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国家篇と国際プラトーン学会

D. D. Allan Ed. Plato: Republic I. Ed. with Introduction, Notes and Vocabulary by. London: Methuen, 1940. 2 Ed. 1944. Reprint. London: Duckworth, 2002.

ようやく読み終わりました.Vocabularyはなかなか便利でしたが,やっぱりどうしてもかけていたり,間違っていたりするところはあるので,完全に辞書なしというわけにはいかないですね.注も丁寧ですが,例えばFocus Pub.やBolchazy-Carducciの本当に独学でも使えそうなぐらいのものではありません.学校での授業の際に教科書に使われるものという感じですね.しかし,その範囲では丁寧に作られていると思いますし,国家篇は重要さのわりには,現役の注釈はあまり見当たらないので,大変貴重な注釈だと思います.もう一つある現役注釈は:

J. Ferguson. Plato: Republic X. London: Duckworth, 2002.

ぐらいなものですかねえ.

国家篇の全体の注釈は:

James Adam. The Republic of Plato. Edited with Critical Notes, Commentary and Appenddices by. 2 Vols. Cambridge et al.: Cambridge U.P., 1902. 2nd Ed. with an Introduction by D.A. Rees. 1963. Reprint. 1979.

初版からもう100年が経過しているのですが…….Oxfordでも出ていますが,さすがに1800年代のものは挙げなくてもいいでしょう.それにしても,プラトーンといえば一番問題の書といえる『国家篇』の語学的注釈書がこんなに貧弱というのも,なんだか寂しい限りですし,そもそも日本語で全然注釈がないというのもまた寂しいです.

 ところで,プラトーンの『国家篇』といえば,国際プラトーン学会のコンフェレンスが2010年に開かれて,そのテーマがまさに『国家篇』なのでした.国際プラトーン学会のHPは:

  IPS: International Platon Society. http://www.platosociety.org/

で,コンフェレンスが日本で行われる証拠は:

  2-7 August 2010, International Plato Society, IX Symposium Platonicum:
      Republic, Tokyo, Japan


ここまではっきり書かれていたら,嫌だといってももう逃げられませんね(笑).
 IPS内のリンクは哲学関係者には大変興味深いものばかりですから,週末を使ってお楽しみください.特に便利なのは,プラトン文献目録ですね.
 やっぱり学会のHPは,これぐらい心ときめくものでなくてはいけません.


【2008/06/28 21:06】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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