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ウェルギリウス『アエネーイス』1巻1-11

Arma virumque cano, Troiae qui primus ab oris
Italiam fato profugus Laviniaque venit
litora, multum ille et terris iactatus et alto
vi superum, saevae memorem Iunonis ob iram
multa quoque et bello passus, dum conderet urbem 5
inferretque deos Latio; genus unde Latinum
Albanique patres atque altae moenia Romae.
Musa, mihi causas memora, quo numine laeso
quidve dolens regina deum tot volvere casus
insignem pietate virum, tot adire labores     10
impulerit. tantaene animis caelestibus irae?

戦人を我は歌う,その者は最初にトロイアの岸より
イタリアへと運命により落ち延び,ラーウィーニウムの
岸辺に辿り着いた者.そして彼は大地においても海においても
神々の力により大いに翻弄され,残酷なユーノーの怒り忘れぬ故に
戦においてもまた多くの苦難を受く.それは都を築き
神々をラティウムへと持ち込むその時まで続いた.この男よりラティウム族と
アルバの長老,さらに高きローマの城壁が由来する.
ムーサよ,我に理由を語り給え,いかなる神威が害されて
神々の女王が何を悲しみ,孝心篤き男に,これほど多くの災難を乗り越え
これほど多くの労苦を引き受けるよう
強いたのかを.神々の御心にはかほどの怒りがあったのか.



【2005/08/04 14:20】 Vergilius | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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