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キケロー『カエリウス弁護』12



(12) at studuit Catilīnae, cum iam aliquot annōs esset in forō, Caelius. et multī hoc idem ex omnī ōrdine atque ex omnī aetāte fēcērunt. habuit enim ille, sīcutī meminisse vōs arbitror, permulta maximārum nōn expressa signa sed adumbrāta virtūtum. ūtēbātur hominibus improbīs multīs; et quidem optimīs sē virīs dēditum esse simulābat. erant apud illum inlecebrae libīdinum multae; erant etiam industriae quīdam stimulī ac labōris. flagrābant vitia libīdinis apud illum; vigēbant etiam studia reī mīlitāris. neque ego umquam fuisse tāle mōnstrum in terrīs ūllum putō, tam ex contrāriīs dīversīsque atque inter sē pugnantibus nātūrae studiīs cupīditātibusque cōnflātum.

(12) 確かに,彼はカティリーナに入れあげたのですが,それは,既に何年か公事にカエリウス君が携わった後のことです.また,あらゆる階級の,そうしてあらゆる年代の多くの人々が,これと同じことをしたのです.というのも,かの人物は,あなた方も覚えておいでと私は思いますが,極めて多くの,明白ではないが,それらしく見える最大の美徳の徴候を持ちあわせていたのです.彼は多くの不正な輩と親交がありました.一方で,最良の人々に献身的なふりをしておりました.彼には劣情へ誘うものが多くありました.一方で,勤勉と労苦に向けて刺激するものもなにがしかあったのです.彼には,劣情の悪徳が燃え盛っておりました.一方で軍事への熱意もまた盛んだったのです.決して一度たりともこのような化け物は一人でも地上にいたことがあったとは思えません.これほどに相反しかつ多様性に富み,違いに矛盾する生来の熱意と欲望が混ざり合った,そんな化け物は.


【2018/03/07 23:43】 Cicero Pro Caelio | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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