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ホラーティウス『談話集』2巻2歌112-136 (完結)

quo magis his credas, puer hunc ego parvus Ofellum
integris opibus novi non latius usum
quam nunc accisis. videas metato in agello
cum pecore et gnatis fortem mercede colonum, 115
'non ego' narrantem, 'temere edi luce profesta
quicquam praeter olus fumosae cum pede pernae.
ac mihi seu longum post tempus venerat hospes,
sive operum vacuo gratus conviva per imbrem
vicinus, bene erat non piscibus urbe petitis,   120
sed pullo atque haedo; tum pensilis uva secundas
et nux ornabat mensas cum duplice ficu.
post hoc ludus erat culpa potare magistra,
ac venerata Ceres, ita culmo surgeret alto,
explicuit vino contractae seria frontis.      125
saeviat atque novos moveat Fortuna tumultus,
quantum hinc imminuet? quanto aut ego parcius aut vos,
o pueri, nituistis, ut huc novus incola venit?
nam propriae telluris erum natura neque illum
nec me nec quemquam statuit: nos expulit ille, 130
illum aut nequities aut vafri inscitia iuris,
postremum expellet certe vivacior heres.
nunc ager Umbreni sub nomine, nuper Ofelli
dictus, erit nulli proprius, sed cedet in usum
nunc mihi, nunc alii. quocirca vivite fortes,    135
fortiaque adversis opponite pectora rebus.'

(ホラーティウス)これらを君がもっと信じられるように言うが,私が小さい時,このオフェッルスが
まだ財産がちゃんとあった時でも,財産が削られた今よりも
その財産を広く使っていなかったのを,この私が覚えている.君は刈り取られた畑で
家畜と子供と一緒に,雇われの逞しい小作人の彼が語るのを見るだろう.
「私はといえば,野菜と薫製の豚ハムの腿以外のものは
平日にやたらに食べたりなど決してしなかった,
そして,久しぶりに客が私のところにやって来たり,
雨のせいで仕事がなくて,隣人が楽しい宴客になりに来た時には,
魚を街で求めたりせずに,
鶏と仔山羊で楽しく過ごした.そのときは干し葡萄と
胡桃が,割った干し無花果とともにデザートの食卓を飾った.
この後で,恥を知る気持ちを宴の主として*1
そしてケレース女神が,高い穂先の上にあらわれますように,と崇められ,
葡萄酒に酔って,眉間によったしかめっ面がほどかれた.
運命女神が荒れ狂い,新しい内乱を引き起こしそうと,
ここからどれほどのものを取り去るというのか?私や,子供らよ,お前達が,
ここに新しい住人が来たてから,どれほど血色が悪くなったろうか.
なぜならば,自然は,彼らも私もいかなる者も,
大地の主人と決めてわがものにさせはしないのだ.我々をやつは追い出したが,
彼らを無能さと細かい法律の無知が,
最後にはもっと逞しい相続人がきっと追い払うだろう.
今はウンブレーヌスの名前で,最近まではオフェッルスの名前で
呼ばれていた畑は,誰の所有物でもなく,時に私が,
時に別な者に,使うに任されているのだ.それゆえ,お前達は逞しく生き,
そして逆境に力強く胸をあわせるがよい」

*1 ギリシア式の宴では,宴の主 magister (arbiter, rex) bibendi を選んで花冠をかぶせ宴を仕切らせ,飲んだあげくに羽目を外しすぎた宴客にペナルティー(酒を飲み干させたり,杯を取り上げるなど)を課した.ここでは宴の主を置かず,自分たち自身のモラル感覚で節度をもって宴をしたということが語られている.




【2012/06/15 18:14】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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