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ホラーティウス『談話集』2巻4歌1-11

Hor. unde et quo Catius? Cat. non est mihi tempus aventi
ponere signa novis praeceptis, qualia vincant
Pythagoran Anytique reum doctumque Platona.
Hor. peccatum fateor, cum te sic tempore laevo
interpellarim; sed des veniam bonus, oro.   5
quod si interciderit tibi nunc aliquid, repetes mox,
sive est naturae hoc sive artis, mirus utroque.
Cat. quin id erat curae, quo pacto cuncta tenerem,
utpote res tenuis, tenui sermone peractas.
Hor. ede hominis nomen, simul et Romanus an hospes. 10
Cat. ipsa memor praecepta canam, celabitur auctor.

(ホラーティウス) 何処から何処へ行くのですか,カティウスよ.(カ) 私には時間がないのだ,
新しい教説を暗記したいのでね.それは
ピーュタゴラースや,アニュトスの被告*1,博識のプラトーンにも勝るようなものだよ.
(ホ) あなたをこのように都合の悪い時に邪魔をしてしまい,
失礼をしました.ですが,快くお許し下さるようお願いします.
しかしもしあなたから今何かこぼれおちても,すぐにあなたは思い出すでしょう,
それがあなたの生まれつきであれ,技術であれ,あなたはどちらもすばらしいのですから.
(カ) それどころか,私が苦心していたのは,丸々全体をどうやって覚えるかなのだ,
なんとなればそれは精緻なもので,精緻な語り口で語り通されたのだから.
(ホ) その人の名をおっしゃってください,ローマ人かよその人かも一緒に.
(カ) その教説そのものを,私は暗唱しよう,作者は隠しておこう.


*1 ソークラテースのこと.




【2012/06/16 02:43】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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