iam dolet quod egi, iam iamque paenitet.'

「わが創り手たる祖国よ,わが産みの親たる祖国よ,
私は哀れにもあなたを捨てた,あたかも脱走した奴隷が
主人を捨てるように.そうして,イーダの森へと足を運んだ,
行きと獣達の氷つくねぐらに居て,
そして狂おしくそれらのあらゆる隠れ家を訪れるために.
一体どこに,あるいはいかなる場所に,あなたがあると,考えたらいいのか?
私の心が荒々しい狂気を欠いている短い間,
瞳自体が,あなたに自分の視線を向ける事を欲している,
私は私の家から遠く離れて,この森へと向かって行くのだろうか?
祖国から,家財から,友から,産みの親から離れるのだろうか?
広場から,闘技場から,競技場から,体育場から離れるのだろうか?
哀れな魂よ,哀れな魂よ,何度嘆いても嘆き足りない.
なぜなら,私がなったことのない姿の類いはなんだろうか?
私は女であり,私は青年であり,私は若者であり,私は子供であり,
私は体育場の華であったし,私はレスリングの花形であった.
私の門は人が足しげく通い,私の敷居は冷めることなく,
太陽が上って私が寝床を後にしなければならない時には,
私の家は花咲く花冠で覆われていた,
私は今,神々に召使い女と,そしてキュベレーの女奴隷と呼ばれるのだろうか.
私はバッコス信女と,私は私の一部に過ぎず,私は不毛な男となるのだろうか.
私は青々したイーダ山の,雪に覆われた寒い場所に住むのだろうか,
私は,森に住まう鹿や,森をうろつく猪のいる,
プリュギアの聳える絶壁の麓で人生を送るのだろうか.
今や,今や,私の所業が悲しく,今や,今や,後悔しきりだ」


【2006/10/31 22:44】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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