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カトゥッルス68歌87-104

nam tum Helenae raptu primores Argivorum
 coeperat ad sese Troia ciere viros,
Troia (nefas!) commune sepulcrum Asiae Europaeque,
 Troia virum et virtutum omnium acerba cinis,    90
quaene etiam nostro letum miserabile fratri
 attulit. ei misero frater adempte mihi,
ei misero fratri iucundum lumen ademptum,
 tecum una tota est nostra sepulta domus,
omnia tecum una perierunt gaudia nostra,      95
 quae tuus in vita dulcis alebat amor.
quem nunc tam longe non inter nota sepulcra
 nec prope cognatos compositum cineres,
sed Troia obscena, Troia infelice sepultum
 detinet extremo terra aliena solo.         100
ad quam tum properans fertur <lecta> undique pubes
 Graeca penetralis deseruisse focos,
ne Paris abducta gavisus libera moecha
 otia pacato degeret in thalamo.

というのも,その時ヘレネーの強奪によって,アルゴス勢の最も高貴なものらを
 トロイアは自分のところに呼んだのだ.
トロイアよ,許されぬ町よ,アジアとヨーロッパの共通の墓よ,
 トロイアよ,勇敢な男たち全ての,惨い墓よ,(90)
我が兄弟にも無惨な詩をもたらした町よ.
 ああ,哀れな私から奪われた兄弟よ,
ああ,哀れな兄弟から奪われた心地よい光よ,
 お前とともに,私の家全てが葬り去られた
お前と一緒に私の喜びは滅びてしまった,(95)
 お前の甘い愛が,生きているときに育んだその喜びが.
その兄弟は,かくも長く,馴染みの墓の間にも,
 親類の遺骸の近くにも葬られず,
ふしだらなトロイアが,見知らぬ地,トロイアが
 最果ての土に葬られた兄弟を持っているのだ.(100)
そこへ,その時,至る所から集められたギリシアの
 若者が,そこへ向かって,家のなかの炉を捨てたという.
パリスが,奪った売女を楽しんで
 ぬくぬくと閨で自由な閑暇を過ごさせないために.


【2005/12/25 12:59】 Catullus 68 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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