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ホラーティウス『談話集』2巻4歌12-34

longa quibus facies ovis erit, illa memento
ut suci melioris et ut magis alba rotundis,
ponere; namque marem cohibent callosa vitellum.
cole suburbano qui siccis crevit in agris    15
dulcior; irriguo mihi est elutius horto.
si vespertinus subito te oppresserit hospes,
ne gallina malum responset dura palato,
doctus eris vivam mixto mersare Falerno;
hoc teneram faciet. pratensibus optima fungis 20
natura est; aliis male creditur. ille salubris
aestates peraget, qui nigris prandia moris
finiet, ante gravem quae legerit arbore solem.
Aufidius forti miscebat mella Falerno,
mendose, quoniam vacuis committere venis  25
nil nisi lene decet; leni praecordia mulso
prolueris melius. si dura morabitur alvus,
mitulus et viles pellent obstantia conchae
et lepathi brevis herba, sed albo non sine Coo.
lubrica nascentes implent conchylia lunae;  30
sed non omne mare est generosae fertile testae;
murice Baiano melior Lucrina peloris,
ostrea Circeiis, Miseno oriuntur echini,
pectinibus patulis iactat se molle Tarentum.


13 alma Bentley : alma codd.


(カ) 卵は,見た目の長いものが,
丸いものより旨い汁があり,より肥えている*1ので,それを
出すのを忘れずに.なぜなら,それらは殻が固く,雄の黄身を持っているのだ.
郊外で育ったキャベツよりも,乾いた畑で育ったほうが
甘い.よく灌漑された菜園のものは,私見ではより味けないものだ.
夕方突然客が押し掛けて来た場合に,
雌鶏が固くて口に合わないことのないように,
生きた雌鶏を割ったファレルヌム葡萄酒につけておくのが賢いやりかただろう.
こうすることが,雌鶏を柔らかくするだろう.牧場の茸は
最上の品質がある.他のものは,信用し難い.健康に
夏を過ごす事ができるであろう,陽が強くなる前に樹から摘んだ
黒い野苺で昼食*2を終えるような者は.
アウフィディウス*3は,強い葡萄酒に蜂蜜を混ぜていたが,
間違っている.というのも,血管が空の時には,
軽い葡萄酒以外はふさわしくない.薄い蜂蜜酒で胃を
先に浸すほうがよい.もし腹が重く滞っているなら,
ムール貝とありきたりの貝,スイバ*4の短い草は,
つかえを追い出すだろう,だが必ずコースの白葡萄酒*5と一緒にだ.
新月は滑らかな貝の身を満たす.
しかし,全ての海が,上質の貝類で豊かというわけではない.
バイアエの紫貝よりも,ルクリーヌスのカラス貝のほうがよく,
牡蠣はキルケーイー,ウニはミーセーヌムの名産だ.
穏やかなタレントゥムは,大きいホタテ貝で自慢する*6


*1 Bentleyの憶測によるalmaで訳す.写本の alba の場合,「より白い」となる.
*2 ローマ人は,基本的に朝食(ientaculum)と夕食(cena)をとる.その間,昼食(prandium)を取る.
*3 不詳.
*4 wikipedia参照.http://ja.wikipedia.org/wiki/スイバ
*5 現代の白ワインとは異なる.海水が混ぜられた(!)葡萄酒で,leucocoumと呼ばれる.
*6 地名については地図参照.キルケーイーは地図上Ca,タレントゥムはGb,バイアエ,ルクリーヌス,ミーセーヌムはGbと右下"Vicinity of Naples"を参照.






【2012/06/18 17:22】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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