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ホラーティウス『談話集』2巻2歌53-69

sordidus a tenui victu distabit, Ofello
iudice; nam frustra vitium vitaveris illud,
si te alio pravum detorseris. Avidienus  55
cui Canis ex vero ductum cognomen adhaeret,
quinquennis oleas est et silvestria corna,
ac nisi mutatum parcit defundere vinum, et
cuius odorem olei nequeas perferre, licebit
ille repotia, natalis, aliosve dierum    60
festos albatus celebret, cornu ipse bilibri
caulibus instillat, veteris non parcus aceti.
quali igitur victu sapiens utetur, et horum
utrum imitabitur? hac urget lupus, hac canis, aiunt.
Mundus erit, qua non offendat sordibus, atque 65
in neutram partem cultus miser. hic neque servis,
Albuci senis exemplo, dum munia didit,
saevus erit, nec sic ut simplex Naevius unctam
convivis praebebit aquam; vitium hoc quoque magnum.


汚い生き方は,質素な生き方からは,オフェッルスの判断では
かけ離れたものとなろう.なぜなら,もし別の方向へ自分を枉げて
しまうなら,その悪徳を避けても意味がなかろう.アーウィディエーヌスには,
真実から来たところの,犬儒という添え名がついているが,
5年もののオリーブと森の西洋サンシュユ*1を食い,
その上,すえたものでなければ,葡萄酒を注ぐのもケチり,そして,
臭いが耐えられないようなオリーブ油を,
結婚の後祝いの宴*2や誕生日やその他の祭日を
当人が白い晴れ着を来て祝う時でも,自ら2リブラ*3の角の油差しから
キャベツに垂らす.古い酢ならば彼はケチりもしないのだが.
それでは,賢人はどのような生き方を取るだろうか,そして,これら
のうち,どちらに倣うべきか.諺にあるように,こちらでは狼が迫り,こちらでは犬が迫るのだ.
人は上品だといえるだろう,そうすることで,汚物で気分を害することもなく,そして
どちらの方向にも生き様惨めとならなければ.こうした者は,奴隷達に
仕事を与える時に,アルブキウス老人の例のように,
厳しくはならないだろう,また,単純なナエウィウスのように,脂の浮いた
手水を宴客に差し出しはしないだろう.これもまた,大きな悪徳なのだ.



*1 http://www.weblio.jp/content/西洋山茱萸参照.森の中から取る食物は,耕作を知る以前の人間の食べ物で,野蛮さや貧しさを表す.
*2 結婚式の後日になって宴が催され,祝われた.
*3 650gぐらい.




【2012/06/13 02:11】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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