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ティブッルス第2巻第6歌41-54行(完結)

desino, ne dominae luctus renoventur acerbi:
 non ego sum tanti, ploret ut illa semel.
nec lacrimis oculos digna est foedare loquaces:
 lena nocet nobis, ipsa puella bona est.
lena necat miserum Phryne furtimque tabellas   45
 occulto portans itque reditque sinu.
saepe, ego cum dominae dulces a limine duro
 adgnosco voces, haec negat esse domi,
saepe, ubi nox mihi promissa est, languere puellam
 nuntiat aut aliquas extimuisse minas.      50
tunc morior curis, tunc mens mihi perdita fingit,
 quisve meam teneat, quot teneatve modis;
tunc tibi, lena, precor diras: satis anxia vivas,
 moverit e votis pars quotacumque deos.

僕は止めよう,女主人のつらい悲しみを新たにしないように.
 僕は彼女が一度でも泣いてくれる程の価値はない.
そして,彼女がその表情豊かな眼を涙で荒らすのは相応しくない.
 女衒が僕の邪魔をしているのだ,彼女自身は良い娘なのだ.
女衒のプリュネーが,哀れな僕の息の根を止め,こっそりと書き付けを
 懐に隠し持って,行ったり来たりしている.
しばしば,僕が固く閉ざした門から,女主人の甘い声がするのを
 認めた時にも,そいつは彼女は家にいないと言うのだ.
しばしば,彼女が僕に一夜を約束した時に,そいつは彼女が
 疲れていると告げたり,何か脅迫を恐れていると言う.
その時,僕は悩みで死にそうになる,その時,僕の心はめちゃめちゃになって,
 誰が僕の彼女を抱いているとか,どれほど多くの仕方で抱いているだのと想像する.
その時,女衒よ,お前に僕は災いを祈る.お前はたっぷり不安に苛まれ生ることだろう,
 僕の祈りのどんな僅かな部分でも,神々を動かしてくれさえすれば.


【2007/09/06 06:15】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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