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プロペルティウス4巻4歌67-86

dixit, et incerto permisit bracchia somno,
 nescia se furiis accubuisse novis.
nam Vesta, Iliacae felix tutela favillae,
 culpam alit et plures condit in ossa faces. 70
illa ruit, qualis celerem prope Thermodonta
 Strymonis abscisso pectus aperta sinu.
urbi festus erat (dixere Parilia patres),
 hic primus coepit moenibus esse dies,
annua pastorum convivia, lusus in urbe,   75
 cum pagana madent fercula divitiis,
cumque super raros faeni flammantis acervos
 traicit immundos ebria turba pedes.
Romulus excubias decrevit in otia solvi
 atque intermissa castra silere tuba.    80
hoc Tarpeia suum tempus rata convenit hostem:
 pacta ligat, pactis ipsa futura comes.
mons erat ascensus dapibus festoque remissus,
 nec mora, vocalis occupat ense canis.
omnia praebebat somnos: sed Iuppiter unus 85
 decrevit poenis invigilare suis.
 
 83 ascensus dapibus Jacob : accensu dubius codd.

彼女はこう語った,そして定まらぬ眠りに腕を委ねた,
 自分が新奇な狂気をもって伏せていることも知らずに.
というのも,イーリオンの火の幸もたらす守りたるウェスタ女神が
 過ちを養い,そして多くの松明を骨の中に据えたのだから.
彼女は,ちょうどテルモドーン*11の急流の傍,
 ほころびた服の懐から胸をあらわにしたトラキアの女の如くに,突き進んでいた.
都では祭りがあった(祖先達はパリーリア祭*12と読んだ).
 これは城壁のための,最初の日として行われ始めたもので,
牧夫らの年毎の宴があり,町では催物があって,
 その時,人々は田舎の輿でごちそうに満ちあふれ,
そして火のついた牧草をまばらに積んだ上を
 酔っぱらった群衆は汚い脚で踏んで通ったのであった.
ロームルスは,不寝番を解放して暇を与えることを決定し,
 そうしてラッパの音は中断されて,陣営は静かになった.
タルペイアはこれがチャンスだと見て,敵のところに参じた.
 約束を結び,約束により,彼女自身が連れ合いとなることとなった.
宴と祭で警戒が解かれた山を登り,
 寸刻おかず,彼女は吠えようとする犬に槍で機先を制した.
全てが眠りを呈していた.しかしユッピテル一人だけが
 彼の罰のために不寝番をすることを決めていた.


*11 黒海に注ぐ川.ここではトラキアの川と同一視されている.
*12 家畜の神パレースの祭り.4月21日のローマ建国の日に祝われる.


【2008/09/04 00:42】 Propertius | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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