FC2ブログ
ラテン語徒然  ラテン語の翻訳・覚え書きなど
log-in  ラテン語入門 作家別インデックス 文法資料 リンク集 ギリシア語フォントについて アーカイブ他
歴史地図 伊北 伊南 希北 希南 小ア PHI Perseus POxy KVK CiNii L-S Georges Gildersleeve 省略記号 Text Archive BMCR DCC BMCR 日本西洋古典学会

キケロー 『カティリーナ弾劾』 第一弁論 28

(28) "quid tandem tē impedit? mōsne maiōrum? at persaepe etiam prīvātī in hāc rē pūblicā perniciōsōs cīvēs morte multārunt. an lēgēs, quae dē cīvium Rōmānōrum suppliciō rogātae sunt? at numquam in hāc urbe, quī ā rē pūblicā dēfēcērunt, cīvium iūra tenuērunt. an invidiam posteritātis timēs? praeclāram vērō populō Rōmānō refers grātiam, quī tē, hominem per tē cognītum, nūllā commendātiōne maiōrum tam mātūrē ad summum imperium per omnīs honōrum gradūs extulit, sī propter invidiam aut alicuius perīculī metum salūtem cīvium tuōrum neglegis."


(28) 「一体何がお前を阻むのか?父祖の習慣か?だが実に頻繁に,この国家では破壊を企てる市民らを,人々は私的に死刑に処してきたのだ*1.それとも,ローマ市民の刑罰について通過成立した法律*2か?だがこの都では,国家に叛いた者どもは,市民の権利を保った例は決してなかったのだ.それとも,後世の憎しみをお前は恐れるのか?ローマ人民はお前自身を通してのみ世に認められたお前を,いかなる父祖の支持推薦にもよらずに,かくも早々とあらゆる出世の段階を通らせて最高権力にまで登らせた*3のだが,もしお前が憎しみや何らかの危険を恐れるが故に,お前の同胞市民の安全を蔑ろにするなら,お前は実に大層すばらしい感謝をローマ人民に返すのだな」

*1 キケロー自身の例では第1弁論3と注*1 参照(http://litterae.blog8.fc2.com/blog-entry-2279.html).
*2 ウァレリウス法(前508年),ポルキウス法(前197年頃),センプロニウス法(前123年)などの法律により,ケントゥリア民会での裁判を経ずに処刑することはできなかった.
*3 キケローは地方の騎士階級出身の「新人」(novus homo)であり,自分の弁論の才能で法廷活動を行い,そこから生まれた人望で出世街道を歩み,その過程の各官職は最初年齢で就任し,執政官も最小年齢の43歳で就任した.




【2014/11/16 20:32】 Cicero In Catilinam | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ


この記事に対するコメント

TOPへ


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

TOPへ


この記事に対するトラックバックトラックバックURL
→http://litterae.blog8.fc2.com/tb.php/2315-bd7b64b2

TOPへ


PROFILE

  • Author:メレアグロス
  • 気が向いた時にラテン語を訳したりしています.
    ヘレニズムのギリシア語もたまに訳しています.

    問い合わせ先(メールフォーム)
  • RSS1.0
  • CM, TB, ARCHIVE

    COMMENT
  • メレアグロス [06/06 15:20] 
  • outis [06/05 21:42] 
  • メレアグロス [06/05 10:37] 
  • outis [06/01 22:33] 
  • メレアグロス [05/28 18:31] 
  • outis [05/26 23:35] 
  • Succarum [09/24 20:12] 
  • メレアグロス [09/24 00:15] 
  • Succarum [09/23 16:32] 
  • メレアグロス [11/06 01:49] 
    TRACKBACK
  • えいじゅなすの本棚 - 英語, 医学, 投資の専門書レビューブログ:Wheelock's Latin(05/26)

  • ARCHIVE
  • 2019年03月 (1)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年08月 (1)
  • 2018年05月 (3)
  • 2018年03月 (20)
  • 2018年02月 (25)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2016年01月 (1)
  • 2015年08月 (1)
  • 2015年07月 (1)
  • 2015年06月 (1)
  • 2015年05月 (2)
  • 2015年04月 (1)
  • 2015年03月 (4)
  • 2015年02月 (1)
  • 2015年01月 (1)
  • 2014年12月 (4)
  • 2014年11月 (24)
  • 2014年10月 (6)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (10)
  • 2014年04月 (3)
  • 2014年03月 (3)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (2)
  • 2013年12月 (3)
  • 2013年11月 (4)
  • 2013年10月 (25)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (5)
  • 2013年07月 (6)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年05月 (2)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (2)
  • 2012年12月 (1)
  • 2012年10月 (6)
  • 2012年09月 (27)
  • 2012年08月 (32)
  • 2012年07月 (47)
  • 2012年06月 (50)
  • 2012年05月 (3)
  • 2009年10月 (1)
  • 2009年09月 (2)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (7)
  • 2009年06月 (14)
  • 2009年05月 (2)
  • 2009年03月 (40)
  • 2009年02月 (14)
  • 2009年01月 (75)
  • 2008年12月 (26)
  • 2008年11月 (22)
  • 2008年10月 (60)
  • 2008年09月 (95)
  • 2008年08月 (68)
  • 2008年07月 (42)
  • 2008年06月 (54)
  • 2008年05月 (49)
  • 2008年04月 (49)
  • 2008年03月 (35)
  • 2008年02月 (9)
  • 2008年01月 (27)
  • 2007年12月 (40)
  • 2007年11月 (35)
  • 2007年10月 (26)
  • 2007年09月 (43)
  • 2007年08月 (10)
  • 2007年05月 (33)
  • 2007年04月 (8)
  • 2007年03月 (61)
  • 2007年02月 (51)
  • 2007年01月 (75)
  • 2006年12月 (68)
  • 2006年11月 (23)
  • 2006年10月 (56)
  • 2006年07月 (1)
  • 2006年06月 (7)
  • 2006年05月 (125)
  • 2006年04月 (77)
  • 2006年02月 (34)
  • 2006年01月 (69)
  • 2005年12月 (54)
  • 2005年11月 (50)
  • 2005年10月 (7)
  • 2005年09月 (106)
  • 2005年08月 (38)
  • 2005年07月 (4)