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キケロー 『カティリーナ弾劾』 第一弁論 14

(14) quid vērō? nūper cum morte superiōris uxōris novīs nuptiīs locum vacuefēcissēs, nōnne etiam aliō incrēdibilī scelere hoc scelus cumulāvistī? quod ego praetermittō et facile patior silērī, nē in hāc cīvitāte tantī facinoris immānitās aut exstitisse aut nōn vindicāta esse videātur. praetermittō ruīnās fortūnārum tuārum, quās omnīs proximīs Īdibus tibi impendēre sentiēs: ad illa veniō, quae nōn ad prīvātam ignōminiam vitiōrum tuōrum, nōn ad domesticam tuam difficultātem ac turpitūdinem, sed ad summam rem pūblicam atque ad omnium nostrum vītam salūtemque pertinent.


(14) さらにどうだ?最近お前は前妻の殺害によって,新たな婚姻のための場所を空けた後に,別の信じ難い悪事*1をこの悪事に重ねたではないか?この国家においてこれほどまでの巨悪が存在したり,罰されたりせずにいたと思われないようにするために,このことを私は触れずにおくし,このことが沈黙されていることを寛大に我慢する.お前も知ることになるところの,次の望日*2にお前に迫っているお前の財産の壊滅のことも触れずにおこう.お前の悪徳による個人的な不名誉,お前の家の困難と醜態にかかわることではなく,国家の存続と我々全員の生命と安全にかかわることに,私は話を進めよう.


*1 新妻の歓心を買うために前妻との子を殺害したこと.
*2 ローマの暦では,朔日,月の真ん中の日であるイードゥス,イードゥスの9日前であるノーナエが金銭のやり取りの期限となる.ここでは日本の太陰暦の望日を訳にあてているが,太陰暦の望日が15日であるのに対して,ローマのイードゥスは3月・5月・7月・10月では15日であるものの,それ以外の月では13日であった.キケローのこの弁論は,前63年11月7日(ノーナエ)か8日に行われたものなので,次の支払日であるイードゥスは11月13日である.


【2014/11/02 23:20】 Cicero In Catilinam | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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