ラテン語徒然
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しばらくご無沙汰していましたが,そろそろ復帰します.
ここのところ目疲れがひどかったのと,風邪気味とで書いておりませんでしたが…….キケローはもう少ししてから再開できると思います.
休んでいる間にこんな本が届きました:
Karl Frerichs. Cicero's First Catilinarian Oration. With Introduction, Running Vocabularies, and Notes. With a Foreword by Robert W. Cape, Jr. Wauconda: Bolchazy-Carducci, 1997.
Steven M. Cerutti. Cicero: Pro Archia Poeta Oratio. Introduction, Text, Vocabulary, and Commentary by. 2nd Ed. Wauconda: Bolchazy-Carducci, 2007.
どちらもラテン語の教科書の一部と行っていい程,よく初学者用に読まれる定番の作品で,上のほうがキケローの『カティリーナ弾劾演説』で,下の方が同じく『詩人アルキアース弁護演説』です.どちらも初級を終った程度から使える本で,見開き右ページにテクスト,左ページに重要な語彙,下段に文法中心の注が書かれていて,辞書をひく手間を大幅に減らす事ができ,その分語彙や文法事項の強化にまわすことができます.ただ,長音記号がついていないのが残念.これはしかし辞書で確認する位はしても,十分時間の節約にはなると思います.幸い両方とも岩波文庫の『キケロー弁論集』に入っているので,入手も安価で容易です.順番としては上のほうからでしょうね.
本当はガリア戦記でこのようなものがあればなおいいのですが,いきなりキケローでもこれならなんとかなると思います.
追記:
キケローの『カティリーナ弾劾演説』,もう少し本格的な注釈書がCambridge Greek and Latin Classicsのシリーズで12月に出る予定です.
Andrew R. Dyck. Cicero : Catilinarians. Cambridge Greek and Latin Classics. Cambridge: Cambridge U.P., 2007(12月発行予定).