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キケロー『卜占について』第1巻8

8 Quibus de rebus et alias saepe et paulo accuratius nuper, cum essem cum Q. fratre in Tusculano, disputatum est. Nam cum ambulandi causa in Lyceum venissemus (id enim superiori gymnasio nomen est), "Perlegi," [ille] inquit, "tuum paulo ante tertium de natura deorum, in quo disputatio Cottae quamquam labefactavit sententiam meam, non funditus tamen sustulit." "Optime vero," inquam; "etenim ipse Cotta sic disputat, ut Stoicorum magis argumenta confutet, quam hominum deleat religionem." Tum Quintus: "Dicitur quidem istuc," inquit, "a Cotta, et vero saepius, credo, ne communia iura migrare videatur; sed studio contra Stoicos disserendi deos mihi videtur funditus tollere.

8 これらの事について,他の時に何度も論じたが,また最近,私が弟クィントスと一緒にトゥスクルムにいた折,もう少しより厳密に論じたことがあった.それはこのような次第だ.我々が散歩しにリュケイオン(というのも,これが上級学校の名前である*1)に行った時に,彼は言った.「私は少し前に,あなたの『神々の性質について』の第3巻を読み終えました.その中でのコッタの論議は私の見解を揺るがすものではありましたが,しかしながら根底から覆すには至りませんでした」「だがそれは極めてうまくいっているのだ」私は言った,「というのも,コッタ自身は,人々の信仰を消し去るためというよりは,むしろストア派の論拠を批判するために論じているのだから」するとクィントゥスは言った.「あなたのその言葉は,コッタによっても,それも実際何度も語られていますが,それは私が思うに,公共の法を否定するように見られないためにとのことだと思います.しかし,ストア派に反対して論じる熱意のあまり,彼は神々を根底から否定しているように私には思えるのです.



*1 もちろん,アリストテレースがいたところの本物のリュケイオンでなく,自分の学校の,ということ.逍遥学派を意識した柱廊状の庭があって,そのためそこに散歩に出かけた.

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【2007/05/26 11:10】 Cicero De divinatione | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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『マンガ ローマ帝国の歴史』3

さかもと未明著 小堀馨子監修『マンガ ローマ帝国の歴史3 カリグラ,ネロ,ユリウス朝の崩壊』東京:講談社,2007.

またまた買ってしまいました.副題ではカリグラとネロですが,ティベリウスとクラウディウスも入って,今度はネローの死までが守備範囲です.今回も一気に読み切ってしまいましたが,やはり出て来る皇帝自体の魅力がやや劣るのと,皇帝の周辺人物が面白みには欠けるというのがありますね.ポンペーイウス,アントーニウス,キケロー,クレオパトラなどという,どれも主役になりうる偉大な脇役に恵まれていたカエサルやアウグストゥスに比べると,その後の皇帝はやや平板な印象になるのはしようがないところでしょうか.しかし,この巻を読んでいると,なんだか飽食日本の現状とも重なる部分も多々あるなあと思いました.
 しかしこれでめでたく三部作は完結です.一抹の寂しさを感じますが,いつか続編がでることを期待してまちましょう.

 帯は三枝成彰氏でした.全然想像もしていませんでした…….


【2007/05/25 22:12】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』316-326行(完結)

70Asteri/h polu/bwme polu//llite, ti/v de/ se nau/thv
e1mporov Ai0gai/oio parh/luqe nhi_ qeou/sh|;
ou0x ou3tw mega/loi min e0pipnei/ousin a0h~tai,
xreiw_ d 0 o3tti ta/xiston a1gei plo/on, a0lla_ ta_ lai/fh
w0ke/ev e0stei/lanto kai_ ou0 pa/lin au]tiv e1bhsan,77320
pri_n me/gan h2 se/o bwmo_n u9po_ plhgh~|sin e9li/cai
r9hsso/menon kai_ pre/mnon o0dakta/sai a9gno_n e0lai/hv
xei=rav a0postre/yantav: a4 Dhlia_v eu3reto nu/mgh
pai/gnia kouri/zonti kai_70Apo/llwni gelastu/n.

i9sti/h w} nh/swn eu0e/stie, xai~re me_n au0th/,77325
xai/roi d 070Apo/llwn te kai_ h4n e0lo/xeusato Lhtw/.

多くの祭壇もち,多く祈られるアステリエーよ,どの水夫が
エーゲ海の旅路にあって,船速くしてあなたを通り過ぎるだろうか?
そうするようにと強風が彼を後押しすることもなく,
たとえできる限り速い航海の必要に迫られていようと,彼らは急いで
帆をあげ,再びまた船旅を続けることはない,(320)
あなたの偉大な祭壇の回りを,打たれながら踊りつつ,
祭壇を踏みならし,そして,後ろ手に縛られて,
聖なるオリーブの根元にかじりつくよりも前には.これらはデーロスのニンフが
幼いアポッローンの遊びと笑いのために考えたのだ.

おお,島々のよきかまどよ,あなた自身もご機嫌よろしく,(325)
そしてアポッローンも,またレートーが生んだ女神*1もご機嫌よきことを!



*1 アルテミス.


【2007/05/25 18:02】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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もうすぐ終わり……

『デーロス讃歌』もあと10行ほどで終わり.翻訳開始が3月11日ですから,2ヶ月以上にわたってしまいました.これが終わったらカッリマコスの写本による伝承作品はあと『アルテミス讃歌』のみですが,さすがにもうしばらくはいいです…….本当にちゃんとカッリマコスが読める方,早く翻訳を出していただきたいですね.


【2007/05/24 23:43】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』300-315行

70Asteri/h quo/essa, se_ me_n peri/ t 0 a0mfi/ te nh~soi77300
ku/klon e0poih/santo kai_ w(v xoro_n a0mfeba/lonto:
ou1te siwphlh_n ou1t 0 a1yofon ou]lov e0qei/raiv
73Esperov, a0ll 0 ai0ei/ se katable/pei a0mfibo/hton.
oi9 me_n u9paei/dousi no/mon Luki/oio ge/rontov,
o3n toi a0po_ Ca/nqoio qeopro/pov h1gagen70Wlh/n:77305
ai9 de_ podi_ plh/ssousi xori/tidev a0sfale_v ou]dav.
dh_ to/te kai_ stefa/noisi baru/netai i9ro_n a1galma
Ku/pridov a0rxai/hv a0rih/koon, h3n pote Qhseu/v
ei3sato, su_n pai/dessin o3te Krh/thqen a0ne/plei.
oi9 xalepo_n mu/khma kai_ a1grion ui[a fugo/ntev77310
Pasifa/hv kai_ gnampto_n e3dov skoliou= laburi/nqou,
po/tnia, so_n peri_ bwmo_n e0geirome/nou kiqarismou~
ku/klion w0rxh/santo, xorou~ d 0 h9gh/sato Qhseu/v.
e1nqen a0eizw/onta qewri/dov i9era_ Foi/bw|
Kekropi/dai pe/mpousi toph/ia nho_v e0kei/nhv.77315

香のたなびくアステリエーよ,あなたの周辺に島々は(300)
円を成して,歌舞隊の如くに回りを囲んだ.
そして,髪が巻き毛のヘスペロスがあなたを見るときは,あなたは黙って
音を立てないのを見ることはなく,常に音が鳴り響いているのである.
男らはクサントスより予言者オーレーン*1が伝えた
リュキアの老人の歌*2を歌い,(305)
踊り手の女らは足でしっかりした大地を打つ.
実にその時にはまた,古のキュプリス女神の名にし負う聖なる像は
花冠が重ねられる.それはかつてテーセウスが
かつて若者らとともにクレータから帰郷した時に建てたもの.
彼らはパーシパエーの生んだ恐ろしいうなり声上げる荒々しい息子と,(310)
曲がりくねった迷宮の入り組んだ住まいを逃れて*3
恵み深い女神よ,あなたの祭壇の傍でキタラをかき鳴らして
円舞し,そしてテーセウスが歌舞を率いた.
そこから巡礼船の永遠の聖なる捧げものとしてケクロプスの子ら*4
ポイボスにその船の綱を送っている.(315)



*1 ヘーロドトス4.35参照.
*2 不明.
*3 ミノタウロスと,それが住んでいた迷宮.
*4 アテーナイ人.


【2007/05/24 23:35】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』291-299行

prw~tai/ toi ta/d 0 e1neikan a0po_ canqw~n70Arimaspw~n
Ou]pi/v te Locw/ te kai_ eu0ai/wn79Ekae/rgh,
qugate/rev Bore/ao, kai_ a1rsenev oi9 to/t 0 a1ristoi
h0iqe/wn: ou0d 0 oi3ge palimpete_v oi1kad 0 i3konto,
eu1moiroi d 0 e0ge/nonto, kai_ a0klee_v ou1pote kei~ntai.295
h] toi Dhlia/dev me/n, o3t 0 eu0hxh_v u9me/naiov
h1qea koura/wn mormu/ssetai, h3lika xai/thn
parqenikai~v, pai~dev de_ qe/rov to_ trw~ton i0ou/lwn
a1rsenev h0iqe/oisin a0parxo/menoi fore/ousin.

295 ou1pote kei~ntai Maas : ou1pot 0 e0kei~noi codd.

最初にあなたにこれらを金髪のアリマスポイ*1から運んだのは
ウーピスとロクソーと,至福のヘカエルゲーという,
ボレアースの娘らと,若者のうちでその時もっとも
立派な者たちであった.そしてその彼らは再び帰国せずに,
良き定め持つ者となり*2,そして永久に栄光ある者となって横たわっている.(295)
実にデーロスの娘らは,よく響く婚礼歌が
娘らの心持ちをかき乱す時,同じ年令の髪*3
乙女らに,若者ははじめての髭の最初の実りを
切って少年らに差し出すのだ.



*1 ここではヒュペルボレイオス人と同じと見られているが,ヘーロドトス4.13によると,一つ目の民族とされている.
*2 おそらくデーロス島で一生を終えた(Mineur, ad loc.).
*3 つまり,「切られたことのない」(Mineur, ad loc.).


【2007/05/24 11:30】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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リーウィウス ベストテン入り

岩波ベストテンに,リーウィウスが入っています.しかも2位.ついで5位に『ソークラテースの弁明』,9位にマルクス・アウレーリウスです.こうなると,どうも教科書だからといって売れているわけではないようですね(それも含まれているとは思いますが).これだけ関心が高いのなら,岩波もたんなる翻訳でなくて,原典対訳を出してくれるともっと売れ行きが増すような気がするのですが,だれか作ってくれないでしょうか.
http://www.iwanami.co.jp/best/index.html



【2007/05/23 00:37】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』275-290行

tw~| kai_ nhsa/wn a9giwta/th e0ce/ti kei/nou77275
klh/|zh|,70Apo/llwnov kourotro/fov: ou0de/ s 070Enuw/
ou0d 070Ai5dhv ou0d 0 i3ppoi e0pistei/bousin71Arhov:
a0lla/ toi a0mfietei=v dekathfo/roi ai0e_n a0parxai/
pe/mpontai, pa~sai de_ xorou_v a0na/gousi po/lhev,
ai3 te pro_v h0oi/hn ai3 q 0 e3speron ai3 t 0 a0na_ me/sshn77280
klh/rouv e0sth/santo, kai_ oi4 kaqu/perqe borei/hv
oi0ki/a qino_v e1xousi, poluxroniw/taton ai]ma.
oi9 me/n toi kala/mhn te kai_ i9era_ dra/gmata prw~toi
a0staxu/wn fore/ousin: a4 Dwdw/nhqe Pelasgoi/
thlo/qen e0kbai/nonta polu_ prw/tista de/xontai,77285
ghlexe/ev qera/pontev a0sigh/toio le/bhtov:
deu/teron71Irion a1stu kai_ ou1rea Mhli/dov ai1hv
e1rxontai: kei~qen de_ diaplw/ousin70Aba/ntwn
ei0v a0gaqo_n pedi/on Lhla/ntion: ou0d 0 e1ti makro/v
o9 plo/ov Eu0boi/hqen, e0pei_ se/o gei/tonev o3rmoi.77290

28771Irion Pfeiffer : 79Ieron codd.

そして,それゆえ,この時から今まで,アポッローンの乳母として,(275)
あなたは島々のうちでもっとも神聖なものと呼ばれている.あなたの上にエニューオーも
ハデースも,アレースの馬も立ちはせず,
あなたには毎年初ものの十分の一が常に
送られ,全ての都市は歌舞隊を率いるのだ,
それは東に,西に,南に(280)
割り振られている都市に加え,北の岸辺の上に
居を持つ,極めて古い血筋の人々だ*1
彼らははじめてあなたに葦と聖なる一握の穂を
持って行ったのだ.そのはるばるやって来た穂をドードーナ*2
ペラスゴイ人が,他にずっと先んじて受け取る.(285)
彼らは音の止まない釜の番をして地に臥して寝る者たちだ*3
次いで,彼らはイーラの町*4とマーリスの地の山へと
やって来た.そこから彼らはアバンテース人*5
立派なレーラントス平野*6へと航海した.そして,エウボイアからは
もう長い航海はいらなかった,というのもあなたの港は近くにあるから.(290)



*1 極北にすむ伝説的な人々ヒュペルボレイオス人を指す.彼らはアポッローンを崇拝していた.
*2 ギリシア北西部エピロスにある山.
*3 『イーリアス』16.234-5によると,セッロイと呼ばれる司祭らが,ドードーナの地域では足も洗わずに地に伏して眠るとある.
*4 マーリス地方の町.
*5 エウボイアにすむ民族.
*6 エウボイアのカルキスとエレトリアの間の平野.


【2007/05/23 00:27】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻8歌

Lydia, dic, per omnis
 te deos oro, Sybarin cur properes amando
perdere. cur apricum
 oderit Campum patiens pulveris atque solis?

cur neque militaris               5
 inter aequalis equitat, Gallica nec lupatis
temperat ora frenis?
 cur timet flavum Tiberim tangere? cur olivum

sanguine viperino
 cautius vitat neque iam livida gestat armis  10
bracchia, saepe disco,
 saepe trans finem iaculo nobilis expedito?

quid latet, ut marinae
 filium dicunt Thetidis sub lacrimosa Troiae
funera, ne virilis                15
 cultus in caedem et Lycias proriperet catervas?

リューディアよ,言ってくれ,全ての
 神々にかけてお願いだ,どうして君は愛する事でシュバリスを
破滅させ急ぐのか.どうして彼は明るい
 競技場を嫌になったのか,塵や日焼けを耐えるあの彼が?

またどうして彼は仲間と一緒に
 騎兵訓練もせず,ガリアの馬の口を
ぎざぎざの馬銜で操ることもしないのか?
 どうして黄色いティベリス川に触れるのを恐れるのか?どうしてオリーブを

蛇の血よりも
 びくびくして避けるのか,そしてもはや武具で青い
痣を腕につけないのか,しばしば円盤投げで,
 しばしば槍投げで的を越えて投げる名手だったのに?

なぜ彼は隠れているのか,海の
 テティスの息子*1が,トロヤでの悲しき死を
前にして,男の
 身なりが殺戮とリュキア勢*2の中へとさらってゆかぬように,隠れるように?


*1 アキッレウス.アキッレウスはトロヤ戦争に行けば死ぬ運命だったので,それを避けるために,両親のペーレウスと海の女神テティスはアキッレウスをスキュロスに置き,つれてゆかれぬよう女装させて隠していた.
*2 トロヤ軍の一部隊.

韻律:大サッポー風ストロペー

    ― UU ― U ― ―
  ― U ― ― ― | UU ― || ― UU ― U ― ―
    ― UU ― U ― x
  ― U ― ― ― | UU ― || ― UU ― U ― x



【2007/05/19 21:31】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻20歌

Vile potabis modicis Sabinum
cantharis, Graeca quod ego ipse testa
conditum levi, datus in theatro
 cum tibi plausus,

clare Maecenas eques, ut paterni    5
fluminis ripae simul et iocosa
redderet laudes tibi Vaticani
 montis imago.

Caecubum et prelo domitam Caleno
tu bibes uvam: mea nec Falernae    10
temperant vites neque Formiani
 pocula colles.

あなたはありきたりの器から安っぽいサビーヌム酒*1
飲むでしょう,その酒は私自らギリシアの壷に
仕込んで封をしたのですが,それは舞台であなたに対して
 喝采がわき起こった時の事です,

高名な騎士たるマエケーナース,その喝采は父祖ゆかりの
*2の岸辺と,ウァーティカーヌス*3山の
悪戯っぽい木霊も一緒にあなたに賞賛を
 返したほどのものでした.

あなたはカエクブム*4の酒とカレーヌスの搾酒器で搾られた
葡萄酒*4をあなたは飲むでしょう.ですが,私の杯には
ファレルヌム*4の葡萄酒も,フォルミアエ*4の丘も
 混ざることはありません.


*1 中級の葡萄酒.
*2 ティベリス川.マエケーナースの出身地はエトルリアで,ティベリス川も同様そこから流れる.
*3 カンプス・マールティウスの向かい川のティベリス側西岸一帯.現在のヴァチカンとは異なる.
*4 高級葡萄酒の産地.


韻律:サッポー風ストロペー

  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
  ― U ― ― ― || UU ― U ― x
    ― UU ― x



【2007/05/19 19:12】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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アポッローン誕生

ようやくアポッローンが誕生して,ひと場面終わりました.あとは50行ほど,デーロス島の風習などが語られておしまいです.まあ来週中には終わるでしょう.まあ読んでいる人もあまりいないと思いますが,終わったらぼちぼちキケローのDe Divinationeに移ろうと思います.


【2007/05/19 16:40】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』260-274行

xru/sea/ toi to/te pa/nta qemei/lia gei/neto, Dh=le,77260
xrusw~| de_ troxo/essa panh/merov e1rree li/mnh,
xru/seion d 0 e0ko/mhse gene/qlion e1rnov e0lai/hv,
xrusw~| de_ plh/mure baqu_v70Inwpo_v e9lixqei/v.
au0th_ de_ xruse/oio a0p 0 ou1deov ei3leo pai~da,
e0n d 0 e0ba/leu ko/lpoisin, e1pov d 0 e0fqe/gcao toi=on:77265
79 w] mega/lh, polu/bwme, polu/ptoli, polla_ fe/rousa,
pi/onev h1peiroi/ te kai_ ai4 perinai/ete nh=soi,
au3th e0gw_ toih/de: dush/rotov, a0ll 0 a0p 0 e0mei=o
Dh/liov70Apo/llwn keklh/setai, ou0de/ tiv a1llh
gaia/wn tosso/nde qew~| pefilh/setai a1llw|,77270
ou0 Kerxni_v krei/onti Poseida/wni Lexai/w|,
ou0 pa/gov79Ermei/h| kullh/niov, ou0 Dii_ Krh/th,
w9v e0gw_70Apo/llwni: kai_ e1ssomai ou0ke/ti plagkth/. 0
w{de su_ me_n kate/lecav: o9 de_ gluku_n e1spase mazo/n.

その時,あなたの礎は全て黄金となったのだ,デーロスよ,(260)
円い湖も一日中黄金が流れ,
オリーブの若枝も黄金の葉を生やし,
深く渦巻くイーノーポス川も黄金が流れたのだ.
そして,あなた自身が黄金の大地からその子を取り上げ
懐に置き,このような言葉を発した.(265)
「おお,偉大で,多くの祭壇のある,多くの町をもつ,多くをもたらす
豊かな本土よ,そして,その回りにある島々よ,
私自らはこのようなものだ.耕し難いが,しかし私のために,
デーロスのアポッローンと呼ばれるだろう,そして,別のどこかの
大地が他の神に,これほどに愛されることはないだろう,(270)
レカイオン*1の偉大なポセイドーンとってのケルクニスの地*2も,
ヘルメースにとってのキュッレーネーの丘*3も,ゼウスにとってのクレータ島も,
私がアポッローンに愛されるほどではない.そして,私はもはや彷徨う島ではいないだろう」
このようにあなたは語った.そして,彼は甘い乳房を吸った.


*1 コリントスの港.
*2 コリントスのもう一つの港,ケンクレアイの一帯を指すらしい.この形容詞はhapax legomenon.
*3 アルカディア北西端の山.


【2007/05/19 16:35】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』第1巻第13歌

  Cum tu, Lydia, Telephi
cervicem roseam, cerea Telephi
  laudas bracchia, vae meum
fervens difficili bile tumet iecur.

  tum nec mens mihi nec color   5
certa sede manet, umor et in genas
  furtim labitur, arguens
quam lentis penitus macerer ignibus.

  uror, seu tibi candidos
turparunt umeros immodicae mero 10
  rixae, sive puer furens
impressit memorem dente labris notam.

  non, si me satis audias,
speres perpetuum dulcia barbare
  laedentem oscula, quae Venus  15
quinta parte sui nectaris imbuit.

  felices ter et amplius
quos irrupta tenet copula nec malis
  divulsus querimoniis
suprema citius solvet amor die.   20


韻律:Asclepiadeum quartum
  ―――UU―U U
―――UU― ―UU― U U
  ―――UU―U U
―――UU― ―UU― U U

  君が,リューディアよ,テーレプスの
薔薇色の頸を,テーレプスの白い蝋色の
  腕を讃える時,ああ,僕の
肝臓は宥め難い胆汁で煮えくり返る.

  その時僕には理性もなきゃ顔色も
一つ所には定まらない,そして汗は頬を
  知らないうちに流れてばらしてしまう,
なんとしぶとい火で僕は心中苛まれているのかを.

  僕は焦がれるのだ,もし君の輝く
肩を,酒で勢いづいた争い*1
  汚したり,もし猛々しいその少年が
歯で君の唇に思い出の印を刻印しようものなら.

  もし耳を貸してくれるなら言うが,
ウェヌスが自らの神酒の5分の1で浸したところの,
  甘い口づけを荒々しくするその子が
永遠にいることを望んではいけない.

  三倍も,またそれ以上も幸福だ,
毀れること無き絆で結ばれ,仇なす
  小言によって引き裂かれることもなく
最期の日まで愛が解くことのない者たちは.


*1 しばしば恋愛詩では「争い」は男女の交わりを指す.


【2007/05/19 12:35】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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アリストテレース

ロイド,G.E.R.著 川田 殖訳『アリストテレス その思想の成長と構造』東京:みすず書房,1973.新装版.1998.

僕はアリストテレースなぞめったに読まないですし,西洋古典作家の中では自分から一番遠い所にある作家だなあと思っていますが(エピクロスなどのほうがまだ親近感があります),つい手に取ったこの本がなんとも面白くて,現在かなりゆっくりと,書き込みをしては線を引きつつ読んでいます.原著は1968年ですから,ちょっと古いかもしれませんが,翻訳の読みやすさは類を見ません.それにしても,古典をやっていながらこんな大哲学者を今の今までまったく無視できていたというのは不思議に思われるかもしれないですが,授業などもあまりなかったですし,唯一あった意味不明の授業で出したレポートはぎりぎり可で(ほとんどお情けでしょう),何を書いたのかタイトルも思い出せません.今ひとつ研究している人たちとも親しくはなれなかったですしね.そんなわけで,上の本のp.13で,『形而上学』のギリシア語のメタピュシカの本来の意味は,アンドロニコスの校訂版で単に自然学的著作(ピュシカ)のあとに(メタ)置かれていた論文集だったためということを知って,ショックを受けています.もっと哲学的な意味があったような気がしたのですが,気のせいでしょうかねえ.


【2007/05/18 23:14】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』249-259行

h9 me_n e1fh: ku/knoi de_ qeou~ me/llontev a0ozoi/
Mh|o/nion Paktwlo_n e0kuklw/santo lipo/ntev77250
e9bdoma/kiv peri_ Dh~lon, e0ph/eisan de_ loxei/h|
Mousa/wn o1rniqev, a0oido/tatoi petehnw~n
- e1nqen o9 pai~v tossa/sqe lu/rh| e0nedh/sato xorda/v
u3steron, o9ssa/ki ku/knoi e0p 0 w0di/nessin a1eisan:
o1gdoon ou0ke/t 0 a1eisan, o9 d 0 e1kqoren, ai9 d 0 e0pi_ makro/n77255
nu/mfai Dhlia/dev, potamou~ ge/nov a0rxai/oio,
ei]pan70Eleiqui/hv i9ero_n me/lov, au0ti/ka d 0 ai0qh/r
xa/lkeov a0nth/xhse diaprusi/hn o0lolugh/n.
ou0d 073Hrh neme/shsen, e0pei_ xo/lon e0ce/leto Zeu/v.

249 me/llontev a0ozoi/ Meineke : me/lpontev a0oidoi/ codd.

彼女は言った.するとその神の付き添いとなる定めの白鳥が
メーオニア*1のパクトルス川*2を去って
デーロス島の回りを7度旋回し,このムーサらの鳥達,
翼あるもののうち最もよき歌い手は,出産に際して歌を歌った.
そこからこの子神は後に,産みの苦しみの際に白鳥が歌った回数と
同じ数の(7本の)弦をリュラに張った.
まだ8回目を歌わない時に,彼は飛び出した.そして遠くにまで
デーロス島のニンフら,古の河*3の子孫は,
エイレイテュイア*4の聖なる調べを歌った,そして青銅の
空はよく通る叫びを反響させた.
だが,ヘーレーは妬まなかった,なぜならゼウスは怒りを取り去ったから.

*1 リュディア.
*2 リュディアのカウストロス川.
*3 イーノーポス川(206行参照).
*4 お産の女神.


【2007/05/18 18:28】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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はしか

はしかが大学でも蔓延しているようです.しかし,今週末には日本哲学会,6月に入ると2日3日には西洋古典学会があります.学会がバイオハザードになりませんように…….


【2007/05/17 23:33】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』240-248行

79 ou1tw nu=n, w} Zhno_v o0nei/dea, kai_ game/oisqe77240
la/qria kai_ ti/ktoite kekrumme/na, mhd 0 o3qi deilai/
dustoke/ev moge/ousin a0letri/dev, a0ll 0 o3qi fw~kai
ei0na/liai ti/ktousin, e0ni_ spila/dessin e0rh/moiv.
70Asteri/h| d 0 ou0de/n ti baru/nomai ei3neka th=sde
a0mplaki/hv, ou0d 0 e1stin o3pwv a0poqu/mia r9e/cw,77245
to/ssa de/oi - ma/la ga/r te kakw~v e0xari/ssato Lhtoi~:
a0lla/ min e1kpaglo/n ti sebi/zomai, ou3nek 0 e0moi~o
de/mnion ou0k e0pa/thse, Dio_v d 0 a0nqei/leto po/nton. 0

(ヘーラー)「そうやって今,ゼウスの汚点よ,お前達はこそこそ(240)
結ばれて,隠れて産むが良い,それも哀れな
忌まわしい生まれの粉挽きの奴隷女が生む所でさえなく,海の
海豹が生む所,人気もない岩場でな.
だがこの過ちが理由で,アステリエーには何も私は腹を立ててはいないし,
神々が行うはずの嫌がらせを私はするような事もない,(245)
? 実際レートーに情けをかけたのは非常に良くない事だが.
だが,私は彼女を多いに讃える,なぜならば私の
床に彼女は足を踏み込まず,ゼウスのかわりに海を選んだのだから*1


*1 アステリエーは言い寄るゼウスを逃れて海に落ちて島となった.


【2007/05/17 23:13】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』228-239行

h] kai_ u9po_ xru/seion e0deqlion i[ze ku/wn w3v,
70Arte/midov h3tiv te, qoh~v o3te pau/setai a1grhv,
i3zei qhrh/teira par 0 i1xnesin, ou1ata d 0 au0th~v77230
o9rqa_ ma/l 0, ai0e_n e9toi~ma qeh~v u9pode/xqai o0moklh/n:
th=| i0ke/lh Qau/mantov u9po_ qro/non i3zeto kou/rh.
kei/nh d 0 ou0de/ pote sfete/rhv e0pilh/qetai e3drhv,
ou0d 0 o3te oi9 lhqai~on e0pi_ ptero_n u3pnov e0rei/sei,
a0ll 0 au0tou= mega/loio poti_ glwxi=na qro/noio77235
tutqo_n a0pokli/nasa karh/ata le/xriov eu3dei.
ou0de/ pote zw/nhn a0nalu/etai ou0de_ taxei/av
e0ndromi/dav, mh/ oi3 ti kai_ ai0fni/dion e1pov ei1ph|
despo/tiv. h9 d 0 a0legeino_n a0lasth/sasa proshu/da:

彼女はこう言って,黄金の玉座のそばに,素早い狩りを止めた時に,
狩りする女神の足下に座るアルテミスの
犬の如くに座した.その犬はみみを真直ぐに(230)
そばだてて,女神の呼びかけを受ける心構えでいるのだが.
それと同じように,タウマースの娘*1は玉座のそばに座した.
彼女は決して彼女の座のことを忘れた事はなかった,
眠りが忘却催す翼を寄りかからせる時も忘れはせず,
その大きな玉座の角に寄りかかって(235)
頭を少し斜めに傾けながら眠るのだ.
そしてかつて帯も解かず,足速き
靴も脱がなかったが,それは何か急な言葉を女主人*2
言うのではという配慮であった.その彼女は怒りながらきつい言葉を言いやった.


*1 イーリス.タウマースはポセイドーンの子.
*2 ヘーラー.


【2007/05/17 12:31】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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国家必携

Ferrari, G.R.F. Ed.The Cambridge Companion to Plato's Republic. Cambridge Companions to Philosophy. Cambridge: Cambridge U.P. 2007(06月出版予定).ISBN:9780521548427. US$29.99(Paper).


ちょっと検索ついでに出てきましたが,6月出版予定の『プラトーン国家必携』です.そういえば日本で国際プラトーン学会が予定されていて,そこで取り上げられるのが『国家』だったんじゃなかったかと思います(何時だったかはわすれましたが,結構後だったと思います).

それにしても,Cambridge U.P.は最近懐に優しい本が多いですね.日本の本屋も学術書ちょっとは安くしてもらいたいです.


【2007/05/17 01:28】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』215-227行

nu/mfa Dio_v baru/qume, su_ d 0 ou0k a1r 0 e1mellev a1pustov77215
dh_n e1menai: toi/h se prose/dramen a0ggeliw~tiv,
ei]pe d 0 e1t 0 a0sqmai/nousa, fo/bw| d 0 a0nemi/sgeto mu=qov:
79 3Hrh timh/essa, polu_ prou1xousa qea/wn,
sh_ me_n e0gw/, sa_ de_ pa/nta, su_ de_ krei/ousa ka/qhsai
gnhsi/h Ou0lu/mpoio, kai_ ou0 xe/ra dei/dimen a1llhn77220
qhlute/rhn, su_ d 0, a1nassa, to_n ai1tion ei1seai o0rgh=v.
Lhtw/ toi mi/trhn a0nalu/etai e1ndoqi nh/sou.
a1llai me_n pa~sai/ min a0pe/stugon ou0d 0 e0de/xonto:
70Asteri/h d 0 o0nomasti_ parerxome/nhn e0ka/lessen,
70Asteri/h, po/ntoio kako_n sa/ron: oi]sqa kai_ au0th/.77225
a0lla/, fi/lh, du/nasai ga/r, a0mu/nein, po/tnia, dou/loiv
u9mete/roiv, oi4 sei=o pe/don pate/ousin e0fetmh~|. 0

ゼウスの怒れる妻よ,あなたはだが長くは知らない(215)
ままでいなかった.あなたの使者が駆け寄って
そしてまだ激しく息をつきつつ,恐れとこの言葉を混ぜたのだった.
「畏れ多いヘーラー様,女神のうちで遥かに優れたお方,
私はあなたのものであり,全てのものもあなたのものであり,あなたはまた
オリュンポスの正当な支配者でおわします.そして我々は他の女性の(220)
力を恐れはしません.ですがあなたは,怒りの原因を知ることになるでしょう.
ええ,あのレートーが島の中で帯を解いています.
他の島は全て彼女を忌み嫌い,引き受けなかったのですが,
アステリエーは彼女を名をあげて呼んで渡らせたのです,
海を掃除する忌々しい帚が.あなた御自身もご存知でしょう.(225)
ですが,ご主人さま,あなたはおできになるのですから,恵み深く
あなたの下女たちはお守り下さい,あなたの命によって大地を歩いているのですから」


【2007/05/16 19:10】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』196-214行

ai9 me_n to/ssa le/gontov a0pe/trexon ei0n a9li_ nh~soi:
7)Asteri/h filo/molpe, su_ d 0 Eu0boi/hqe kath/|eiv,
Kukla/dav o0yome/nh perihge/av, ou1ti palaio/n,
a0ll 0 e1ti toi meto/pisqe Gerai/stion ei3peto fu~kov:
w9v d 0 i1dev, [w3v] e1?s?t?h?v? [77777777]idou[s]a?77200
qarsale/h ta/d 0 e1lecav [77777]. . . . r?[777]
d?ai/mon 0 u9p 0 w0dine/essi barunome/nhn o9ro/wsa:
7( 3Hrh, tou=to/ me r9e/con, o33 toi fi/lon: ou0 ga_r a0peila/v
u9mete/rav e0fu/laca: pe/ra, pe/ra ei0v e0me/, Lhtoi=. 0
e1nnepev: h9 d 0 a0rhto_n a1lhv a0pepau/sato dhrh=v, 77205
e3zeto d 070Inwpoi=o para_ r9o/on o3n te ba/qiston
gai=a to/t 0 e0cani/hsin, o3te plh/qonti r9ee/qrw|
Nei~lov a0po_ krhmnoi=o kate/rxetai Ai0qioph=ov:
lu/sato de_ zw/nhn, a0po_ d 0 e0kli/qh e1mpalin w1moiv
foi/nikov poti_ pre/mnon a0mhxani/hv u9po_ lugrh=v77210
teirome/nh: no/tiov de_ dia_ xroo_v e1rreen i9drw/v.
ei]pe d 0 a0lusqene/ousa:79 ti/ mhte/ra, kou=re, baru/neiv;
au3th toi, fi/le, nh=sov e0piplw/ousa qala/ssh|.
gei/neo, gei/neo, kou~re, kai_ h1piov e1ciqi ko/lpou. 0

2057dhrh=v Mineur : lugrh=v codd.

彼がこのように言うと,海の島々は逃げ出した.
姿麗しきアステリエーよ,あなたはしかし,エウボイアから
丸く位置するキュクラデース諸島を見にやって来た,それは昔のことではなく,
まだあなたの後ろにゲライストス岬*1の海藻がついて来ていた.
だがあなたは見るやいなや立ち上がって<以下不明>(200)
元気づけるようにこのように語った<以下不明>
陣痛に苦しんでいる神を見た時に.
「ヘーラーよ,私をあなたの好きなようにするがよい.なぜなら私は
あなた方の脅しを気にはしないから.私の方に渡りなさい,渡りなさい,レートーよ」
このようにあなたは言った.彼女は喜んであまりに長い放浪を止め,(205)
イーノーポスの流れの畔に座った,その流れは
ナイル川がエチオピアの泉から滔々と流れる時に
大地が地中深く流しているのだが*2
彼女は帯を解き,肩を椰子の木の根元を
後ろにして寄りかからせ,堪え難い痛みに(210)
苦しんだ.雨のような汗が肌を伝った.
そして,彼女は弱々しく言った.「子よ,なぜ母親を苦しめるのか.
これが,愛しい子よ,海の上を行く島だ.
生まれよ,生まれよ,子よ,そして,優しく胎から出なさい」


*1 エウボイア南端の岬.
*2 デーロス島にあるイーノーポス川は,ナイル川の水が地中を通って来ているものと考えられていた.


【2007/05/15 21:46】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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学術商売

  http://www.egypt.co.jp/index2.html

ここでも間接的に何度かとりあげている吉村先生の有料サイトです.
こういうのを見ていると,西洋古典学も商魂逞しくしなければいけないと思う今日この頃ですが,なかなかここまで商売できる分野というのはないですね.それでも歴史・考古学みたいにある程度一般の人でも接近のできるほうはともかく,文献学などになると一般人との接点すらなくなります.ブログで翻訳とかまめ知識程度を提供するのが関の山でしょうね.


【2007/05/12 10:37】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』188-195行

e0sso/mene Ptolemai=e, ta/ toi manth/ia Foi/bou.
ai0nh/seiv me/ga dh/ ti to_n ei0se/ti gaste/ri ma/ntin
u3steron h1mata pa/nta//. su_ de_ cumba/lleo, mh=ter:77190
e1sti dieidome/nh tiv e0n u3dati nh~sov a0raih/,
plazome/nh pela/gessi: po/dev de/ oi9 ou0k e0ni_ xw/rh|,
a0lla_ palirroi/h| e0pinh/xetai a0nqe/rikov w3v,
e1nqa no/tov, e1nq 0 eu]rov, o3ph fore/h|si qa/lassa.
th=| me fe/roiv: kei/nhn ga_r e0leu/seai ei0v e0qe/lousan. 077195

来るべきプトレマイオスよ,これがお前へのポイボスの予言だ.
お前はまだ胎の中にいる予言の神を後の日に一日中
讃えることだろう.だが,母よ,あなたは注意せよ.(190)
海に何か小さな島が見えている,
海を彷徨っている島だ.その足は地についてはおらず,
南風や東風や海が運ぶ所へ,
打っては返す波の上,穂先のように泳いでいる.
そこへ私を連れて行け.あなたが行けば,その島は歓迎するだろうから」(195)


【2007/05/12 10:17】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』171-187行

kai/ nu/ pote cuno/v tiv e0leu/setai a1mmin a1eqlov
u3steron, o9ppo/tan oi9 me_n e0f 079Ellh/nessi ma/xairan
barbarikh_n kai_ Kelto_n a0nasth/santev71Arha
o0yi/gonoi Tith=nev a0f 0 e9spe/rou e0sxato/wntov
r9w/swntai nifa/dessin e0oiko/tev h2 i0sa/riqmoi777175
tei/resin, h9ni/ka plei=sta kat 0 h0e/ra boukole/ontai,
pai~d[ev77777777777]. . sa[7777] . [777777]777177a
Dwri . [ . ] . [7777777] . os?a?[7777]v?777177b
kai_ pedi/a Krissai=a kai_79Hfai[sto]i?o? fa/?r [agg]ev
a0mfiperistei/nwntai, i1dwsi de_ pi/ona kapno/n
gei/tonov ai0qome/noio, kai_ ou0ke/ti mou=non a0kouh~|,777180
a0ll 0 h1dh para_ nho_n a0pauga/zointo fa/laggav
dusmene/wn, h1dh de_ para_ tripo/dessin e0mei=o
fa/sgana kai_ zwsth=rav a0naide/av e0xqome/nav te
a0spi/dav, ai4 Gala/th|si kakh_n o9do_n a1froni fu/lw|
sth/sontai: te/wn ai9 me_n e0moi/ ge/rav, ai9 d 0 e0pi_ Nei/lw|777185
e0n puri_ tou_v fore/ontav a0popneu/santav i0dou~sai
kei/sontai basilh~ov a0e/qlia polla_ kamo/ntov.

またいつの日か,我々には共通の戦い*1が後に
来るだろう,その時は,ギリシア人に対して
蛮族の剣とケルト人の戦いを振り上げ
ティーターン族の末裔が西方の果てより
雪片の如く,また,空に最も多く彷徨う時の(175)
星の如く多勢で突進し,
子らは<    二行判読不能    (177a)
           > (177b)
そして,クリッサの平野とヘーパイストスの峡谷は
四方八方を塞がれ,また彼らは炎上する近隣の
豊かな煙を見た,そしてもはや噂だけによらず,(180)
既に神殿のそばには敵の密集兵陣(パランクス)が
輝いていたし,すでに私の三つ足の鼎のそばに彼らは
刀剣と恥知らずな刀の帯と憎らしい
盾を遠目に見た,それらは良識ないガリアの一族に災いの道をつけることになる.
それらの盾の幾つかは私の捧げものとなり,またあるものはナイル川の所で(185)
これらを持っていた者らが火の中で息を引き取るのを見届けてから,
功労ある王の多くの賞として置かれるだろう*2
 

*1 以下は 前279年のケルト人によるギリシア侵略の様子が予言の形で語られている.ケルト人の一部隊はデルポイにまで迫り近隣の町が焼かれるが,デルポイを略奪しようとした部隊は雷をともなう雹と雪と地震により襲われ,ギリシア軍はケルト人一群を北に追いやり,殲滅する.詳しくはMineur, ad 171ff.参照.
*2 ピラデルポスはガリア人傭兵をあとって,アレクサンドリアを攻めようとしていたキュレーネーのマガス王と戦おうとするが,謀反を計画していることが発覚してケルト人傭兵は虐殺される(Mineur, ad 185ff.).


【2007/05/08 12:03】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』162-170行

a0lla/ e9 paido_v e1ruken e1pov to/de:79 mh_ su/ ge, mh=ter,
th=| me te/koiv: ou1t 0 ou]n e0pime/mfomai ou0de_ megai/rw
nh=son, e0pei_ liparh/ te kai_ eu1botov, ei1 nu/ tiv a1llh:
a0lla/ oi9 e0k Moire/wn tiv o0feilo/menov qeo_v a1llov77165
e0sti/, Sawth/rwn u3paton ge/nov: w{| u9po_ mi/trhn
i3cetai ou0k a0e/kousa Makhdo/ni koirane/esqai
a0mfote/rh meso/geia kai_ ai4 pela/gessi ka/qhntai,
me/xriv o3pou pera/th te kai_ o9ppo/qen w)ke/ev i3ppoi
70He/lion fore/ousin: o9 d 0 ei1setai h1qea patro/v.77170

だが彼女を息子のこの言葉が引き留めた.「母よ,あなたは
ここで私を生みたもうな.この島を私は非難しないし,拒みもしない,
なぜならそれは他の島に並ぶ事なく立派でまた肥沃であるから.
だが,モイラ達により,定められた神が他に(165)
おわすのだ,救世主*1の最高の血族*2が.その冠の下に,
マケードニア人に支配されるのを決して厭わずに,
両内陸*3と海にある島々がやって来るだろう,
足速き馬がヘーリオスを運び始める所から,
西方の果てにいたるまで.そして,彼は父の生き様を進むだろう.(170)


*1 救世主(ソーテールSwth/r)と呼ばれたプトレマイオス1世.
*2 プトレマイオス1世の息子,プトレマイオス2世ピラデルポスのこと.
*3 Mineurによるとエジプトと,西方のマウリターニアとヌミディアのこと.


【2007/05/06 13:02】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』153-161行

h] kai_ polla_ pa/roiqen e0pei_ ka/men, e1stixe nh/souv
ei0nali/av: ai9 d 0 ou1 min e0perxome/nhn e0de/xonto,
ou0 liparo_n nh/essin70Exina/dev o3rmon e1xousai,77155
ou0d 0 h3tiv Ke/rkura filoceinwta/th a1llwn,
7]Iriv e0pei_ pa/sh|sin e0f 0 u9yhloi~o Mi/mantov
sperxome/nh ma/la deino_n a0pe/trepen: ai9 d 0 u9p 0 o0moklh~v
passudi/h| fobe/onto kata_ r9o/on, h3ntina te/tmoi.
w)gugi/hn dh1peita Ko/wn Merophi5da nh~son77160
i3eto, Xalkio/phv i9ero_n muxo_n h9rwi/nhv.

実にまた彼女は先に多くの苦しみを味わった後,海の島々へと
彼女はやって来た.だが,それらはやって来た彼女を受け入れなかった.
船舶のために素晴らしい港をもつエキナデス*1も,(155)
他の島々のなかで最も客人に親切なケルキュラ*2も受け入れなかった,
というのも,ミマース山に急ぎ来たイーリスが
徹底的に邪魔をしたから.彼女がやって来た限りの島々は,彼女の叫びによって
一目散にその流れにそって恐れ逃げ出した.(160)
そうして彼女はメロプス*3の娘,古のコース島へと
求めて向かった,名婦カルキオペー*4の聖なる内奥へと.


*1 アケロオス川の河口の向かいの島.
*2  エペイロスの西側の島.
*3 コース島は神話の王メロプスの娘とされる.
*4 コース王エウリュピュロスの娘.ヘーラクレースと結ばれる.


【2007/05/05 21:20】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』148-152行

Phneio_v d 0 ou0k au]tiv e0xa/zeto, mi/mne d 0 o9moi/wv
kartero_v w9v ta_ prw~ta, qoa_v d 0 e0sth/sato di/nav,
ei0so/ke oi9 Koihi_v e0ke/kleto:79 sw/|zeo xai/rwn,77150
sw/|zeo: mh_ su/ g 0 e0mei=o pa/qh|v kako_n ei3neka th=sde
a0nt 0 e0lehmosu/nhv: xa/ritov de/ toi e1sset 0 a0moibh/.70

だがペーネイオス川は後ろに退かず,最初と同じように
力強く踏みとどまり,コイオスの娘*1がこう命ずるまで
急流を押しとどめた.「さらば,あなたは助かって下さい,(150)
助かって下さい.あなたが私に対する哀れみのために,
災いを被らないで下さい.ですが,あなたの恩恵にはお返しがあるでしょう」


*1 レートー.コイオスとポイベーの娘である.


【2007/05/05 15:30】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーロス讃歌』133-147行

ei]pe kai_ h0rw/hse me/gan r9o/on. a0lla/ oi971Arhv
Paggai/ou proqe/lumna karh/ata me/llen a0ei/rav
e0mbale/ein di/nh|sin, a0pokru/yai de r9e/eqra:77135
u9yo/qe d 0 e0smara/ghse kai_ a0spi/da tu/yen a0kwkh=|
dou/ratov: h9 d 0 e0le/licen e0no/plion: e1treme d 071Osshv
ou1rea kai_ pedi/on Krannw/nion ai3 te dusaei=v
e0sxatiai_ Pi/ndoio, fo/bw| d 0 w)rxh/sato pa~sa
Qessali/h: toi=ov ga_r a0p 0 a0spi/dov e1bramen h]xov.77140
w(v d 0, o9po/t 0 Ai0tnai/ou o1reov puri_ tufome/noio
sei/ontai muxa_ pa/nta katoudai/oio gi/gantov
ei0v e9te/rhn Briarh=ov e0pwmi/da kinume/noio,
qerma/strai te bre/mousin u9f 079Hfai/stoio pura/grhv
e1rga q 0 o9mou=, deino_n de_ puri/kmhtoi/ te le/bhtev77145
kai_ tri/podev pi/ptontev e0p 0 a0llh/loiv i0axeu=sin,
th=mov e1gent 0 a1rabov sa/keov to/sov eu0ku/kloio.

彼は言った,そして,大きな流れを留めた.だがアレースは
聳えるパンガイオン山*1の頂を根こそぎ
その渦に投げ入れ,流れを隠そうとした.(135)
そして高みから轟音をたて,そして丸盾を
槍の先で打った.そしてそれは戦いの歌を響かせた.そしてオッサの
山も,クランノーン*2の平野も,嵐渦巻く
ピンドス山*3の裾野も震え,恐怖で全テッサリアが
躍り上がった.というのも,それほどの響きが丸盾からどよめいたからだ.(140)
大地の下の巨人プリアレウス*4
片側の肩に寝返る際に,火によって煙を上げつつ
エトナ山の内奥全体が震える時のように,
そしてヘーパイストスの火ばさみによって,かまどと
その作品が共に唸る時のように,そして火によって作られた瓶と(145)
鼎が互いの上に落ちて恐ろしい音を上げる時のように,
そのような見事な円の盾の轟音がその時起った.

*1 トラキアの山.アンピポリスの北西.
*2 テッサリア中央の町.
*3 ギリシア北部中央の山.
*4 100手の神.後に巨人とされる.本来はエトナ山の下にはテュポーエウスがいるとされるが,カッリマコスはこれをブリアレウスにしている(Mineur, ad loc.)


【2007/05/05 02:51】 Callimachus In Delum | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ティブッルス第2巻第1歌81-90行(完結)

sancte, veni dapibus festis, sed pone sagittas
 et procul ardentes hinc, precor, abde faces.
vos celebrem cantate deum pecorique vocate
 voce: palam pecori, clam sibi quisque vocet,
aut etiam sibi quisque palam: nam turba iocosa   85
 obstrepit et Phrygio tibia curva sono.
ludite: iam Nox iungit equos, currumque sequuntur
 matris lascivo sidera fulva choro,
postque venit tacitus furvis circumdatus alis
 Somnus et incerto Somnia nigra pede.      90

聖なる者*1よ,祭りの宴に来れ,だが矢と
 燃え盛る松明は,お願いだから,ここから遠くに隠したまえ.
汝らは高名な神を歌え,そして彼を家畜の方へと声もて
 呼べ.高らかに家畜のほうへと,こっそりと各々は自分のほうへと呼べ,
あるいはまた自分のほうにも高らかに呼べ.なぜなら陽気な大衆と
 曲がった笛はプリュギアの音*2にて騒ぎ立てるのだから.
汝らは遊ぶがよい.今や「夜」は馬をつなぎ,輝く星は
 その母の車を奔放な踊りとともに追う.
そしてその後には,黒い羽に覆われたもの言わぬ
 眠りと,覚束ぬ足取りの黒き夢がやって来る.


*1 愛神.
*2 キュベレー女神の儀礼での熱狂的な音楽を意味する.


【2007/05/03 15:12】 Tibullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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マンガ ローマ帝国の歴史 2 アウグストゥス

やっぱり買ってしまいました.

さかもと未明著 小堀馨子監修『マンガ ローマ帝国の歴史2 アウグストゥス,揺るぎなき帝国の礎』東京:講談社,2007年.

これも購入後1時間で読み切ってしまいました.帯封がなければ立ち読みしてしまったでしょう…….第1巻同様,すごい情報量と迫力です.帝国化の歩みがアウグストゥスを通して,まざまざと視覚化されています.大帝国の支配者に上り詰めながらも,全然幸せに世を去る事ができなかったモラリスト・アウグストゥスには,なんだか日本の有様もうっすら重なってきますね.それにしても,このマンガの絵のスタイル,スエートニウスなどが伝えているような残虐淫媚なエピソードには絶妙にぴったりです(中立的な歴史としては,露悪趣味的な歴史作家の傾向を割り引くべきなのかもしれないですが).この巻ではあまり多くはないですが,第3巻のカリグラ・ネロになると,このマンガがトミスに追放されてしまうのではないかと思うぐらい,すごい事になるのではないかと,楽しみです(笑).イエス・キリストも登場しますが,その登場の仕方も恐ろしく用意周到で,この作者は一体どんな才能の持ち主なんだろうと思ってしまいます.巻末の4コマコラムも,たった数頁でえらい勢いでキリスト教発祥までの経緯が概説されています.

 この巻ではローマ黄金期の詩を中心として,文学作品もちらほら出ています.キケローの『ピリッピカ』,『国家について』,ウェルギリウス『アエネーイス』,ホラーティウス『世紀祭讃歌』.オウィディウス『恋愛技法』も,名前が出て来るばかりか,一部は引用も出てきます.これを機会にアウグストゥス期の文学に興味を持ってくれる人が増えるといいですね.うちのブログでも,そのうち『世紀祭讃歌』でも訳しておこうかと思っています.第3巻になると,こんどはマールティアーリス,ルカーヌス,セネカ,ペトローニウスが登場するのでしょうか.

 下手をすると大学の講義にでるのが馬鹿馬鹿しくなるぐらい面白いのですが,読んだ後はもうちょっと冷静な視点に戻しておく必要はあるかもしれないですね.

ピエール・グリマル 北野徹訳『アウグストゥスの世紀』文庫クセジュ.東京:白水社,2004年.

 特に文学には1章分割り当てられているのもありがたいです.こちらも翻訳されている方は,専門家ではないですが,日本語も読みやすく,適宜親切に訳注もついています.それにしても,今の所アウグストゥスをメインに扱う類書は日本語ではあまり多くはないようですね.「アウグストゥス」で検索しても,上の二冊ぐらいしか出てきません.

 最後にちょっとした疑問が,このマンガの帯に,吉村作治先生のコメントが載っているのですが,いつ読んだのでしょう(別にこの本だけに限らない現象ですが).僕が持っているのはできたてほやほやの第1刷なんですが,出版前に帯につける感想をもらうためのサンプルを送ったのでしょうか.


【2007/05/03 13:49】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(9) | 記事修正

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