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ホラーティウス『談話集』2巻1歌24-46

'quid faciam? saltat Milonius, ut semel icto
accessit fervor capiti numerusque lucernis;     25
Castor gaudet equis, ovo prognatus eodem
pugnis; quot capitum vivunt, totidem studiorum
milia; me pedibus delectat claudere verba
Lucili ritu, nostrum melioris utroque.
ille velut fidis arcana sodalibus olim         30
credebat libris, neque si male cesserat usquam
decurrens alio, neque si bene: quo fit, ut omnis
votiva pateat veluti descripta tabella
vita senis. sequor hunc, Lucanus an Appulus, anceps:
nam Venusinus arat finem sub utrumque colonus,  35
missus ad hoc pulsis, vetus est ut fama, Sabellis,
quo ne per vacuum Romano incurreret hostis,
sive quod Appula gens seu quod Lucania bellum
incuteret violenta. sed hic stilus haud petet ultro
quemquam animantem et me veluti custodiet ensis 40
vagina tectus: quem cur destringere coner
tutus ab infestis latronibus? o pater et rex
Iuppiter, ut pereat positum robigine telum,
nec quisquam noceat cupido mihi pacis! at ille,
qui me commorit (melius non tangere, clamo),   45
flebit et insignis tota cantabitur urbe.'

(ホ)「僕は何をしましょう?ミローニウス*4は,一度酒にやられた頭が
のぼせ上がり,ランプの数も増えて見えるや否や踊り始めます.
カストルは馬を喜び,同じ卵から生まれた兄弟は
拳闘を喜びます*5.生きている人の数と同じだけ,千もの
ご執心があるのです.私はといえば,ルーキーリウスの様に,
言葉を韻にはめ込むのが楽しみなのです,彼は我々のどちらよりも優れた方ですが.
かつて彼はあたかも忠実な仲間に対するように,
本に秘密を委ねていました,そして物事が悪く運んでも,うまく運んでも,決して
別な所に向かう事はありませんでした.その結果,あたかも
願掛けの絵馬の如くに,その老人の人生は書かれたものとなって全て明らかに
なっています.この人の後を私は追います,私はルーカーニア人かアープリア人か判りませんが.
というのも,ウェーヌーシアの植民者は,両方の領地の傍を耕しているのですから*6
この植民者は,古の伝えによるなら,サベッリー人を追い出して,この地に送られたのです,
それは占有者の居ない場をを通って,敵がローマへと襲ってこないようにと,
あるいはアープリアか,ルーカーニアの好戦的な民が
戦いを仕掛けてこないようにするためです.しかし,この鉄筆*7
生きている者は誰も,自分からは襲わずに,そして私を,あたかも
鞘に納まった刀のように護るでしょう.どうして私が恐ろしい盗賊に
襲われる心配のない時に,それを抜こうとするでしょうか?おお,父であり王である
ユッピテル様,槍はしまわれたまま,錆で駄目になりますように,
そして平和を望む私に誰も害を加えませんように!しかし,
私に挑む者は(触らないほうがいい,と私は叫びますが)
涙を流し,町中で歌われて有名人となるでしょう」


*4 不詳
*5 カストルとポッルークスは白鳥に変じたユッピテルとレーダーの子で,卵から生まれたという伝説がある.
*6 ホラーティウスの故郷,ウェヌーシア(現ヴェノーサ)はこの両方の間にある.
*7 蝋板に書くための先の尖った鉄の筆.


【2009/03/24 19:19】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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