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ホラーティウス『歌集』4巻15歌1-16

Phoebus volentem proelia me loqui
victas et urbis increpuit lyra,
 ne parva Tyrrhenum per aequor
  vela darem. tua, Caesar, aetas

fruges et agris rettulit uberes   5
et signa nostro restituit Iovi
 derepta Parthorum superbis
  postibus et vacuum duellis

Ianum Quirini clausit et ordinem
rectum evaganti frena licentiae  10
 iniecit emovitque culpas
  et veteres revocavit artis,

per quas Latinum nomen et Italae
crevere vires, famaque et imperi
 porrecta maiestas ad ortus   15
  solis ab Hesperio cubili.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


ポエブスは戦と打ち破られた都どもを
語ることを欲した私をリュラ弾きて警告した,
 小さき帆をテュッレーニアの海原に
  行かせしめるなと.カエサル様*1,君が代は

畑に豊潤な作物を再びもたらし,
そして我々のユッピテルに奪われていた軍旗を
 勝ち誇れるパルティア人の
  御柱から取り戻し*2,そして戦のない

クィリーヌスのヤーヌスを閉じ*3,そして
箍より外れ彷徨う放埒に正しき秩序を
 もたらし,犯罪を取り除いて
  そしていにしえの美風を呼び戻しました.

その美風により,ラティウムの名声とイタリアの
活力は成長し,名声と国家の
 威信は西方の日の床より
  日の出るところまで広がりました.


*1 アウグストゥスのこと.
*2 前53年にカッラエで失ったクラッススの軍旗は,前20年にパルティアとの講和で返還された.
*3 フォルムのヤーヌス神殿のこと.戦時にはこの門は開かれ,平和時には閉ざされた.


【2008/10/19 15:37】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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