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ホラーティウス『書簡集』2巻1歌139-155

agricolae prisci, fortes parvoque beati,
condita post frumenta levantes tempore festo 140
corpus et ipsum animum spe finis dura ferentem,
cum sociis operum et pueris et coniuge fida,
Tellurem porco, Silvanum lacte piabant,
floribus et vino Genium memorem brevis aevi.
Fescennina per hunc inventa licentia morem  145
versibus alternis opprobria rustica fudit,
libertasque recurrentes accepta per annos
lusit amabiliter, donec iam saevus apertam
in rabiem coepit verti iocus et per honestas
ire domos impune minax. doluere cruento   150
dente lacessiti, fuit intactis quoque cura
condicione super communi, quin etiam lex
poenaque lata, malo quae nollet carmine quemquam
describi; vertere modum, formidine fustis
ad bene dicendum delectandumque redacti.  155

古の農夫らは,逞しく僅かなもので幸福であったのですが,
穀物を収穫した後,祭りの時に
肉体と終わりが来ることの望みによって辛さを耐えた心を癒しつつ,
仕事仲間と子供たちと忠実な妻とともに,
大地を豚で,シルワーヌス*1を乳で宥め,
人生の短さ知るゲニウス*2は花々と葡萄酒で宥めたものでした.
フェスケンニアの無礼講が,この習慣により考えだされ,
交互に交わされる詩行で田舎臭い悪態が吐き出されました.
この自由は繰り返し年毎に受け入れられ,
愛嬌もって遊ばれたのですが,ついには激しい冗談があからさまな
憤怒へと変わり始め,そして罰されることもない脅威となって
立派な家々に次々と矛先を向け始めました.人々は血塗られた
歯により攻撃されて苦しみ,無事であった人々にとってもまた,
共同体の有様についての危機感が生じました.ついには
悪意ある歌によっていかなる人物も描写されてはならぬという
法律と罰則が設けられました.棍棒への恐怖から,人々は調子を変え,
褒め言葉を言い,人を喜ばすほうに変わりました.


*1 イタリアの森と土地の神.
*2 ここでは個人を守る守護神.実際は様々なもののゲニウスが存在する.



【2012/07/17 00:37】 Horatius Epistulae | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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