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ウェルギリウス『アエネーイス』第6巻1-13行

P. Vergili Maronis Aeneidos Liber VI

Sic fatur lacrimans classique immittit habenas
et tandem Euboicis Cumarum adlabitur oris.
obvertunt pelago proras; tum dente tenaci
ancora fundabat navis et litora curvae
praetexunt puppes. iuvenum manus emicat ardens  5
litus in Hesperium; quaerit pars semina flammae
abstrusa in venis silicis, pars densa ferarum
tecta rapit silvas inventaque flumina monstrat.
at pius Aeneas arces, quibus altus Apollo
praesidet, horrendaeque procul secreta Sibyllae,  10
antrum immane, petit, magnum cui mentem animumque
Delius inspirat vates aperitque futura.
iam subeunt Triviae lucos atque aurea tecta.

プーブリウス・ウェルギリウス・マロー『アエネーイス』第6巻

涙流しつつ彼はかく語り,艦に舵を入れ,
そしてついにエウボエアゆかり*1のクーマエの岸に辿り着く.
彼らは舳先を海に向け,ついで錨は食い込む歯で
船々を固定した.そして湾曲した竜骨の船々は
岸辺を縁取る.若者達の一隊は,血気盛んに
ヘスペリア*2の岸に飛び出す.一部は火打石の脈に
隠れた火種を求め,一部は獣達の奥深き
住まいたる森に急ぎ入り,川を見つけて指し示す.
だが孝信のアエネーアースは,アポッローンが高みにて
まします頂と,やや離れた畏れ多きシビュッラの隠れ家たる
巨大な洞窟へと向かう.その女にはデーロスの未来告げる神*3
偉大な理知心情を吹き込み,来るべき事を明らかにするのだ.
今や彼らは三叉路の女神*4の聖林へと踏み入り,そうして黄金の家に近づく.

*1 クーマエはエウボエアのカルキスが植民してできた.
*2 ギリシアからみて西方,ここではすなわちイタリア.
*3 アポッローン.
*4 ヘカテーを指すが,ここではアポッローンとのつながりから,ディアーナのこと.


【2007/09/06 17:56】 Vergilius | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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