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カトゥッルス66歌 ベレニーケーの髪の房 69-78行

sed quamquam me nocte premunt vestigia divum,
 lux autem canae Tethyi restituit,       70
(pace tua fari hic liceat, Ramnusia virgo,
 namque ego non ullo vera timore tegam,
nec si me infestis discerpent sidera dictis,
 condita quin veri pectoris evolvam)
non his tam laetor rebus, quam me afore semper, 75
 afore me a dominae vertice discrucior,
quicum ego, dum virgo quondam fuit, omnibus expers
 unguentis una vilia multa bibi.

77 omnibus multi edditores non sanum esse censuerunt

だが,たとえ私を神々の足が夜に踏むにしても,
 朝日が私を年老いたテティスに戻すとしても(70)
(あなたに免じて,ここでこう言うことをお許し下さい,ラムヌスの乙女*1よ,
 というのも,私はいかなる恐れによっても,真実を隠す気はないからです,
たとえ,もし星々が脅し言葉で私をけなして,
 私の真実の胸に隠された事を言わないように強いても)
これらの事を喜ぶ度合いは,私がずっと離れていることを,(75)
 私がご主人様の頭から離れていることを気に病む度合いほど大きくはないのです.
その彼女とともに,私は,かつて彼女が乙女であった時,全ての香水を知ることなく*2
 彼女と共に,安いものばかり沢山飲んだのです.


*1 復讐女神ネメシスのこと.アテーナイのラムヌスに有名な寺院があった.
*2 ギリシア語では,「没香を知る事なく」だが,ラテン語ではおそらく原文が誤写で崩れている.原文をなんとか残そうとすると,上の訳になるが,そう読めるかどうかは不明.


【2006/04/26 19:44】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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