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大きな贈り物

http://www.asahi.com/national/update/1022/TKY200810220306.html

そういえばケーギの文法書の例文でこんなのがありました.

  Τὰ μεγάλα δῶρα τῆς τύχης ἔχει φόβον.
  運がもたらす巨大な贈り物は恐怖を孕む.

という感じでしょうか…….

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【2008/10/23 00:34】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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『クォーク』発見

『クォーク』を発見しました.しかも,全然期待していないではいった適当古書店から.しかも半額以下でした.

南部陽一郎『クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか』ブルーバックス.第2版.東京:講談社,1998.

それにしても,感想用のはがきまで入っているところをみると,頁を開きもせずに古書店にまわってきたようです.まあ高校いらい分数の計算すらやっていないと思われる頭には±という記号ですらなんだか怖いです.こういう状態は理系の方からみると多分文盲なみのように見えると思いますが,高校時代に植え付けられた恐怖感とはあらがいようがありませんね(それまでは得意だったぐらいですが).『クォーク』はとりあえず22頁ぐらいまでよんでいます.初めてラテン語をやったときのように,少し行ったり来たりしながら読むのが正解でしょうね.しかしレプトンがギリシア語から来ているというのは若干安心感があります.

 で,さすがにこれだけだと文献学者にはバランスが悪いので,この本もあげておきましょう.これも一寸前に古書店で購入したものですが,多分復刊でなければ入手は古書になるでしょう.

B. ファリントン著 出隆 訳『ギリシヤ人の科学―その現代への意義』上・下.岩波新書.東京:岩波書店,1955.

こうした新書,大学などではあまり勧められないというか,予習復習で忙しくて読む気にもなりませんでしたが,やはりある限りは読むべきだなあというのを実感しますね.例えば:

タレスの考えていた一般的世界像によると……(中略)……そして太陽も月も灼熱状態にある水蒸気であって……(後略) (上巻 p. 45)

いやはや,そういえば2年ぐらいまえにホラーティウスのにんにく歌で,vaporをどう訳すかでちょっと話題になりましたが,この本さえ読んでいれば,起源はタレースであったことはすぐわかったのでした.まあ『ソークラテース以前の哲学者著作集』などを読んでいればよかったのですが,何でも貪欲に読んでおくべきだなあと今更思いましたよ.お恥ずかしいはなしで恐縮です.
と,紹介したあとでなんですが,にくさんよりご指摘があって,ここの太陽水蒸気論はタレースその人に帰するのは問題があるようです.追ってファリントン説と,ファリントンのこの本の評価について調べたいと思います.コメントをご参照ください.



【2008/10/21 21:15】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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L'anneé Philologique On Line

 もうご存知でしょうが,西洋古典関係の総合書誌,L'Anneé PhilologiqueのOn Line版です.大学によっては,講座などで参加されているでしょうが,個人で入るなら1年45ユーロです.微妙な値段ですね.二年我慢すると,Brillの本がかえると思って入ってはいませんが(もちろんBrillの本も買わないのですが).

  L'Anneé Philologique on the Internet
  http://www.annee-philologique.com/aph/aph.cgi?FILE=accueil.htm&CONTEXT=010579-1224567567&LANG=en


1990年ぐらいまでなら,たしかCD-Romもあったように思います.ただ,これで出てくる資料は確かに網羅的なのですが,日本で実際雑誌などを集めるとなると,やはり収集能力のほうで限界を感じますね.図書館を仲介して入手するのも,時間を無視するにしても一件で数百円で,2-30本集めることを考えると研究なんかしたくなくなります.このあたりがどうも日本の西洋古典学の国際レベル化を阻む要因の一つだと思います(もっと大変な問題があるといえばあるでしょうけど).

このレベルには達していませんが,Tocs-inは手軽で便利ではあります.ただ,これは完全に網羅的というものではありませんし,上と同じような問題は相変わらずあります.

  Searching TOCS-IN http://www.chass.utoronto.ca/cgi-bin/amphoras/tocfind

Tocs-inには収録雑誌目録があって,雑誌名略号表としても便利です:

  http://www.chass.utoronto.ca/amphoras/tdata/inform.html

他にGnomonもあるのですが,そこまで網羅的ではないので,L'Anneé Philologiqueを使えるなら時間の無駄になるでしょうか.

 西洋古典学では,電子的検索よりも,実際読んで探すのが時間はかかっても優れていたりしますし,そうでなくともカードでつくった19世紀20世紀のコンコーダンスのほうがずっと使い勝手がよかったりします.こういった電子的雑誌検索も,実際読んでいて知っている人には全然適わなかったりします.こういったことがあるので,一番の情報源は研究者仲間だったりします.まあそんなことがあるので,大学という組織があるわけなのですね.


【2008/10/21 15:09】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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『歌集』4巻完訳……

ようやく完訳しました.短い巻だったのと,言語的に割合すっきりしているので,あまり苦労なく終わりました.これで大体ホラーティウス全訳も射程内に入って来たかなあという感じですね.

そろそろ徒然ラテン語講座(仮称)に取りかかろうかと思いますが,ちょっと一休みです.


【2008/10/19 19:05】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻15歌17-32 (完結)

custode rerum Caesare non furor
civilis aut vis exiget otium,
 non ira, quae procudit ensis
  et miseras inimicat urbis.    20

non qui profundum Danuvium bibunt
edicta rumpent Iulia, non Getae,
 non Seres infidique Persae,
  non Tanain prope flumen orti;

nosque et profestis lucibus et sacris 25
inter iocosi munera Liberi
 cum prole matronisque nostris
  rite deos prius apprecati

virtute functos more patrum duces
Lydis remixto carmine tibiis     30
 Troiamque et Anchisen et almae
  progeniem Veneris canemus.

カエサルが国家の守り手でおわすなら,
市民同士の狂気*4や暴力,剣を打ち出しては
 都同士を惨めにも仲違いさせる怒りも
  閑暇を締め出すことはないでしょう.

深きドナウ河の水飲む人々も,
ユーリウスの布告を破ることはないでしょう,ゲタエ人*5も,
 セレース人*6も,不実なるペルシア人*7も,
  タナイス河の近くに生まれし人々*8も.

そして我々は平日も聖日も,
楽しき酒神の贈り物に交じり,
 我らの子と妻とともに,
  しきたり通りに先に神々に祈ってから

武勇果たし殉じた将たちを父祖の習慣どおり
リューディア*9の笛に合わせた歌にて歌うでしょう,
 またトロイヤと,アンキーセースと,慈愛深き
  ウェヌスの子孫*10も.


*4 内乱のこと.
*5 トラーキアの部族.
*6 極東の民族.
*7 パルティア人のこと.
*8 タナイス河は黒海に東北側から注ぐ河.現ドン河.この近くに生まれた人々とはスキュタイ人をさす.
*9 プリュギアのキュベレー女神の祭祀では笛が使われる.ここでは殆ど枕詞.
*10 ウェヌスはアンキーセースとともにアエネーアースを生む.その子孫はすなわちアウグストゥスのこと.




【2008/10/19 18:30】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻15歌1-16

Phoebus volentem proelia me loqui
victas et urbis increpuit lyra,
 ne parva Tyrrhenum per aequor
  vela darem. tua, Caesar, aetas

fruges et agris rettulit uberes   5
et signa nostro restituit Iovi
 derepta Parthorum superbis
  postibus et vacuum duellis

Ianum Quirini clausit et ordinem
rectum evaganti frena licentiae  10
 iniecit emovitque culpas
  et veteres revocavit artis,

per quas Latinum nomen et Italae
crevere vires, famaque et imperi
 porrecta maiestas ad ortus   15
  solis ab Hesperio cubili.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


ポエブスは戦と打ち破られた都どもを
語ることを欲した私をリュラ弾きて警告した,
 小さき帆をテュッレーニアの海原に
  行かせしめるなと.カエサル様*1,君が代は

畑に豊潤な作物を再びもたらし,
そして我々のユッピテルに奪われていた軍旗を
 勝ち誇れるパルティア人の
  御柱から取り戻し*2,そして戦のない

クィリーヌスのヤーヌスを閉じ*3,そして
箍より外れ彷徨う放埒に正しき秩序を
 もたらし,犯罪を取り除いて
  そしていにしえの美風を呼び戻しました.

その美風により,ラティウムの名声とイタリアの
活力は成長し,名声と国家の
 威信は西方の日の床より
  日の出るところまで広がりました.


*1 アウグストゥスのこと.
*2 前53年にカッラエで失ったクラッススの軍旗は,前20年にパルティアとの講和で返還された.
*3 フォルムのヤーヌス神殿のこと.戦時にはこの門は開かれ,平和時には閉ざされた.


【2008/10/19 15:37】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス改竄問題

 なんとか『歌集』4巻8歌をやっつけてみました.4行のストロペーを維持するために真贋を吟味するなら,やっぱりこうするしかないかなあという感じでしょうね.
 15-19のBinneninterpolationについては,注に書きましたが,位置的にちょっと難しいとはいえるものの,やっぱり「藁屑」の可能性が濃厚といえるでしょう.
 これに比べると,28行と33行はちょっと難しいでしょうか.Lachmannがこの行を削った理由は調べてないのでわかりませんが,4行ずつのストロペーの構造があるという前提があって,25行以降で2行余計なのが混じっているのが確実とするなら,これぐらいしか抜き取れないということではないかと思います.
 28行についていえば,27行でMusa vetat moriと言ったあとで,28行でcaelo Musa beatと繰り返されるのがちょっと気にはなりますし,「ムーサは賞讃に相応しい男に死ぬのを禁じている」というのは,理屈で考えれば,詩人が称えれば不死になるというのがこの詩の意図するもので,賞讃に相応しいものは皆ムーサが救うわけではないでしょうから,ちょっと合っていないとも言えます.しかし,これもホラーティウスが絶対やらないかといえばそんなことはないとも思います.
 33行にしても,願掛けをかなえる酒神に,特に葡萄の冠をかぶせることもないだろう,とは言えますが,ホラーティウスがそこまで無駄を省いて書くかどうかわかりません.
 どちらの行も他の行に比べると,ちょっと普通っぽい作文に見えないことはないですが,[ ]で囲まれていることによる印象もありそうですね.もう少し頭を冷やして,ついでに[ ]を取った状態のテクストを印刷しておいてから(笑)考えなおしてみる必要がありますね.
 部分的な改竄についてはこういう処置があるでしょうが,Lehrsという人にいたっては,この歌全部が偽作だとしているようです.言われてみると,4巻の中では特にちょっとルーズな感じがしないでもないですね.まあ最後のほうはどうも酒宴を暗示しているようではありますから,ふざけて書いた歌といえばそれまででしょうが.


【2008/10/19 13:33】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻8歌25-34 (完結)

ereptum Stygiis fluctibus Aeacum 25
virtus et favor et lingua potentium
vatum divitibus consecrat insulis.
[dignum laude virum Musa vetat mori]
caelo Musa beat. sic Iovis interest

optatis epulis impiger Hercules,
clarum Tyndaridae sidus ab infimis 30
quassas eripiunt aequoribus ratis,
[ornatus viridi tempora pampino]
Liber vota bonos ducit ad exitus.


28 del. Lachmann  32 del. Lachmann

有能なる詩人の美徳と好意と舌によって
冥界の河よりアイアコス*8は救い出されて
豊かな島へと祀られています.
[賞讃に相応しい人が死ぬのをムーサは禁じているのです]*9
ムーサは天界を恵み給うのです.このようにして,待ち望んでいた

ユッピテルの宴にヘーラクレース*10は加わり,
テュンダロスの子ら*11も,輝く星となって海の底より
打ち砕かれた船を救い出し,
[青々した葡萄の蔓で頭を飾った]*12
酒神は願掛けを良き結末へと導くのです.


*8 アイギーナの王.公正ゆえに死後冥界の裁判官となる.
*9 Lachmannに従い,後世の挿入と見る.
*10 ネッソスの毒衣によって苦しむヘーラクレースはオイター山で焼かれた後に,天上にのぼり,神々の仲間入りをする.
*11 カストールとポリュデウケース.死後星座となり,航海の守り神とされる.
*12 Lachmannに従い,後世の挿入と見る.


【2008/10/19 12:49】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻8歌13-24

non incisa notis marmora publicis,
per quae spiritus et vita redit bonis
post mortem ducibus, [non celeres fugae 15
reiectaeque retrorsum Hannibalis minae,

non incendia Karthaginis impiae
eius, qui domita nomen ab Africa
lucratus rediit] clarius indicant
laudes quam Calabrae pierides; neque   20

si chartae sileant quod bene feceris,
mercedem tuleris. quid foret Iliae
Mavortisque puer, si taciturnitas
obstaret meritis invida Romuli?


15 non -19 rediit del. Lachmann

公的記録の刻まれた大理石は,
良き将らに死後も
その気勢と生命を再びあたえるのですが,[ハンニバルの
素早き逃走と,駆逐されたその脅威*4

征せられたアフリカよりその名を得て
帰還したかの人による
不敬なカルタゴの火災も]*5,それとてカラブリアの詩精*6より
明らかには賞讃をあらわすことはありません.また,

もしあなたが立派に成したような事を紙が黙っていれば,
あなたは利益を得る事はないでしょう.イーリアと
マールスの子*7はどうなっていましょう,もし妬みによる沈黙が
ロームスルの功績の邪魔立てをするなら?


*4 ハンニバルは16年のイタリア滞在の後,前202年,ザマでの戦いでスキーピオー・アーフリカーヌスにより敗走せしめられる.
*5 Lachmannに従って,後世の挿入と見る.20行でエンニウスがでてくるので,これに「インスピレーション」を受けて,無理矢理エンニウスが歌ったような内容を付け加えたものだろう.従来の挿入説の根拠は大体以下のとおり.カルタゴ炎上(前146年)はエンニウスの死後で,しかもアーフリカーヌスの名を得たところのスキーピオーの業績ではなく,アエミリアーヌスのほう.17行incendiaにKarthaginis impiaeという属格がくっついている上に,詩では通常避けられがちな指示代名詞eiusが,しかもこれも属格で続いて,行の頭でeius quiとなるのも味気ない.
*6 エンニウス.
*7 ロームルスのこと.


【2008/10/19 10:30】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻8歌1-12

Donarem pateras grataque commodus,
Censorine, meis aera sodalibus,
donarem tripodas, praemia fortium
Graiorum, neque tu pessima munerum

ferres, divite me scilicet artium     5
quas aut Parrhasius protulit aut Scopas,
hic saxo, liquidis ille coloribus
sollers nunc hominem ponere, nunc deum.

sed non haec mihi vis, nec tibi talium
res est aut animus deliciarum egens.  10
gaudes carminibus; carmina possumus
donare et pretium dicere muneri.


韻律:第1アスクレピアデース風ストロペー

  ― ― ― UU ― || ― UU ― U x


謹んで僕は贈らせていただくところです,平皿に,それと我が同胞の喜ぶ
銅の器を,ケーンソリーヌス殿*1
僕は三脚の鼎も贈らせていただくところです,それは逞しき
ギリシア人の商品たるもの,そして,あなたのほうも贈り物のうち

最低のを持って行くことはないはずですが,もちろんそれは僕が
パッラシオス*2やスコパース*3が生み出した芸術品に富んでいればの話ですが??
後者は石で,前者は絵の具にて,
時に巧みに人を描き,時に神を描いたものです.

しかし,こういった財力は僕にはありませんし,あなたにもこのような
嗜好品を要するような財や,心はありません.
あなたは歌がお好きだ.歌なら僕は
贈ることができますし,贈り物に付ける価値も言うことができます.


*1 前8年に執政官だったガーイユス・マールキウス・ケーンソーリーヌスと一般にされるが,前44年のカエサル暗殺でカエサルを守ろうとしたルーキウス・マールキウス・ケーンソーリーヌスというのが有力視されている.後者は前39年に執政官で,また前17年の世紀祭典の実行責任者の一人であった(Garrison: p. 372 ad "Censorinus").
*2 前400年ごろのエペソスの画家.
*3 前4世紀前半のパロスの彫刻家.


【2008/10/19 02:09】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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復刊:池田亀鑑『古典学入門』

西洋古典学のTextual Criticism概説は,結局日本の西洋古典学学徒によるものは殆どなく(多分皆無),実はこの方法論を日本の古典学に初めて応用した学者である池田亀鑑という国文学者によって紹介されています.最も有名な著書は:

池田亀鑑『古典の批判的處置に關する研究』1-3巻.東京 : 岩波書店,1941.

この著書では,Textual Criticismを実際に『土佐日記』の校訂作業に用いて,具体的作業の成果を示すという,凄まじく画期的な作業をされているそうです(未見)が,ここまでいかなくとも,岩波文庫で完結にまとめた入門が出ていて,これでtextual criticismの方法論は大体概要がつかめます:

池田亀鑑『古典学入門』岩波文庫.東京:岩波書店,1991.(原著:池田亀鑑『古典の読み方』東京:至文堂,1952).

これが復刊.comで11月に復刊されるそうです(http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310978).値段も700円たらず,たったラーメン一杯分の値段でこの碩学による入門が読めるのですから,西洋古典学に関心がある方は是非断食してでも買うようにしましょう.


【2008/10/18 22:19】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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徒然ラテン語講座(仮称)開講の辞

 なかなか始める機会もなく,いつ開講されるのかもわからないうちに永遠に開講されないのを防ぐため,開講の辞を書いておきます.

 この講座はいちおうでも一通りラテン語の初級を終えられた方用のラテン語講座です.基本的にはつぎのことが目標です:

  1. 形態論を完全に覚えること.
  2. 基礎語彙を覚えること.
  3. 統語論の学習.

 このうち,一番大変なのは3番目の統語論です.ギリシア語の統語論はまあなんとなくでも学習できないことはないのですが,ラテン語はかなり規則が厄介です.ページ数だけでいえばギリシア語の2倍3倍ぐらいになってしまいますし,文体論的なものも結構量があります.そのため,この講座の大半は,統語論にあてられることになるはずです.

 それに比べて,形態論はギリシア語ほどは難しくはありません.とはいえ,形態論もそれなりに大変で,一定期間はその習得に時間をかけたほうが,後々の手間を大幅に減らす事ができます.

 また,語学である以上は,語彙の習得は避けて通る事はできません.基礎語彙としては実はラテン語はフランス語並みに少ないほうで,1200語程度でもかなり網羅されるようです.ただ,これらは密接に文法事項とかかわって来て,場合によっては文法構造で意味がかわったりします.こういったことを学ぶ機会はあまりないので,(うまく行けばですが)ある意味画期的になるのではと思っています.

 徒然ラテン語講座では,講座では,統語論講座,基礎語彙講座,形態論講座,講読講座などが開かれる予定で,タイトルは例えば「徒然ラテン語講座:統語論篇 属格の用法(1)」というぐあいになると思います.この講座では特に順番を気にせずに,徒然に気が向くままにやって行く予定です.おそらく統語論だけで300回ぐらい続いたら,殆どの重要事項にはふれる事になるとは思いますが,それを待っていたら多分2年ぐらいはかかると思うので,もう少し早めにラテン語の体系的知識を身につけるために,Gildersleeveなどのラテン語文法書などをご自分でも通読されるといいと思います.

 まあはっきり言って,最後まで続くかどうかわかりません.講師が途中で行方不明になったり,戦意喪失したり,人生をはかなんで旅にでたりするかもしれませんが,あまりあてにしないで読んで下さるとありがたいです.


【2008/10/18 21:53】 徒然ラテン語講座 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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あと二つ……

あと二歌分翻訳したら4巻も全訳.なんだか最後のほうになるとちょっと寂しい感じがします.しかし『談話集』2巻,『書簡集』2巻が残っているのを考えると,とたんに肩が重く感じますね.

ところで,今日の収穫:

『Rome [ローマ]』前編セット Episodes 1-12. Discs 1-6. 米HBO, 2007.

ついに買ってしまいました.割引価格で4500円ぐらい.6枚組(前12話)ですから,1枚1000円しないと考えるとかなり安上がりではありますね.ちなみに,各方面からご感想を頂いておりますが,必ず言及されていたとおり,R-15指定.
 英語吹き込みですが,がんばればラテン語にもできると思うので,欧米の古典学研究者の方々に吹き替えしていただきたいですね.

もう一つ収穫:
ジャクリーヌ・ダンジェル著 遠山一郎/高田大介訳『ラテン語の歴史』文庫クセジュ.東京:白水社,2001.

発音の実際はどうだったかなど,大変興味深い記述などがあります.ただ,比較言語学関係の記述を期待すると,ちょっと物足りないかもしれません.参考文献表も,充実度は低くて,比較言語学関係では意味のあるものはなく,しかもフランスものに偏り過ぎですね.

 あまり内容と関係ないですが,白水社の本,最近のはレイアウトがやや汚い感じがしますね.この本でもやっぱりレイアウトが美しいとはとても言えないものですね.余白や,ちょっとした字間がなんだかこうストレートに見やすい感じになっていませんし,欧文活字にいたっては,露骨に統一されていないところが目立ちます(それとも何か意味があるのでしょうか……).こういうデザインは,売れ行きには微妙に影響を与えますし,正式な出版社を通して発売する以上は,出版社の責任範囲だとおもうので,もっとちゃんとやっていただきたいですね.



【2008/10/18 21:15】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻14歌41-52 (完結)

te Cantaber non ante domabilis
Medusque et Indus, te profugus Scythes
 miratur, o tutela praesens
  Italiae dominaeque Romae.

te fontium qui celat origines   45
Nilusque et Hister, te rapidus Tigris,
 te beluosus qui remotis
  obstrepit Oceanus Britannis,

te non paventis funera Galliae
duraeque tellus audit Hiberiae,  50
 te caede gaudentes Sygambri
  compositis venerantur armis.

あなたを,以前は征服されたことのないカンタブリー人*13が,
パルティア人が,そして印度人が,あなたを追放されたスキュタイ人が
 驚嘆しています,おお,イタリアと
  世界の主たるローマの確固たる守り手たるあなたよ,

あなたを水源を隠す
ナイル河*14が,ヒステル河*15が,あなたを急流ティグリス河が,
 あなたを,遠くはなれたブリタンニアに波打つところの
  怪獣すまう大海が,

あなたを,埋葬恐れぬガッリアの地が,
また頑強なヒベーリア*16の地が,
 あなたを殺戮喜ぶシュガンブリー族*17が,
  武器を納めて崇めております.


*13 スペインの一部族.
*14 ナイル河の水源は謎であった.
*15 ドナウ河.
*16 スペイン.
*17 ドイツの現ボン近郊にいた部族.前16年,ロッリウスを破るが,後講和.


【2008/10/18 19:59】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻14歌25-40

sic tauriformis volvitur Aufidus,  25
qui regna Dauni praefluit Apuli,
 cum saevit horrendamque cultis
  diluviem meditatur agris,

ut barbarorum Claudius agmina
ferrata vasto diruit impetu    30
 primosque et extremos metendo
  stravit humum sine clade victor,

te copias, te consilium et tuos
praebente divos. nam tibi, quo die
 portus Alexandrea supplex   35
  et vacuam patefecit aulam,

Fortuna lustro prospera tertio
belli secundos reddidit exitus,
 laudemque et optatum peractis
  imperiis decus arrogavit.   40

ダウヌス*8のアープリアの王国を流れる
牛形のアウフィドゥス河*9はかくのごとく渦巻くのです,
 荒れ狂って耕された畑を
  押し流そうとする時には,

クラウディウスが鉄鎧の蛮族の隊列を
とてつもない勢いで粉砕し,
 前衛も後衛も刈るが如く
  地面になぎ倒し,損害なく勝利したごとくに,

それはあなた*10が軍勢を,あなたが戦略を,そしてあなたが
神々をご賦与になったからです.なぜならあなたに,
 アレクサンドレーアが跪いてその港と
  宮殿を空にして明け渡したその日*11に,

幸先よい運命女神は,15年の年月に
戦果実れる戦の終わりを与え,
 賞讃と望み待たれた栄光を
  大願成就された支配権に加え認めたのです.


*8 アープリアの伝説的王.
*9 ウェヌーシア(現ヴェノーサ)の傍を通ってアープリアに入り,アドリア海に注ぐ河.しばしば河は牛の姿に比喩される.
*10 アウグストゥスのこと.
*11 アントーニウスとクレオパトラを破った後(前31年),アウグストゥスは前30年秋頃にアレクサンドレーアに入る.


【2008/10/18 19:28】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ネット上の論文とブログ

ネット上で修士論文を発表されています:

  Time-Free Cafe http://www5d.biglobe.ne.jp/~oitan/index.htm

なかなか手本になるような学位論文を目にする事は少ないので,論文をこれから書こうとされる方には非常に参考になると思います.

ブログもありました:

  Time - Free Cafe Diary http://timefree.at.webry.info/

御退官された指導教官の方に,「君は研究者としても十分やっていける」とおっしゃられたというのがすばらしいですね.ちなみに僕はその反対のことを(略)

 解説のほうはトリマルキオ様のブログに見事な紹介文があったので丸投げそちらをご参照ください:

  http://blogs.yahoo.co.jp/kannri_roma_ken/18208312.html

 そろそろお昼ご飯です.


【2008/10/18 12:19】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻14歌1-24

Quae cura patrum quaeve Quiritium
plenis honorum muneribus tuas,
 Auguste, virtutes in aevum
  per titulos memoresque fastos

aeternet, o, qua sol habitabilis   5
illustrat oras, maxime principum?
 quem legis expertes Latinae
  Vindelici didicere nuper,

quid Marte posses. milite nam tuo
Drusus Genaunos, implacidum genus, 10
 Breunosque velocis et arces
  Alpibus impositas tremendis

deiecit acer plus vice simplici;
maior Neronum mox grave proelium
 commisit immanisque Raetos   15
  auspiciis pepulit secundis,

spectandus in certamine Martio,
devota morti pectora liberae
 quantis fatigaret ruinis,
  indomitus prope qualis undas  20

exercet Auster, Pleiadum choro
scindente nubis, impiger hostium
 vexare turmas et frementem
  mittere equum medios per ignis.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


如何なる元老らの配慮,如何なるクィリーテースら*1の配慮が,
栄誉に満てるご奉仕により,あなたの,
 アウグストゥス様,武勇の業を世々
  碑文と記録の暦書に

永遠にとどめることができましょう,おお,太陽が人住まうことのできる
地を照らす限りの,首長のなかの最大のお方よ?
 そのあなたを,ラティウムの法に与らぬ
  ウィンデリキー族*2も最近知ったのです,

何をあなたが戦にて可能であるかを.というのも,あなたの兵もて
ドルースス*3は,反抗的な民たるゲナウニー族も,
 駆けるも早きブレウニー族も*4,そして
  恐るべきアルプスに据えられた要塞も,

荒々しく打ち破り,それは単なる報復以上の業だったのです.
ネロー氏族の年上の方*5も,間を置かず重大な戦いを
 行い,脅威であったラエティー族を
  幸先よい武運とともに追い払いました*6

それは戦の雌雄決するにおいては,見物でありました.
自由なる死に捧げし心構の敵を
 如何なる破壊により消耗させたか,
  立ち向かい難き様は,殆どちょうど

昴の星群が雲を破る頃の
南風が波をかき立てるが如く*7で,弛む事なく敵どもの
 騎兵隊を苛み,そして嘶く
  馬を戦火の真ただ中へと送ったのです.


*1 ローマ市民.
*2 現ドイツ南部,ドナウ河の南,ラエティー族の北側に住んでいた部族.4巻4歌注*5参照.
*3 下記*6参照.
*4 ゲナウニー族,ブレウニー族とも,ラエティー族の一部族.
*5 後のティベリウス帝.
*6 ラエティー族はウィンデリキー族の南側に住んでいた.前15年,ラエティー族はウィンデリキー族共にティベリウス・クラウディウス・ネローの子であるドルーススと後のティベリウス帝に倒され,属州ラエティアができる.
*7 昴は春分・秋分に昇り降りが観察されるが,この頃には嵐の季節で雲がかかり,昴は雲間から見えるということを言っているらしい.


【2008/10/18 11:28】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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これはゲマではない

なんだかにくさんあたりのブログでゲマゲマと言われていたので,どうもラテン名らしくないなあと思っていたらゲンマでした(Gemma).これは僕にしてみるとゲマではありません.もしこれがゲマなら,カトゥッルスとカトゥルスの区別がつかなくなってしまうのですから.
 まあこういったどうでもいい話はさておき,この論文集自体はその道の方々には重要なもののようですから,一応紹介まで:

Hiro Hirai Ed. Cornelius Gemma: Cosmology, Medicine and Natural Philosophy in Renaissance Louvain. Supplementi di <<Bruniana & Campanelliana>>. Pisa; Roma: Fabrizio Serra, 2008.



【2008/10/17 23:06】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻12歌

Iam veris comites, quae mare temperant,
impellunt animae lintea Thraciae;
iam nec prata rigent nec fluvii strepunt
 hiberna nive turgidi.

nidum ponit Ityn flebiliter gemens   5
infelix avis, heu, Cecropiae domus
aeternum opprobrium, quod male barbaras
 regum est ulta libidines.

dicunt in tenero gramine pinguinum
custodes ovium carmina fistula    10
delectante deum cui pecus et nigri
 colles Arcadiae placent.

adduxere sitim tempora, Vergili;
sed pressum Calibus ducere Liberum
si gestis, iuvenum nobilium cliens,   15
 nardo vina merebere.

nardi parvus onyx eliciet cadum
qui nunc Sulpiciis accubat horreis,
spes donare novas largus amaraque
 curarum eluere efficax.       20

ad quae si properas gaudia, cum tua
velox merce veni; non ego te meis
immunem meditor tingere poculis,
 plena dives ut in domo.

verum pone moras et studium lucri  25
nigrorumque memor, dum licet, ignium
misce stultitiam consiliis brevem.
 dulce est desipere in loco.


韻律:第2アスクレピアデース風ストロペー

  ― ― ― UU ― || ― UU ― U x
  ― ― ― UU ― || ― UU ― U x
  ― ― ― UU ― || ― UU ― U x
   ― ― ― UU ― U x


今や春の伴侶,海をなだめる
トラキアの微風は帆を後押しし,
今や牧場は凍てつくこともなく,川も
 冬の雪で溢れて音をたてるようなこともない.

巣をかけるはイテュスを涙ながらに悼む
不幸な鳥*1,ああ,ケクロープス*2の館の
永遠の不名誉よ,なぜなら酷いしかたで
 王の野蛮な情欲に仇討ちしたのだから.

柔らかい草原で,丸々とした
羊の見張りたちは,家畜と鬱蒼としたアルカディア
がお気に入りの神を喜ばす牧笛に合わせて
 歌を語るのだ.

季節は渇きを連れて来たぞ,ウェルギリウスよ.
しかし,カレース*3でしぼられた酒神を飲むのを
もし君がお望みなら,若い貴人らに仕える君よ,
 甘松でもって葡萄酒を君は得なきゃいけない*4

甘松の入った小さな箱が,酒瓶をおびき出すことになるんだ,
それは今,スルピキウスの倉*5に寝かされているやつだが,
それは新しき望みを与えるに気前よく,心労の
 辛さを軽くするのに効き目のあるやつだ.

その喜びにもし君が急ぎ来る気があるならば,君の
その土産をもって,飛んで来るがいい!僕の方は,
僕の盃の中に,手みやげなしの者を浸すつもりはないからね,
 ものの溢れる家にいる金持ちみたいには.

ともかく,愚図愚図するのも,金儲けに執着するのも止めて,
黒き火葬の火を忘れる事なく,できるうちに,
思慮にちょっとした馬鹿騒ぎを混ぜてやれ,
 頃合いよく馬鹿をやるのも楽しいことだよ.


*1 燕のこと.トラキア王テーレウスに嫁いだアテーナイの王女プロクネーは,妹ピロメーラーを夫に犯され,報復に自分の子イテュスを殺して夫に供し,夫に追われ,夫はヤツガシラ,プロクネーは燕,ピロメーラーはナイチンゲールとなる.
*2 アテーナイの最初の王.
*3 カンパーニアの南の町.現Calvi Risorta. カプアより北西15kmほど.良質の葡萄酒で有名.
*4 甘松は東方産の香料.ここでは手みやげとして持ってくるように言われている.
*5 アウェンティーヌス丘の麓のティベリス河のほとりにあった倉.


【2008/10/17 22:49】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻11歌21-36 (完結)

Telephum, quem tu petis, occupavit
non tuae sortis iuvenem puella
dives et lasciva tenetque grata
 compede vinctum.

terret ambustus Phaethon avaras 25
spes et exemplum grave praebet ales
Pegasus terrenum equitem gravatus
 Bellerophonten,

semper ut te digna sequare et ultra
quam licet sperare nefas putando 30
disparem vites. age iam, meorum
 finis amorum

(non enim posthac alia calebo
femina), condisce modos amanda
voce quos reddas; minuentur atrae 35
 carmine curae.

君が欲しがっているテーレプスは,
君の宿命とはかかわらぬ若者だ,彼は金持ちで
好色な女の子が我がものとして,嬉しい
 足かせで繋いで離さない.

焼かれたパエトーン*3は貪欲な
望みを脅かし,また地上の騎手たる
 ベッレロポーンを負った翼ある馬ペガサス*4
  由々しき例を呈するのだ,

その心は君に相応しい者を君が追い求めるように,そして
許されている以上を超えて求めることを不敬のことと考えて
相応しからぬ事を避けるようにとのことだ.さあもう,僕の
 愛の終着点たる女よ

(なぜならこれ以後には僕が他の女性を
恋しがることはないだろうから),愛らしい声で
君が歌えるように,歌を学ぶがいい.暗い心労は
 歌えば些細なものとなるだろうよ.


*3 太陽神ヘーリオスの息子.自分の父を成人後に知り,探し当てた父親の太陽神に頼んで日の馬車を御したところ,御し切れず,世界を焼く所となり,ゼウスの雷に打たれて殺される.
*4 神馬ペーガソスに乗って怪獣キマイラを倒すが,天に昇らんとしてゼウスの雷に打たれる.


【2008/10/16 19:32】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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注釈型論文

 卒業論文関係ですが,注釈を論文にするという手が西洋古典では可能です.
 テーマを決めた瞬間から書き始められるので,これが一番当たり外れがないとは言えます.ただし,textual criticismの方法論はちゃんと知っていて,扱う文献の写本の関係などもちゃんとわかっていなければいけないですし,apparatus criticusの読み方や書き方もしらなければいけません.また,それぞれの箇所についてはそれなりに雑誌論文を網羅的に集めたりするのは必要です(これは普通の論文でもそうですけど).文献学的な読解能力がなければ見るからにみすぼらしい注釈になりますが,ちゃんと指導されながらなら,書く過程でそういうプロの読み方を身につけることができるので,専門家になるならむしろこういった論文のほうがおすすめではありますね.


【2008/10/16 17:50】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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卒業論文の書き方……

 やはりアップするのは止める事にしました.

 具体的な素材がないと,漠然としすぎてあまり役には立たない「卒業論文の書き方」になるのは多分宿命なのですね.個人的にも「卒業論文の書き方」の類は,卒業論文には殆ど役に立たなかったですし,色々思考を活性化させなければいけないのに,むしろマニュアル化した不活発な思考に陥ってしまい,どうしてこのマニュアルで書けないんだろうなどと,全く問題とかけ離れた責任転嫁をしてしまったりします.まあ卒論マニュアルでも酷いものは,参考文献表の作り方すら間違っていることがあって,機械的な部分にすら使えなかったりするぐらいですから,MLA式の機械的な部分の書き方指南書以外は見るのは避けるべきですね.

 論文はなんだかんだいって,自分のハートを伝えるコミュニケーションの一つですから,僕らが今まで,自分の言葉で語ってはあたりの反応を見つつ,コミュニケーションの方法を身につけたように,やはり具体的なアドバイスという反応を貰いながら,専門家の助力のもとに,自分のスタイルを自分でつくって行くしかありません.もちろん,普通の言葉と同じように,しゃべる内容がない状態では言葉は身に付かないわけで,それとおなじように,論文の書き方も,ちゃんと素材を目の前において指導して下さる方に指導をあおぐのが一番だと思います.つまり,「卒業論文の書き方」は,卒業論文を書くプロセス自体が一番のマニュアルということになるでしょうか.

 うーむ,結局すごく無責任な言い方になってしまいますが,卒業論文を書かれるかたはがんばって下さい.


【2008/10/15 23:48】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻11歌1-20

Est mihi nonum superantis annum
plenus Albani cadus, est in horto,
Phylli, nectendis apium coronis,
 est hederae vis

multa, qua crinis religata fulges;  5
ridet argento domus; ara castis
vincta verbenis avet immolato
 spargier agno.

cuncta festinat manus, huc et illuc
cursitant mixtae pueris puellae;  10
sordidum flammae trepidant rotantes
 vertice fumum.

ut tamen noris quibus advoceris
gaudiis, Idus tibi sunt agendae,
qui dies mensem Veneris marinae 15
 findit Aprilem,

iure sollemnis mihi sanctiorque
paene natali proprio, quod ex hac
luce Maecenas meus affluentis
 ordinat annos.         20


サッポー風ストロペー

  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
    ― UU ― x


僕には9年を越える
アルバ葡萄酒*1に満たされた瓶がある.庭には,
ピュッリス*2よ,花冠を編むためのパセリと,
 木蔦もたっぷり

沢山ある,それで君が髪を縛れば,本当に輝いて見えるようなのが.
屋敷は銀食器に満ちて微笑んでいる.祭壇は汚れなき
聖なる枝にて巻かれ,屠られた子羊の血が
 撒かれるのを待ち望む.

召使いらは皆急いでいて,こちらあちらと
下僕も下女に混じり合って走り回り,
炎は渦と巻いて汚い煙を
 もくもくと巻き上げる.

しかし,君がどんな慶事のために呼ばれたのか
わかるように言うとすると,君はこの中日を過ごさねばならない,
その日は海のウェヌスの月たる4月を
 二つに分ける日だ,

それは私には聖なる日で,そして殆ど
自分自身の誕生日よりももっと神聖な日であるのも当然,なぜならこの
日から我がマエケーナース様は流れる年月を
 数えたのであるから.


*1 ファレルヌム葡萄酒に次ぐ銘酒.
*2 おそらく宴を盛り上げる遊女の名.




【2008/10/15 19:02】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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そろそろ完成

 『歌集』4巻もそろそろ完成しそうです.あまり長くなくて助かっていますが,8歌は本文に問題があって手こずりそうですね.
 ホラーティウスでは滅多にinterpolationが問題にはならないのですが,これでは6行分ほどが後世の挿入とされているのです.しかもそのうちの4行ほどは,行の途中から途中までが書き加えられているBinneninterpolationというものです.
 それはちょっとありそうにないような気もしますが,多分2行分(通常28行と33行)は書き加えがあるのは確かでしょう.ホラーティウスの『歌集』はこの8歌を除くとすべて4の倍数行の詩しかなく,同じ詩行が繰り返されるものもどうも4行単位のストロペーからなっているようなのです.ただ,この8歌のみが34行で,4の倍数には2行分多いか少ないのですね.
 久しぶりにちょっと頭を使いそうです(笑).


【2008/10/15 01:15】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻9歌25-52 (完結)

vixere fortes ante Agamemnona 25
multi; sed omnes illacrimabiles
 urgetur ignotique longa
  nocte, carent quia vate sacro.

paulum sepultae distat inertiae
celata virtus. non ego te meis  30
 chartis inornatum silebo
  totve tuos patiar labores

impune, Lolli, carpere lividas
obliviones. est animus tibi
 rerumque prudens et secundis 35
  temporibus dubiisque rectus,

vindex avarae fraudis et abstinens
ducentis ad se cuncta pecuniae
 consulque non unius anni
  sed quotiens bonus atque fidus 40

iudex honestum praetulit utili
reiecit alto dona nocentium
 vultu, per obstantis catervas
  explicuit sua victor arma.

non possidentem multa vocaveris 45
recte beatum; rectius occupat
 nomen beati, qui deorum
  muneribus sapienter uti

duramque callet pauperiem pati
peiusque leto flagitium timet,   50
 non ille pro caris amicis
  aut patria timidus perire.

強き者どもはアガメムノーン以前にも
沢山生きていた.しかし,全て嘆かれるも能わず,
 知られぬまま長き夜にて
  葬られている.それは聖なる詩人を欠いたがため.

殆ど変わらぬのだ,隠された美徳と
葬られた無為とは.僕は我が
 本にて君のことを栄誉ないまま黙っていたり,
  君のこれほど多くの労苦を

みすみす,ロッリウス*11よ,妬み深き
忘却が摘み取るのを許したりは決してしない.君には勇気がある.それは
 順境においては思慮深く,
  逆境においては曲がった事をせず,

貪欲な欺瞞の糾弾者であり,そして
全ての者を我が方へと導く金銭から身を遠ざけたが,
 それは一年のみの執政官の間のみではなく,
  善良で忠誠な

裁判官として真正なものを有用なものよりも優先し,
厳しい面持ちで仇成す者らの贈り物を拒み,
 阻止せんとする大衆を通って
  勝利者として自分の武器をかざす度にそうであったのだ.

多くの物を所有する者を
恵まれていると呼ぶのは正しいことではあるまい.より正しく
 恵まれし者の名を持つのは,神々の
  贈り物を賢明に用いること,

そして辛い困窮に耐えることを知り,
死よりも悪い悪行を憚る者であって,
 親しき友たちや
  祖国のために死ぬことを恐れる輩ではない.


*11 マールクス・ロッリウス.前21年に執政官.全16年にシュガンブリー族との戦いで敗北したが,それでもアウグストゥスには用いられていた.しかし,歴史家には全くこの詩の美徳とは反対の所にいる人物とされており,前2年におそらく彼の犯した不正がアウグストゥスに発覚したため自殺.


【2008/10/15 00:57】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』4巻9歌1-24

Ne forte credas interitura quae
longe sonantem natus ad Aufidum
 non ante vulgatas per artis
  verba loquor socianda chordis:

non, si priores Maeonius tenet  5
sedes Homerus, Pindaricae latent
 Ceaeque et Alcaei minaces
  Stesichorive graves Camenae,

nec, si quid olim lusit Anacreon,
delevit aetas; spirat adhuc amor 10
 vivuntque commissi calores
  Aeoliae fidibus puellae.

non sola comptos arsit adulteri
crinis et aurum vestibus illitum
 mirata regalisque cultus    15
  et comites Helene Lacaena,

primusve Teucer tela Cydonio
direxit arcu; non semel Ilios
 vexata; non pugnavit ingens
  Idomeneus Sthenelusve solus 20

dicenda Musis proelia; non ferox
Hector vel acer Deiphobus gravis
 excepit ictus pro pudicis
  coniugibus puerisque primus.


韻律:アルカイオス風ストロペー

  x ― U ― ― || ― UU ― U x
  x ― U ― ― || ― UU ― U x
   x ― U ― ― ― U ― x
    ― UU ― UU ― U ― x


まさか君は信じてはならぬ,
遠くさやめくアウフィディウス河畔*1に生まれた僕が
 以前は広く使われてはいなかった技巧により
  言葉を弦に合わすべく語りし事が滅びようとは.

もしマイオニアー*2のホメーロスがより優れた
場所を占めようとも,ピンダロスや
 ケオースの詩人*3とアルカイオスの畏怖抱かせるカメーナ*4
  あるいは重々しきステシコロスのそれが隠れることはない.

また,もしかつてアナクレオーンが何か吟じたとしても,
それを年月は消し去ることはなかった.今までアイオリスの娘*5
 愛は息づき,そして弦に
  託された熱情は生きつづけている.

間男*6の整った髪に心を燃やし,
そして衣に縫い付けられた黄金に
 驚き,王者の身だしなみと
  従者らに驚いたのは,ラコーニアのヘレネーのみではなく,

またテウクロス*7が最初にキュドーニア*8の弓から
矢を向けたのではない.イーリオスも
 荒らされたのは一度ではない.偉大なイードメネウス*9
  ステネロス*10だけが

ムーサによって語られるべき戦いを戦ったのではない.猛々しい
ヘクトルや,峻烈なデーイポボス*11が,貞淑な
 妻と子供達のために重い傷を負ったのも
  初めての事ではない.

*1 ホラーティウスの故郷,ウェヌーシア(現ヴェノーサ)の傍を通ってアドリア海に注ぐ河.
*2 小アジアのリュディアの別称.ホメーロスの故郷とされる(異説もある).
*3 ケオース島出身の詩人シーモニデースのこと.
*4 ムーサ女神らにあたる,イタリアの泉のニンフ.
*5 サッポーのこと.
*6 ヘレネーを連れ去ったトロイアの王子パリスのこと.
*7 トロイア戦争の際のギリシア方の弓の名手であった将.
*8 クレータ島の西側の町.クレータは弓矢で有名であった.
*9 トロイア戦争の際のギリシア方の将で,クレータの王.
*10 トロイア戦争の際のギリシア方の将で,ミューケーナイの王.
*11 プリアモスとヘカベーの子.つまりパリスの兄弟で,パリスの死後ヘレネーを得るが,トロイア陥落でメネラーオスに殺される.


【2008/10/14 20:16】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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大変受けました

久しぶりに吹きました.キーボードが無事で良かったです.

  http://d.hatena.ne.jp/kamo_negitoro/20081014


【2008/10/14 18:04】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(4) | 記事修正

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10万アクセス

 いつのまにか10万アクセス達成でした.ご来訪ありがとうございます.
 ここまでほぼ3年ちょいですから,100万アクセスまではこのペースで30年かかることになりそうです.30年後の「ラテン語徒然」も想像がつきませんが,そもそもネットがあるのかどうか,いやそれ以上に,人類が生き残っていられるのかどうか.僕は最後のが一番危なっかしいような気がしますが,どんなもんでしょう.もちろん,ネットも「ラテン語徒然」もちゃんと生き残っていて,人類だけ滅びている30年後です.


【2008/10/14 17:56】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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西洋古典と翻訳

 ブログで翻訳していながらなんですが,翻訳は我々にとっては実は手段なのであって,目的ではないのですね.もちろん,一般には,翻訳は作品に近づくための唯一の道筋であって,翻訳をつくる事が一見西洋古典学の目標のように見えるかもしれませんが,西洋古典学の目標はギリシア・ラテンの世界をその当時のままに理解することであって,文献学はギリシア・ラテンの文献を,それが書かれ読まれたように理解するのが目的とするものです(僕の理解では).
 うまく説明するのは難しいですが,喩えて言えば,物理学のブルーバックスの新書は,一般には物理学そのものに見えるのですが,物理学の論文としては新書の内容を書いても通らないようなものでしょうか.もちろん,一般の方には翻訳は非常に重要で,古典の研究に理解をもってもらうためにも欠かせないものではありますが,基本的に専門としての西洋古典学や文献学はちょっと別の所にあります.
 一方,ブルーバックスの本が新書として優れているためには,やはり専門の研究というのが基盤になければいけないように,一般に使える翻訳というのも,専門の研究ができる状態の人でなければ,とてもできないものではあります.
 このあたりの関係はよくわきまえていないと,ブルーバックス=専門家の仕事のような勘違いを西洋古典学の専門家ですらおかしかねないですね.僕自身も時々忘れています(笑).

 なんとなく要領を得ない文章なので,これは多分後で消すでしょう…….


【2008/10/13 04:11】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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『クォーク』をもとめて

別に第7個目のクォークを探していた訳でなくて(当然ですが),comcさんおすすめのこの本を探していたのですが……:

南部 陽一郎『クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか』ブルーバックス.第2版.東京:講談社,1998.

 近所でちょっと探した限りではありませんでした.というよりも,以前にはかなりあったはずの講談社ブルーバックス新書自体があまりおいていなくて,速読とかなんとも怪しげでブルーバックスらしくないブルーバックス新書がおいてあります.理系離れがどうのこうのという論説がありますが,僕自身は全然そんなことはないだろうと思っていたものの,こういった本屋の状態はそれを示しているとはいえそうですね.
 しかし,この『クォーク』,もっと大きな本屋にいっても手に入らなそうです.少なくとも紀伊国屋書店のサイトでは在庫がありませんでした.人気がないために殆ど部数を増刷していなかったところ,このノーベル賞フィーバーで一気に売れてしまったのでしょうね.10月末に増刷とのことですから,それまでまつしかありません.


【2008/10/13 01:53】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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