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ホラーティウス『歌集』3巻1歌1-16

Odi profanum vulgus et arceo.
favete linguis: carmina non prius
 audita Musarum sacerdos
  virginibus puerisque canto.

regum timendorum in proprios greges,
reges in ipsos imperium est Iovis,  5
 clari Giganteo triumpho
  cuncta supercilio moventis.

est, ut viro vir latius ordinet
arbusta sulcis, hic generosior    10
 descendat in Campum petitor,
  moribus hic meliorque fama

contendat, illi turba clientium
sit maior: aequa lege Necessitas
 sortitur insignis et imos;      15
  omne capax movet urna nomen.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


私は俗塵の大衆を嫌いまた遠ざく.
汝ら舌を慎むがよい.以前には
 聞かれた事のない歌をムーサらの司祭たる私は
  乙女らと少年らに歌わん.

畏れられる王どもの支配権は自分の統べる民に及ぶが
王自身への支配権はユッピテルのもの,
 ユッピテルはギガンテース族に凱旋せる時も,
  全てを眉一つで動かしたもうたのだ.

ある男が他の男より広く
畝に楡の木*1を並べることもあり,あるものは他の者よりも
 より高貴な官僚志願者としてマールスの野に降り*2
  あるものはその習いと名声にて優れたものとして

競い,あるものには被護者どもの群れが
より多くなることもあろう.公平な法にて必然は
 著名な者どもも下々の者どもも籤にて選ぶ.
  たっぷり入る籤壷は全ての名札をふるうことができるのだ*3


*1 葡萄を巻き付ける親木.
*2 ローマでは丘に住むのは高貴な生まれの人々.マールスの野では兵民会が開かれて官僚が選ばれる.
*3 ローマでは籤は壷などに入れられ,それを振るい飛び出してくるものを選ぶ.




【2008/11/09 10:36】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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