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カトゥッルス第63歌について

カトゥッルスの63歌は,キュベレー女神崇拝にかかわるものです.主人公はアッティスという若者で,この話では,プリュギアに訪れてから自らを去勢し,キュベレー女神に仕える者となるのですが,様々なバージョンがあったようです.色々な意味で,ローマ詩の中でも特異なこの63歌については,最近研究が盛んになって来ているようで,ざっと参考文献などを見回すと,これぐらい出て来ます.(もっとも大半入手できないでいるのですが……).

Gall, Dorothea. "Catulls Attis-Gedicht im Licht der Quellen." Würzburger Jahrbücher für die Altertumswissenschaft 23 (1999): 83-99.

Lancellotti, Maria Grazia. Attis. Between Myth and History: King, Priest and God. Religions in the Graeco-Roman World 149. Leiden: Brill, 2002. BMCR の書評

Lane, E. Ed. Cybele, Attis, and Related Cults. Essays in Memory of M.J. Vermaseren. Religions in the Greco-Roman World 131. Leiden: Brill, 1996. BMCR の書評

Lefèvre, Eckard. "Alexandrinisches und Catullisches im Attisgedicht (c. 63)." Rheinisches Museum für Philologie 141 (1998): 308-28.

Nauta, Ruurd R. and Annette Harder Ed. Catullus' Poem on Attis : Text and Contexts. Leiden: Brill, 2004. BMCR の書評

Panoussi, Vassiliki. "Ego maenas. Maenadism, marriage, and the construction of female identity in Catullus 63 and 64." Helios 30 (2003): 101-26.

Wray, David. "Attis' Groin Weights (Catullus 63.5)." Classical Philology 96 (2001): 120-26.


韻律はGalliambicsという,特殊なもので,カッリマコスなど,ヘレニズム期の詩人などが使っていたようです.ローマではワッローが既に使っていたようですが(やはりキュベレー女神に関する詩で,断片が現存),現存する完全な形のものは,ギリシア・ローマを通じて,カトゥッルスのこの詩のみです.

     U U ? | U ? | U ? | ? || U U ? | U U U | U ?

U U と ? は交換可能です.例えば5行のstimulatus ibi furenti ... では,ibiのところの U U が ? の代わりをしています.


【2006/10/31 21:37】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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