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ホラーティウス『談話集』2巻3歌224-46

(St.) "nunc age luxuriam et Nomentanum arripe mecum:
vincet enim stultos ratio insanire nepotes.     225
hic simul accepit patrimoni mille talenta,
edicit, piscator uti, pomarius, auceps,
unguentarius ac Tusci turba impia vici,
cum scurris fartor, cum Velabro omne macellum
mane domum veniant. quid tum? venere frequentes: 230
verba facit leno: 'quidquid mihi, quidquid et horum
cuique domi est, id crede tuum et vel nunc pete vel cras.'
accipe, quid contra iuvenis responderit aequus:
'in nive Lucana dormis ocreatus, ut aprum
cenem ego; tu pisces hiberno ex aequore verris.  235
segnis ego, indignus qui tantum possideam: aufer,
sume tibi deciens; tibi tantundem; tibi triplex,
unde uxor media currit de nocte vocata.'
filius Aesopi detractam ex aure Metellae,
scilicet ut deciens solidum absorberet, aceto   240
diluit insignem bacam: qui sanior, ac si
illud idem in rapidum flumen iaceretve cloacam?
Quinti progenies Arri, par nobile fratrum,
nequitia et nugis pravorum et amore gemellum,
luscinas soliti impenso prandere coemptas,    245
quorsum abeant? sani ut creta an carbone notandi?"

(ステ.の言葉の続き)『今度はさあ,贅沢とノーメンターヌスを,私と一緒に取り上げるがよい.
なぜなら,理性は愚かな放蕩息子は狂っているということを首尾よく証明するだろうから.
この者は,遺産の千タレントゥムを受け取るや否や,
魚屋,果物屋,鳥屋,
香水屋,トゥスクス通りのヤクザ集団,
道化師どもに加えてソーセージ屋,肉屋はウェーラーブルム*40ごと,
朝早くに家に来るようにと布告した.そうしてどうなったか?彼らは次々と押し掛けてきた.
女衒が口上を申し上げた.「何であれ私の者は,そしてこれらの
各々の家にあるものはあなたの物とお思い下さい,そして,今でも明日でも申し付け下さい」
聞き給え,これに対してこの公正なる若者が何を答えたのかを.
「私が晩餐で猪が食べれるようにと,君はルーカーニア*41の雪の中ですね当てつけて
寝ている.君はといえば,冬の海で魚に網している.
私の方は怠け者であり,これほどのものを持つには相応しくない者だ.お前は
100万セステルティウスを取れ,お前は同じだけ,お前は三倍だ,
お前の奥さんは真夜中に呼ばれて走ってきたからな」
アエソープス*42の息子は,メテッラの耳から外した素晴らしい真珠を,
100万セステルティウスを丸ごと飲み込むために,酢で
溶かしてしまった.この者は,
同じ真珠を奔流や下水に投げ込む場合より,まともであろうか?
クィントゥス・アッリウス*43の息子たちは,同高貴な兄弟であって
戯れ事と下らぬ所行と悪事を好んですることには全く等しい兄弟であったが,
彼らはナイチンゲール*44を大枚はたいて買っては食べるのが常であったが,
彼らはどちら側にいるのだろうか?白墨で正気と記されるべきか,木炭で狂気と記されるべきか*45?』


*40 ウェーラーブルムには食料品売り場があった.
*41 ルーカーニア(イタリアを靴とすると,甲からつま先まで)はいい猪が取れるとされた.
*42 キケロー時代の有名な役者.
*43 86行注参照.
*44 もちろん非常に高価であった.
*45 ローマでは吉日は白墨,凶日は炭で記された.


【2009/03/12 22:04】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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