ラテン語徒然  ラテン語の翻訳・覚え書きなど
log-in  ラテン語入門 作家別インデックス 文法資料 リンク集 ギリシア語フォントについて アーカイブ他
歴史地図 伊北 伊南 希北 希南 小ア PHI Perseus POxy KVK CiNii L-S Georges Gildersleeve 省略記号 Text Archive BMCR DCC

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | 記事修正

TOPへ


キケロー 『カティリーナ弾劾』 第一弁論 9

(9) ō dī immortālēs! ubinam gentium sumus? quam rem pūblicam habēmus? in quā urbe vīvimus? hīc, hīc sunt in nostrō numerō, patrēs cōnscrīptī, in hōc orbis terrae sānctissimō gravissimōque cōnsiliō, quī dē nostrō omnium interitū, quī dē huius urbis atque adeō dē orbis terrārum exitiō cōgitent. hōs ego videō cōnsul et dē rē pūblicā sententiam rogō, et quōs ferrō trucīdārī oportēbat, eōs nōndum vōce vulnerō. fuistī igitur apud Laecam illā nocte, Catilīna, distribuistī partēs Italiae, statuistī, quō quemque proficīscī placēret, dēlēgistī quōs Rōmae relinquerēs, quōs tēcum ēdūcerēs, discrīpsistī urbis partēs ad incendia, cōnfirmāstī tē ipsum iam esse exitūrum, dīxīstī paulum tibi esse etiam nunc morae, quod ego vīverem. repertī sunt duo equitēs Rōmānī, quī tē istā cūrā līberārent et sē illā ipsā nocte paulō ante lūcem mē in meō lectulō interfectūrōs esse pollicērentur.

(9) おお不死なる神々よ!我々は一体どこの国にいるのか?どんな国家を我々は持っているのか?どの都に我々は生きているのか?ここにだ,ここにだ,元老院諸君よ,我々の数のうちに,全世界で最も神聖かつ最も威厳ある会議に,この都とさらには全世界の破滅までをも考えているような者どもがいるのだ.これらの者どもを,私は一執政官として目にしており,そして国家についての意見を問うており,そして,剣でもって虐殺されるのが当然であった者どもを,いまだ言葉で傷つけることもしていない.さて,お前はラエカの許にあの夜いたのだ,カティリーナよ,お前はイタリアの部分部分を分割し,各々に行かせる場所を決定し,ローマに残る者らと,お前といっしょに連れ出す者らを選び,放火するための都の地区を記述し,お前自身もすぐに出て行くつもりだと断言しつつ,私*1が生きているので,今少々遅れるのだと言った.二人のローマの騎士*2が選ばれた.それは,お前をそのご心労から解放してくれる,そして,まさにかの夜,夜明け少し前に,私を私の寝床で殺すことを約束する者どもである*3


*1 もちろんキケローのこと.念のため.
*2 サッルスティウスによると,ガーイウス・コルネーリウス(C. Cornēlius)とルーキウス・ワルグンテイユス(L. Vargunteius)とされる.
*3 ローマでは権勢ある人物に依存している人々が,早朝その人物を訪れてはご機嫌伺い・表敬訪問をするという風習があり,これをサルーターティオー(salūtātiō) と呼んだ.暗殺者はそれを口実として侵入し,キケローを殺害する目論みであった.「私の寝床で」という表現からわかるように,現代人には奇妙に見えるが,サルーターティオーの際には挨拶されるほうは寝床に座っていた.

スポンサーサイト

【2014/07/27 21:01】 Cicero In Catilinam | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ


キケロー 『カティリーナ弾劾』 第一弁論 8

(8) quid? cum tē Praeneste Kalendīs ipsīs Novembribus occupātūrum nocturnō impetū esse cōnfīderēs, sēnsistīn illam colōniam meō iussū meīs praesidiīs, custōdiīs, vigiliīs esse mūnītam? nihil agis, nihil molīris, nihil cōgitās, quod nōn ego nōn modo audiam sed etiam videam plānēque sentiam. recognōsce tamdem mēcum noctem illam superiōrem; iam intellegēs multō mē vigilāre ācrius ad salūtem quam tē ad perniciem reī pūblicae. dīcō tē priōre nocte vēnisse inter falcāriōs — nōn agam obscūrē — in M. Laecae domum; convēnisse eōdem complūrīs eiusdem āmentiae scelerisque sociōs. num negāre audēs? quid tacēs? convincam, sī negās. videō enim esse hīc senātū quōsdam, quī tēcum ūnā fuērunt.

どうだ?お前はまさにその11月1日に,夜襲によってプラエネステ*1を占拠するだろうと確信していた時,その植民市が,私の命令により,警備隊,見張り,夜警で守られていたことに気付かなかったか?お前は私が聞かぬものどころか,見たりあからさまに知ることのないようなことは,何一つ行うことも,何一つ試みることも,何一つ企てることもしていないのだ.最後に,あの一昨日の夜を私とともに思い出すがよい.そうすればすぐに,お前が国家の破壊のためにしていた以上に,より鋭意私は国家の安全のために夜伽していたことがわかるだろう.私は言ってやろう,お前は一昨日の夜,鎌職人街*2に——曖昧にはしておくまい——マールクス・ラエカ*3の家に行ったのだ.その同じ場所に,同じ狂気と悪行の仲間が集まった.お前はあえて否定できまい?なぜお前は黙るのか?もしお前が否定するなら,私は反論しよう.というのも,お前といっしょにいた幾人かが,ここ元老院にいるのを,私は見ているのだから.


*1 ローマの20kmほど東の町.現パレストリーナ.
*2 鎌作り職人のいる区画.
*3 マールクス・ポルキウス・ラエカ.元老院議員の身分の人物で,後に陰謀加担の罪で有罪となる.


【2014/07/11 22:04】 Cicero In Catilinam | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ


キケロー 『カティリーナ弾劾』 第一弁論 7

(7) meministīne mē ante diem XII Kalendās Novembrīs dīcere in senātū fore in armīs certō diē, quī diēs futūrus esset ante diem VI Kal. Novembrīs, C. Manlium, audāciae satellitem atque administrum tuae? num mē fefellit, Catilīna, nōn modo rēs tanta, tam atrōx tamque incrēdibilis, vērum, id, quod multō magis est admīrandum, diēs? dīxī ego īdem in senātū caedem tē optimātium contulisse in ante diem V Kalendās Novembrīs, tum, cum multī prīncipēs cīvitiatis Rōmā nōn tam suī cōnservandī quam tuōrum cōnsiliōrum reprimendōrum causā profugērunt. num īnfitiārī potes tē illō diē meīs praesidiīs, meā dīligentiā circumclūsum commovēre tē contrā rem pūblicam nōn potuisse, cum tū discessū cēterōrum nostā tamen quī remānsissēmus caede contentum tē esse dīcēbās?

(7) 私は10月21日*1に,元老院で,ある特定の日,すなわちそれは10月27日になるはずであったが,その日に,お前の暴挙のぐるであり助力者であるガーイユス・マンリウス*2が武装蜂起するであろうと言ったが,お前は覚えているか?かほど重大で,かほど陰惨な上,かほど信じがたき事態についてのみならず,それ以上にはるかに驚くべきことであるが,その日付をも,私は間違っていただろうか?その同じ私は,元老院で,お前は門閥派たちの殺害を10月28日に決めたと言った.その日には,国家の第一人者ら多数が,自分の身を守るためというよりはむしろお前の計画を潰すために,ローマから脱出したのだ.かの日に,私の手配した警備,私の配慮によりお前は包囲され,国家に対してことを起こすことができなかったということを,お前は否定できるか?その時,当のお前は,他の者は立ち去ったが,しかし残った我々を殺害すれば自分は満足だと言っていたのだが.

*1 前63年.
*2 スッラの元で百人隊長をつとめた.後,ファエスラエの退役軍人の植民地に入植した.カティリーナの執政官選挙戦では部下とともにその援助をしていた.



【2014/07/09 01:46】 Cicero In Catilinam | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

TOPへ




PROFILE

  • Author:メレアグロス
  • 気が向いた時にラテン語を訳したりしています.
    ヘレニズムのギリシア語もたまに訳しています.

    問い合わせ先(メールフォーム)
  • RSS1.0
  • CM, TB, ARCHIVE

    COMMENT
  • メレアグロス [06/06 15:20] 
  • outis [06/05 21:42] 
  • メレアグロス [06/05 10:37] 
  • outis [06/01 22:33] 
  • メレアグロス [05/28 18:31] 
  • outis [05/26 23:35] 
  • Succarum [09/24 20:12] 
  • メレアグロス [09/24 00:15] 
  • Succarum [09/23 16:32] 
  • メレアグロス [11/06 01:49] 
    TRACKBACK
  • えいじゅなすの本棚 - 英語, 医学, 投資の専門書レビューブログ:Wheelock's Latin(05/26)

  • ARCHIVE
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2016年01月 (1)
  • 2015年08月 (1)
  • 2015年07月 (1)
  • 2015年06月 (1)
  • 2015年05月 (2)
  • 2015年04月 (1)
  • 2015年03月 (4)
  • 2015年02月 (1)
  • 2015年01月 (1)
  • 2014年12月 (4)
  • 2014年11月 (24)
  • 2014年10月 (6)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (10)
  • 2014年04月 (3)
  • 2014年03月 (3)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (2)
  • 2013年12月 (3)
  • 2013年11月 (4)
  • 2013年10月 (25)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (5)
  • 2013年07月 (6)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年05月 (2)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (2)
  • 2012年12月 (1)
  • 2012年10月 (6)
  • 2012年09月 (27)
  • 2012年08月 (32)
  • 2012年07月 (47)
  • 2012年06月 (50)
  • 2012年05月 (3)
  • 2009年10月 (1)
  • 2009年09月 (2)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (7)
  • 2009年06月 (14)
  • 2009年05月 (2)
  • 2009年03月 (40)
  • 2009年02月 (14)
  • 2009年01月 (75)
  • 2008年12月 (26)
  • 2008年11月 (22)
  • 2008年10月 (60)
  • 2008年09月 (95)
  • 2008年08月 (68)
  • 2008年07月 (42)
  • 2008年06月 (54)
  • 2008年05月 (49)
  • 2008年04月 (49)
  • 2008年03月 (35)
  • 2008年02月 (9)
  • 2008年01月 (27)
  • 2007年12月 (40)
  • 2007年11月 (35)
  • 2007年10月 (26)
  • 2007年09月 (43)
  • 2007年08月 (10)
  • 2007年05月 (33)
  • 2007年04月 (8)
  • 2007年03月 (61)
  • 2007年02月 (51)
  • 2007年01月 (75)
  • 2006年12月 (68)
  • 2006年11月 (23)
  • 2006年10月 (56)
  • 2006年07月 (1)
  • 2006年06月 (7)
  • 2006年05月 (125)
  • 2006年04月 (77)
  • 2006年02月 (34)
  • 2006年01月 (69)
  • 2005年12月 (54)
  • 2005年11月 (50)
  • 2005年10月 (7)
  • 2005年09月 (106)
  • 2005年08月 (38)
  • 2005年07月 (4)
  • 上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。