FC2ブログ
ラテン語徒然  ラテン語の翻訳・覚え書きなど
log-in  ラテン語入門 作家別インデックス 文法資料 リンク集 ギリシア語フォントについて アーカイブ他
歴史地図 伊北 伊南 希北 希南 小ア PHI Perseus POxy KVK CiNii L-S Georges Gildersleeve 省略記号 Text Archive BMCR DCC BMCR 日本西洋古典学会

ホラーティウス『歌集』3巻3歌49-72 (完結)

aurum irrepertum et sic melius situm,
cum terra celat, spernere fortior   50
 quam cogere humanos in usus
  omne sacrum rapiente dextra.

quicumque mundo terminus obstitit,
hunc tangat armis, visere gestiens,
 qua parte debacchentur ignes,   55
  qua nebulae pluviique rores.

sed bellicosis fata Quiritibus
hac lege dico, ne nimium pii
 rebusque fidentes avitae
  tecta velint reparare Troiae.   60

Troiae renascens alite lugubri
fortuna tristi clade iterabitur,
 ducente victrices catervas
  coniuge me Iovis et sorore.

ter si resurgat murus aeneus     65
auctore Phoebo, ter pereat meis
 excisus Argivis, ter uxor
  capta virum puerosque ploret."

non hoc iocosae conveniet lyrae;
quo, Musa, tendis? desine pervicax  70
 referre sermones deorum et
  magna modis tenuare parvis.

(ユーノーの言葉)見いだされてはおらず,そして大地は隠しているうちは,
それによってより優れたものとなる黄金を,
 あらゆる聖なるものを奪う右手で,人々の利用に向かわしめるよりも,
  あえて蔑むにより断固たる者は,

如何なる境界が世界に立ちはだかろうと,
その境界を彼は武器にて触れるがよい,もし
 どの部分で火が跳梁跋扈しているのか*12
  どの部分で霧と雨の雫がそうであるのか*13を知りたいのであれば.

しかし好戦のクィリーヌスの民*14には,この宿命を
私は告げよう,ただしこの条件,すなわち,あまりに父祖に信心深く,
 運命に信頼するあまり,父祖の
  トローヤの家を再建することを望まぬという限りにおいてであるが.

トローヤの幸福は,凶兆とともに
蘇り,悲惨な壊滅とともに,それは繰り返されるだろう,
 ユッピテルの妻であり妹たる私が
  勝利者たる軍勢を率いる限り.

もし三度青銅の城壁が
ポイボスの助けにより再起しようとも,三度我が
 アルゴス勢*15により打ち倒され壊滅し,三度妻は
  捕らえられ,夫と息子を悼み泣こう」

これは楽しきリュラには相応しくはないだろう.
どこへ,ムーサよ,向かわれているのですか.お止めください,頑に
 神々の言葉を告げ,そして
  偉大な事を小さな形式にいれてちっぽけにすることは.


*12 熱帯の地域. *13 北方の地域. *14 ローマ人. *15 ギリシア人.


【2008/12/28 14:24】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ


この記事に対するコメント

TOPへ


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

TOPへ


この記事に対するトラックバックトラックバックURL
→http://litterae.blog8.fc2.com/tb.php/1763-f0ad3a73

TOPへ


PROFILE

  • Author:メレアグロス
  • 気が向いた時にラテン語を訳したりしています.
    ヘレニズムのギリシア語もたまに訳しています.

    問い合わせ先(メールフォーム)
  • RSS1.0
  • CM, TB, ARCHIVE

    COMMENT
  • メレアグロス [06/06 15:20] 
  • outis [06/05 21:42] 
  • メレアグロス [06/05 10:37] 
  • outis [06/01 22:33] 
  • メレアグロス [05/28 18:31] 
  • outis [05/26 23:35] 
  • Succarum [09/24 20:12] 
  • メレアグロス [09/24 00:15] 
  • Succarum [09/23 16:32] 
  • メレアグロス [11/06 01:49] 
    TRACKBACK
  • えいじゅなすの本棚 - 英語, 医学, 投資の専門書レビューブログ:Wheelock's Latin(05/26)

  • ARCHIVE
  • 2019年03月 (1)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年08月 (1)
  • 2018年05月 (3)
  • 2018年03月 (20)
  • 2018年02月 (25)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2016年01月 (1)
  • 2015年08月 (1)
  • 2015年07月 (1)
  • 2015年06月 (1)
  • 2015年05月 (2)
  • 2015年04月 (1)
  • 2015年03月 (4)
  • 2015年02月 (1)
  • 2015年01月 (1)
  • 2014年12月 (4)
  • 2014年11月 (24)
  • 2014年10月 (6)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (10)
  • 2014年04月 (3)
  • 2014年03月 (3)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (2)
  • 2013年12月 (3)
  • 2013年11月 (4)
  • 2013年10月 (25)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (5)
  • 2013年07月 (6)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年05月 (2)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (2)
  • 2012年12月 (1)
  • 2012年10月 (6)
  • 2012年09月 (27)
  • 2012年08月 (32)
  • 2012年07月 (47)
  • 2012年06月 (50)
  • 2012年05月 (3)
  • 2009年10月 (1)
  • 2009年09月 (2)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (7)
  • 2009年06月 (14)
  • 2009年05月 (2)
  • 2009年03月 (40)
  • 2009年02月 (14)
  • 2009年01月 (75)
  • 2008年12月 (26)
  • 2008年11月 (22)
  • 2008年10月 (60)
  • 2008年09月 (95)
  • 2008年08月 (68)
  • 2008年07月 (42)
  • 2008年06月 (54)
  • 2008年05月 (49)
  • 2008年04月 (49)
  • 2008年03月 (35)
  • 2008年02月 (9)
  • 2008年01月 (27)
  • 2007年12月 (40)
  • 2007年11月 (35)
  • 2007年10月 (26)
  • 2007年09月 (43)
  • 2007年08月 (10)
  • 2007年05月 (33)
  • 2007年04月 (8)
  • 2007年03月 (61)
  • 2007年02月 (51)
  • 2007年01月 (75)
  • 2006年12月 (68)
  • 2006年11月 (23)
  • 2006年10月 (56)
  • 2006年07月 (1)
  • 2006年06月 (7)
  • 2006年05月 (125)
  • 2006年04月 (77)
  • 2006年02月 (34)
  • 2006年01月 (69)
  • 2005年12月 (54)
  • 2005年11月 (50)
  • 2005年10月 (7)
  • 2005年09月 (106)
  • 2005年08月 (38)
  • 2005年07月 (4)