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カトゥッルス関係文献

テクスト

Mynors, R.A.B. C.Valerii Catulli Carmina. OCT Oxford: Clarendon Press, 1958.
定番です.

Thomson, D.F.S. Catullus. Edited with a Textual and Interpretative Commentary. Phoenix Supplementary Volume XXXIV. Tront/Buffalo/London: U. of Tront P., 1997.
今の所最新のテクスト.註釈もついていますが,語法に関しては簡単過ぎで,他の註釈がなければ厳しいです.個々の詩の参考文献リストは非常に便利です.


註釈書

Fordyce, C.J. Catullus: A Commentary. Reprint with corrections, Oxford: Oxford U.P. 1978. Paperback 1990.
頼りになる註釈ですが,詩は抜粋なのが残念.テクストはMynors.

Quinn, Kenneth. Catullus: The Poems. 2nd ed., London:Macmillan, 1973.
定番.一冊持つならこれでしょう.

Kroll, W. Catull. 2.Aufl.1922. 7.Aufl. mit der bibliographischen Nachträge von J. Kroymann, Stuttgart: Teubner, 1989.
戦前の註釈書ですが,語法に対する註とパラレルは充実しており,現在も再版を重ねている定番.1969年までの参考文献目録も便利です.


概説書

Holzberg, N. Catull: Der Dichter und sein erotisches Werk. München: Beck, 2002.
カトゥッルスは本来楽しむために読まれたもの.そのための解説をしてくれてます.ただし,部分的には行き過ぎのような気もしないでもありません.

Lyne, R.O.A.M. The Latin Love Poets: From Catullus to Horace. Oxford: Clarendon P., 1980.
ローマの恋愛詩概説.カトゥッルスはpp.19-61.

グリマル,ピエール (沓掛良彦・土屋良二訳)『ローマの愛』東京:白水社,1994.
(Pierre Grimal, L'Amour à Rome. Paris: Hachette, 1963. Les Belles Lettres, 1979.)
古代ローマの恋愛の諸相を解説する一冊.日本語で読める事に,翻訳者の方々に感謝の念しきりです.カトゥッルスについては第六章 愛と詩人(181-238)の中,pp.195-208.


研究書

Syndicus, Hans Peter. Catull: Eine Interpretation. 3 Teile, Darmstadt: Wissenschaftliche Gesellschaft, 1984, 1990, 1987.
個々の詩の解釈.穏当な路線でしょう.

大芝芳弘『カトゥッルスの弁論批判----第44歌をめぐって』西洋古典学研究48(2000):pp.88-100.
第44歌の21行legitの写本の読みが正しいことを立証するために,この詩で機能している様々な文学的意図を明らかにしてゆく,優れた論文.


翻訳

Albrecht, Michael Tr. C. Valerius Catullus: Sämtliche Gedichte. Lateinisch/Deutsch. Universal-Bibliothek Nr.9395. Stuttgart: Reclam, 1995.
学問的なものではありませんが,ドイツの有名な学者による対訳.この時点までのコンパクトな参考文献も便利ですし,これまたコンパクトなNachwortも一読の価値あり.

Goold, G.P. Catullus. Edited with Introduction, translation, and notes. 2nd ed. (corrected) London: Duckworth, 1989.
優れた翻訳.テクストも独自のもので,通常のものとはしばしば異なるので,pp.225-233のCritical Notesには少し気を付ける必要があるでしょう.

呉茂一 訳『ギリシア・ローマ詩選』東京:岩波文庫,1991.
様々な短かめの詩のアンソロジー.カトゥッルスはpp.251-89.しかし,縦書き横書きの違い以上に,本当に読みにくく,まるで芸者遊びを連想する翻訳でイメージが壊れます.これならラテン語で読みたくなる人も多いとおもいます.つかうなら,Gooldでしょう.恐ろしい事に,『ぷろぺるてぃうす』などと,いきなり長短を間違っています(それにどうして平仮名?).高津先生も翻訳のタイトルを『オデュッセイア』などと間違っていたのを思い出します.


韻律

韻律については,註釈書などで初心者に分かりやすくまとめられているとは言えません.Fordyceは全く触れておらず,Quinn, pp.xxxiii-xxxivあるいはKroll, pp.XI-XII(ただし韻律の名前だけ)は取りあえず書いてある程度.Goold, pp.19-27が一番便利ですが,なぜか例は英詩になっています.これについては,日本語でいつかまとめたいです(あくまで予定).

エレゲイア詩については

Platnauer, M. Latin Elegiac Verse. Cambridge: Cambridge U.P., 1951.

があります.

参考文献など


その他,比較的最近までの,めぼしい参考文献をちょっと見るには,次のサイトが便利でしょう.
http://www.gltc.leidenuniv.nl/index.php3?m=57&c=127


【2005/08/24 01:25】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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