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ホラーティウス『歌集』3巻3歌25-48

iam nec Lacaenae splendet adulterae 25
famosus hospes nec Priami domus
 periura pugnaces Achivos
  Hectoreis opibus refringit,

nostrisque ductum seditionibus
bellum resedit. protinus et gravis   30
 iras et invisum nepotem,
  Troica quem peperit sacerdos,

Marti redonabo; illum ego lucidas
inire sedes, ducere nectaris
 sucos et adscribi quietis      35
  ordinibus patiar deorum.

dum longus iter saeviat Ilion
Romamque pontus, qualibet exsules
 in parte regnanto beati;
  dum Priami Paridisque busto   40

insulet armentum et catulos ferae
celent inultae, stet Capitolium
 fulgens triumphatisque possit
  Roma ferox dare iura Medis.

horrenda late nomen in ultimas    45
extendat oras, qua medius liquor
 secernit Europen ab Afro,
  qua tumidus rigat arva Nilus.

今やもうラコニアの姦婦*7の目に
悪名高い客人*8が輝かしく映ることもなく,プリアモスの
 不実の館も,攻め寄せるアカイア人を
  ヘクトルの力でねじ伏せることもない.

我々の仲違いによって長引いた
戦争は収まった.直ぐにも激しい
 怒りと,トローヤの女司祭*9の生んだ
  厭われた孫*10とを

マールス神に私は返そう.この私が彼に輝かしい
住まいに入ることを,ネクタルの果汁を
 飲むことを,そして神々の
  動ずることなき位に加入することを許そう.

大海がイーリオンとローマの間の
長い道のりを荒れ狂ううちは,どの場所でも
 追放された彼らは幸福に支配するがよい.
  プリアモスとパリスの墓を

家畜が踏みにじり,そして獣どもも罰されることなく
そこに仔を隠すうちは,カピトーリウムが
 輝かしく建ち,勝利をあげたメーディー族*11
  猛者たるローマが法を敷くことも可能たらしめよ,

恐るべきものとして,広く最果ての地までも
その名を広めるもよい,ヨーロッパをアフリカから
 分断する海が間にある所,
  滔々としたナイル川が畑を灌漑するところまでも.


*7 ヘレーネー. *8 パリス. *9 マールス神とともにロームルスとレームスを生んだレア・シルウィア. *10 ロームルス.マールスはユーノーの子であるため. *11 パルティアのこと.


【2008/12/26 12:14】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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