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ホラーティウス『イアムボス集』16歌1-14行

Altera iam teritur bellis civilibus aetas
 suis et ipsa Roma viribus ruit.
quam neque finitimi valuerunt perdere Marsi
 minacis aut Etrusca Porsenae manus,
aemula nec virtus Capuae nec Spartacus acer 5
 novisque rebus infidelis Allobrox,
nec fera caerulea domuit Germania pube
 parentibusque abominatus Hannibal,
impia perdemus devoti sanguinis aetas
 ferisque rursus occupabitur solum;    10
barbarus, heu, cineres insistet victor et urbem
 eques sonante verberabit ungula
quaeque carent ventis et solibus ossa Quirini,
 (nefas videre) dissipabit insolens.

今,再び市民戦争の時代が歩まれている,
 そして,ローマが自ら自分の力で滅びつつある.
その都を,近隣のマールシー族*1も,
 エトルーリアの脅威であるポルセンナ*2の軍も,
競争心に満ちたカプア*3の勢力も,猛々しいスパルタクス*4も,(5)
 忠誠のないアッロブロクス*5も,反乱によって,滅ぼす力はなかったし,
体を青く塗る獰猛なゲルマーニアも,
 先祖にも忌み嫌われるハンニバルも,支配しなかった.
我々,呪われた血を持つ世代が,ローマを滅ぼすだろう,
 そして再び,この地は獣どもに占められることだろう.(10)
ああ,野蛮人が勝利者となって,灰燼を踏みつけるだろう,そして都を
 野蛮人の騎兵は,高鳴る蹄でむち打つだろう,
そして,風からも日ざしからも守られているロームルスの骨を
 (見るもおぞましいことだが)厚かましくも散り散りにするだろう.


*1 サムニウムのマールシー族は前90-88年のマールシー戦争で,ローマへの反乱の主導をする.
*2 前509年,追放されたタルクィニウス王をローマに戻すべく,ローマに軍をすすめたエトルーリアのクルーシウムの王.
*3 カンナエの戦いの後,ハンニバルについた,ローマに次ぐイタリアの勢力であた.
*4 奴隷反乱(前73-71)を率いたトラキア出身の奴隷.
*5 ガリアの一族で,ハンニバルを支持した.


【2006/02/14 22:14】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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