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ホラーティウス『歌集』3巻17歌

Aeli vetusto nobilis ab Lamo–
quando et priores hinc Lamias ferunt
 denominatos et nepotum
  per memores genus omne fastus

auctore ab illo ducit originem,   5
qui Formiarum moenia dicitur
 princeps et innantem Maricae
  Litoribus tenuisse Lirim

late tyrannus–: cras foliis nemus
multis et alga litus inutili      10
 demissa tempestas ab Euro
  sternet, aquae nisi fallit augur

annosa cornix: dum potes, aridum
compone lignum: cras genium mero
 curabis et porco bimenstri    15
  cum famulis operum solutis.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


アエリウス*1よ,いにしえのラモス*2に由来せる高貴な方よ,
というのは,伝えられるところでは,ここからラミア家の先祖たちが
 その名を引いており,そしてその子孫たちの
  氏族も皆系譜録によって

その創始者に起源を引いているからである,
その始祖は,フォルミアエ*3の城壁を,
 また,マリーカの岸辺に流れ入る
  リーリス川*4を広く統べる君主として

支配したと伝えられる.明日は聖林には
多くの木の葉を,そして岸辺には役に立たぬ海藻を,
 東から送り込まれた嵐が
  ばらまくだろう,もし年老いた鴉の

雨の予言が裏切っているのでなければ.できるうちに,乾いた
薪を集めたまえ.明日は守護神に生酒と
 二ヶ月の子豚を捧げることになろう,
  仕事から解放された奴隷達とともに.


*1 ルーキウス・アエリウス・ラミアのこと.
*2 シチリアの巨人族で,フォルミアエを創建.
*3 ローマより南東約120km,アッピア街道沿いの海岸の町.
*4 リーリス川はフォルミアエから10kmほど東の町ミントゥルナエを河口とする川.マリーカはミントゥルナエの妖精で,ミントゥルナエと海岸までの間のリーリス川の沼沢地にはマリーカの社があった.マリーカはファウヌスと交わってラティーヌスを生んだとされる.


【2009/01/27 20:10】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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