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ホラーティウス『歌集』3巻2歌17-32 (完結)

Virtus repulsae nescia sordidae
intaminatis fulget honoribus,
 nec sumit aut ponit securis
  arbitorio popularis aurae.   20

Virtus, recludens immeritis mori
caelum, negata temptat iter via
 coetusque vulgaris et udam
  spernit humum fugiente penna.

est et fideli tuta silentio      25
merces: vetabo, qui Cereris sacrum
 vulgarit arcanae, sub isdem
  sit trabibus fragilemque mecum

solvat phaselon. saepe Diespiter
neglectus incesto addidit integrum. 30
 raro antecedentem scelestum
  deseruit pede Poena claudo.

「美徳」は選挙敗北の汚名をしらず,
涜職なき名誉にて輝く.
 そして,大衆の雰囲気による判断によって
  斧*1を取ったり置いたりすることはない.

「美徳」は死ぬに相応しからぬ人々に
天を開き,拒まれた道を進むことを試み,
 大衆との交わりと濡れた
  泥を,羽もて蔑み逃げる.

そして信義ある者には,安全な沈黙が
報償となる.秘密のケレースの聖儀を
 巷にばらす者が,私と同じ梁の下にいることを
  私は禁じ,そして私とともに華奢な

小舟を船出するのを禁じる.しばしばユッピテルは
蔑ろにされて,まったき人を不敬の者に加えたが,
 萎えた脚の「罰」が先に行く悪人に
  追いつかなかったことも滅多にないのだ.


*1 ローマでの懲罰の権威を示す,ファスケースのこと.


【2008/11/16 10:54】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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