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ホラーティウス『書簡集』1巻2歌17-31

rursus quid virtus et quid sapientia possit,
utile proposuit nobis exemplar Ulixen,
qui domitor Troiae multorum providus urbis
et mores hominum inspexit latumque per aequor, 20
dum sibi, dum sociis reditum parat, aspera multa
pertulit, adversis rerum immersabilis undis.
Sirenum voces et Circae pocula nosti;
quae si cum sociis stultus cupidusque bibisset,
sub domina meretrice fuisset turpis et excors,   25
vixisset canis immundus vel amica luto sus.
nos numerus sumus et fruges consumere nati,
sponsi Penelopae nebulones Alcinoique
in cute curanda plus aequo operata iuventus,
cui pulchrum fuit in medios dormire dies et     30
ad strepitum citharae cessantem ducere somnum.

さらに,勇気と知恵がいかに力があるかの
有用な手本として,彼は我々にウリクセースを示している.
彼はトロイヤの征服者であり,注意深く多くの人々の町と
風習を観察し,自分と仲間の帰国を用意する間,
広い海中を多くの困難を
耐え,逆境の波にも沈められる事はなかった.
シーレーンらの声と,キルケーの毒杯を君は知っている.
それをもし愚かしく興味に駆られ,仲間らとともに飲んでいたら,
みっともない臆病ものとして,その娼婦を女主人として使え,
汚い犬か,泥を好む豚として生きた事だろう.
我々は只の数に過ぎず,作物を消費するために生まれた者で,
ペーネロペーを娶らんとする徒食の求婚者で,
肌の手入れに尋常以上に熱を上げ,
真っ昼間まで眠ったりキタラの音の伴奏で
無為な眠りを求めるするのが良いと思っているアルキノオス*9の若者だ.


*9 スケリア島のパイエーケース人を支配する王


【2007/12/26 02:23】 Horatius Epistulae | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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