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ホラーティウス『談話集』1巻6歌65-88

atqui si vitiis mediocribus ac mea paucis    65
mendosa est natura, alioqui recta, velut si
egregio inspersos reprendas corpore naevos,
si neque avaritiam neque sordes nec mala lustra
obiciet vere quisquam mihi, purus et insons,
ut me collaudem, si et vivo carus amicis,    70
causa fuit pater his, qui macro pauper agello
noluit in Flavi ludum me mittere, magni
quo pueri magnis e centurionibus orti,
laevo suspensi loculos tabulamque lacerto,
ibant octonos referentes idibus aeris,      75
sed puerum est ausus Romam portare docendum
artes, quas doceat quivis eques atque senator
semet prognatos. vestem servosque sequentes,
in magno ut populo, si qui vidisset, avita
ex re praeberi sumptus mihi crederet illos.   80
ipse mihi custos incorruptissimus omnes
circum doctores aderat. quid multa? pudicum,
qui primus virtutis honos, servavit ab omni
non solus facto, verum opprobrio quoque turpi;
nec timuit, sibi ne vitio quis verteret olim.    85
si praeco parvas aut, ut fuit ipse, coactor
mercedes sequerer; neque ego essem questus. at hoc nunc
laus illi debetur et a me gratia maior.

しかし,ちょうどすばらしい肉体にも,非難されるような痣が散見されるような具合に,
私の品性が取るに足らない僅かな汚点によってのみ,
欠点をもつ程度で済んでいて他の点では全うであるなら,
もし貪欲さや卑しさや悪しき荒みといったことでは
誰も私を非難することは正当ではないとすれば,そして,自分が誇るように,
純粋で罪犯すことなく,そして友達に親身に生きているとすれば,
これらのことは父のお陰であったのです.その父は,猫の額の畑しかない貧しい人でしたが,
フラーウィウス*21の学校に私を送るのを好みませんでした.
そこへは御大層な百人隊長の生まれの御大層な子供たちが,
左手に学用鞄と書板をぶら下げて,
8アスを毎月の中日*22に持っていって通っていたのですが.
そのかわり,騎士や元老院議員の誰もが自分の子供に教える諸科目を
教育してもらうべく,我が子をあえてローマに移したのです.
衣服と付き添い奴隷たちは,
あたかも大都市の人のそれのようで,もし誰かがみたなら,父祖の
資産から,それらの費用が私に提供されていると思うほどでした.
彼自身が私のための籠絡できない見張りとなって,あらゆる
先生方の周りに侍っていたものでした.これ以上何を語りましょう?私が清廉潔白になるよう
----それが徳の第一の栄誉なのですが----父はあらゆる
不名誉な行動からのみならず,不名誉な非難からも護ってくれたのです.
しかしそれは,私がいつかもし競売人として,あるいは彼自身がそうであった取り立て屋となって
僅かな利益を追い求めるようになれば,誰かがいつか自分に非難を向けるのではと
恐れてではないのですし,そうなっても私は文句はなかったでしょう.しかし,このことでは今
彼は賞讃されるべきであり,そして私からはもっと大きな感謝がされてしかるべきなのです.


*21 故郷のウェヌーシア(現ヴェノーサ)の教師.
*22 3, 5, 7, 10月では15日,それ以外は13日.


【2008/09/11 16:15】 Horatius Sermones | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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