なんだかあまりにもイービスが読みにくいので,だんだん目が動かなくなって来ました.ちょっと気分転換に,オウィディウスのメタモルフォーセースを読んでいました.やっぱりオウィディウスはこうでなくては,と思いました.
ちょっとぱらぱら目を通していたら,こんな所がありました.オルペウスがエウリディーケーを返してくれと,地下の冥王たちのところで歌い,それに皆が感嘆するというところですが…….
.... nec Tantalus undam captavit refugam stupuitque Ixionis orbis, nec carpsere iecur volucres, urnisque vacarunt Belides, inque tuo sedisti, Sisyphe, saxo. tunc primum lacrimis victarum carmine fama est Eumenidum maduisse genas, ... (Ov.Met. 10.41-6) | ...そして,タンタロスは逃げる水に つかみかかろうとしなかった,イクシーオーンの車輪も黙り, 猛禽も肝臓を啄まず,ベーロスの孫娘たちも 瓶を持たなかったし,シーシュポスよ,お前もお前の岩の上に座った. その時初めて,復讐女神らは歌に打ち負かされて 頬を涙に濡らしたという噂がある. |
この記事に対するコメント
引用させて下さい
私はブログ「節操のないクラシック音楽嗜好」の開設者、KM といいます。
最近私のブログは災害関係のエントリー(記事)が多くなり荒れてますが、本来はクラシック音楽のためのブログです。
http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/
さて、ベアート・フラー Beat Furrer(1954年生まれ)というスイスの作曲家が作曲した音楽劇『願望(Begehren)(2002/03)』の記事を書こうと思いますが、このCDのブックレットには歌詞対訳がなく(つまり台本原文しか載っていない)、ラテン語の部分が分りませんで困ってました。そしてグーグルで、検索したところ、ひねもす様のブログにたどり着きました。つきましては、当該ラテン語訳文引用とリンク許可頂けませんでしょうか?
ちなみに『願望(Begehren)(2002/03)』は、オルフェウスを題材にした現代曲です。台本は、ウェルギリウス、オウィディウス、チェーザレ・パヴェーゼ、ギュンター・アイヒ、ヘルマン・ブロッホのテキストをもとにしています。
Re: 引用させて下さい
お返事が遅くなり申し訳ございません.
まだ間に合いますでしょうか.つたない翻訳ですが,よろしかったらどうぞお使い下さい.
オウィディウスの『変身物語』は,日本語訳はいくつか出ていますので,そちらもご参考までに:
オウィディウス (中村 善也 訳)『変身物語』上・下 岩波文庫.東京:岩波書店,1981.再版多数.
田中秀央 (田中 秀央,前田 敬作 訳)『転身物語』東京:人文書院,1966.
引用箇所は第10巻41-60行に当たる部分です.