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ラテン語入門 7 文字と発音など(7) 子音(3) 共鳴音(流音 r l 鼻音 m n)

 子音の続きです.

 r l m n は,有声の母音で,ラテン語などでは共鳴音としてひとくくりにされます.

 r l の二つは,ラテン語では流音という名前でくくられています.まあこれは比較言語学などでもひとまとめに考えた方が都合がいいことが多いためですが,多分現代の音声学者がみたら腰を抜かすほどの古風な呼び名でしょう.r はふるえ音(イタリア語などで使われる,いわゆる巻き舌の r)で,l は側面音です.幸い英語と違って,r の方は巻き舌なので,区別は容易です.どちらもカタカナで表すなら,ラリルレロになってしまいますが.例をあげると……

  rēs「物」レース āra「祭壇」アーラ ōrātor「弁論家」オーラートル
  rīpa「川岸」リーパ carmen「歌」カルメン
  līnea「線」リーネア legō「集める,読む」レゴー color「色」コロル
  oleum「(オリーブ)油」オレウム lacrima「涙」ラクリマ

 厳密に言えば,l の音は,母音 e i が続く時と ll は「明るい l」,母音 a o u と他の子音が続く時には「暗い l」[ɫ] になりますが,まあ気にしないでもいいでしょう.

 m n は現代の音声学同様に,鼻音と呼ばれます.m はマミムメモ,n はナニヌネノの音です.例をあげると……

  mūs「ネズミ」ムース amīcus「親しい,友」アミークス mare「海」マレ homō「人」ホモー
  nōn「…でない」ノーン cinis「灰」キニス nūbēs「雲」ヌーベース nemus「森」ネムス
  omnis「すべての」オムニス anima「息,魂」アニマ




【2013/10/11 21:02】 ラテン語入門 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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