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地図

Ancient World Mapping Center

古典ギリシア・ローマ世界の地図があります.一応利益目的でなければ教室内配布などで自由に使ってOKとのことです.しかし,著作権は切れていないので,Webで使うとなるとちょっと面倒くさそう.いずれ著作権切れの20世紀初頭の本の地図でもスキャンして,ブログで完全フリーで使えるように仕様と思っていますけど(面倒でやってませんが).『古代ギリシアがんちく図鑑』にならって,フリーハンド地図をつくってもいいのですが,僕だとゆるっぽいどころか地図になるのかどうかも怪しい…….


【2006/12/19 03:54】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『パッラスの入浴』(讃歌5) 23-32行

a( de_ di_v e9ch/konta diaqre/casa diau/lwv,
77oi[a par 0 Eu0rw/tai toi_ Lakedaimo/nioi
a0ste/rev, e0mpera/mwv e0netri/yato lita_ laboi=sa7725
77xri/mata, ta~v i0di/av e1kgona futalia~v,
w} kw~rai, to_ d 0 e1reuqov a)ne/drame, prw/i+on oi3an
77h2 r9o/don h2 si/bdav ko/kkov e1xei xroi+a/n.
tw~| kai nu=n a1rsen ti komi/ssate mw~non e1laion,
77w{| Ka/stwr, w{| kai_ xri/etai79Hrakle/hv:7730
oi1sete kai_ kte/na oi9 pagxru/seon, w(v a)po_ xai/tan
77pe/chtai, liparo_n smasame/na plo/kamon.

だが,女神は120スタディオン*1の往復を,
 ちょうどエウロータース河のそばで,星になった
ラケダイモン人がそうしたように走り,なれた手つきで混じりけない(25)
 油を取って擦り込んだ,それは彼女自身の土地の産物*2だが.
おお,娘らよ,彼女は紅潮している,ちょうど,年の初めに
 薔薇や柘榴の実がそのような色になるように.
だから,今もまた,何か男らしいもの,すなわちオリーブ油だけを持ってこい,
 カストールとヘーラクレースが塗ったところのものを.(30)
そして,女神に純金の櫛を持ってこい,彼女が
 髪に油を塗ってぴかぴかにした後に,髪を梳るために.


*1 1スタディオンは185m. diaulosは往復の際のスタディオン.
*2 オリーブのこと.アテーナーはオリーブゆかりの女神.


【2006/12/19 03:07】 Callimachus in Lavacrum Palladis | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『パッラスの入浴』(讃歌5) 13-22行

w} i1t 070Axaiia/dev, kai_ mh_ mu/ra mhd 0 a)laba/strwv
77- suri/ggwn a0i/w fqo/ggon u9p 0 a0co/niwn -,
mh_ mu/ra lwtroxo/oi ta~| Palla/di mhd 0 a0laba/strwv7715
77- ou0 ga_r70Aqanai/a xri/mata meikta_ fi/lei= -,
oi1sete mhde_ ka/toptron: a0ei_ kalo_n o1mma to_ th/nav.
77ou0d 0 o3ka ta_n71Idai Fru_c e0di/kazen e1rin,
ou1t 0 e0v o0rei/xalkon mega/la qeo_v ou1te Simou~ntov
77e1bleyen di/nan e0v diafainome/nan:7720
ou0d 073Hra: Ku/priv de_ diauge/a xalko_n e9loi=sa
77polla/ki ta_n au0ta_n di_v mete/qhke ko/man.

おお,来れ,アカイアの女達,そして,没香も,大理石の瓶も
 (私は車軸の穴からの軋みを聞いた)
お前達入浴係も,パッラスに,没香も,大理石の瓶も(15)
 (なぜなら,アテーナーは香りのついた髪を好まぬので)
持って行くな,鏡もだ.彼女の顔は常に美しいのだ.
 そして,イーデー山での姿比べを,プリュギアの男が裁いた時*1も,
偉大な女神は,オリカルコンの鏡も,シモエイス河の
 透き通った河の流れも覗かなかったし,(20)
ヘーラーもそうしなかった.キュプリスの女神*2のほうは輝く青銅の鏡を取って
 何度も同じ髪を直していた.


*1 有名なパリスの審判.
*2 アプロディーテー.


【2006/12/18 23:16】 Callimachus in Lavacrum Palladis | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『パッラスの入浴』(讃歌5) 1-12行

EIS LOUTRA THS PALLADOS
73Ossai lwtroxo/oi ta~v Palla/dov e1cite pa~sai,
77e1cite: ta~n i3ppwn a1rti fruassomena~n
ta~n i9era~n e0sa/kousa: kai_ a9 qeo_v eu1tukov e3rpen:
77sw~sqe/ nun, w} canqai_ sw~sqe Pelasgia/dev.
ou1pok 070Aqanai/a mega/lwv a0peni/yato pa/xeiv,775
77pri_n ko/nin i9ppeia~n e0cela/sai lago/nwn:
ou0d 0 o3ka dh_ lu/qrw| pepalagme/na pa/nta fe/roisa
77teu/xea tw~n a0di/kwn h]nq 0 a0po_ gagene/wn,
a0lla_ polu_ pra/tiston u9f 0 a3rmatov au0xe/nav i3ppwn
77lusame/na pagai=v e1klusen70Wkeanw~7710
i9drw~ kai_ r9aqa/miggav, e0foi/basen de_ page/nta
77pa/nta xalinofa/gwn a0fro_n a0po_ stoma/twn.

『パッラスの入浴』
いる限りのパッラスの入浴係よ,皆出で来れ,
 出で来れ.聖なる馬が今ちょうど嘶くのを
私は聞いた.そして,その女神も来る準備が出来ている.
 今こそ急げ,おお,金髪のアルゴスの女たちよ,急げ.
アテーナーは力強い腕を決して洗わなかった,(5)
 馬たちの脇腹の埃を払うより先には.
彼女が非道の大地の子*1の所から,
 血糊を浴びた武具をもって帰って来た時にもそうであった.
だが,何よりもずっと先に,彼女は,馬具から馬たちの首を
 解放して,海の泉で洗って(10)
汗と垢を落とし,付着している
 全ての泡を,馬銜を噛む口から洗い落とした.


*1 巨人族.彼らの征伐で,アテーナーは大いに活躍している.

韻律:elegiac distichon
UUUUUUUU ―UU ―U
 ―UUUU ― || ―UU ―UU U


【2006/12/18 06:25】 Callimachus in Lavacrum Palladis | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『パッラスの入浴』

ついでなので,やっぱりカッリマコスの『パッラスの入浴』をやってしまおうと思います.これでカッリマコスの今年分はおしまい.
 参考文献は:

Bulloch, A. W.Callimachus: The Fifth Hymn. Edited with Introduction and Commentary. Cambridge Classical Texts and Commentaries 26. Cambridge: Cambridge U.P., 1985.

 上はHopkinsonの『デーメーテール讃歌』の同シリーズの注釈と同様,対訳付きテクストと,詳しい注釈がついています.専門的なので,語形のほうは余程のことがないかぎり,自明としているようです.その辺は

Hopkinson, Neil. A Hellenistic Anthology. Cambridge Greek and Latin Classics. Cambridge: Cambridge U.P., 1988.

がフォローしてくれています(pp.111-21).といっても,一応中級文法は前提となってはいますが.

 残りの讃歌では,『アルテミス讃歌』についてはとりあえずイタリア語の注釈F.Bornmann, Callimachi Hymnus in Dianam (Florence 1968, 未見)がありますが,『デーロス讃歌』に至っては,19世紀のものになってしまいそうです(後記:あとで発見しました).誰か日本人で注釈作ってくれる人いないでしょうか…….


【2006/12/18 02:24】 Callimachus in Lavacrum Palladis | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻23歌

Vitas inuleo me similis, Chloe,
quaerenti pavidam montibus aviis
 matrem non sine vano
  aurarum et silüae metu.

nam seu mobilibus vepris inhorruit 5
ad ventum foliis seu virides rubum
 dimovere lacertae,
  et corde et genibus tremit.

atqui non ego te tigris ut aspera
Gaetulusve leo frangere persequor: 10
 tandem desine matrem
  tempestiva sequi viro.

君は僕を避けている,クロエーよ,
ちょうど途無き山々を,臆病な母親を探して
 意味もなく風や
  森を恐れて彷徨う子鹿そっくりに.

実に,イバラの葉が風に(5)
さやさやと揺らいだり,あるいは緑の蜥蜴が
 木いちごを取ったりする度に,
  子鹿の心臓と膝はがくがくするもの.

だが,僕は獰猛な虎や
ガエトゥールス*1の獅子のように,君を追いつめて引き裂いたりはしない.(10)
 いい加減,母親にくっついてくのは止めたらどうだい?
  もう男に相応しい年頃だから.


*1 ヌミディア(現チュニジアのあたり)にいた遊牧民族.


韻律:Asclepiadeum tertium
― ― ―UU― ―UU―U U
― ― ―UU― ―UU―U U
 ― ― ―UU― U
  ― ― ―UU―U U


【2006/12/18 00:00】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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教員研修

http://www.asahi.com/life/update/1217/009.html

なんとなく気になった記事です.


【2006/12/17 21:50】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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古代ギリシアがんちく図鑑

芝崎みゆき 画・文『古代ギリシアがんちく図鑑』東京:バジリコ株式会社, 2006. ISBN4-86238-031-X. 1700円+税.

 古代ギリシア神話から歴史,ギリシア旅行エピソードなどを,半分漫画で面白く解説.しかし,ちゃんと索引はついているし,クロス・レファレンスもしてあったりと,親切設計です.分量もほんとうに膨大ですが(pp.353!),ユルっぽい絵と,独特の文章のおかげで,その膨大な情報量が逆に実に魅力的.こんな厚い本読めるのか,とおもっているとすいすいと読み進んで,もっと厚くてもいいのに,と思ってしまいます.神話や歴史のエピソードなど,かなり細かいところなどもちゃんと書いてあったりして,これもびっくり.しかも受け売りではなくて,それらをアクティブに捉え直して解説しているところにも感心しきりです.pp.v-viには,こんなに日本語で読める本があったのだ,と思うぐらいたくさんの参考文献があり,これにもびっくりします(学術的な文献表の書き方ではないのが残念……).さすがにギリシア語原典は読んでいないと思いますが,それでも充分面白いものは書けるということです.というか原典にこだわりすぎて全体像を見ないのもやっぱりよくないのだなあ,と反省してしまいました.
 ちなみに未見ですが,芝崎みゆきさんは『古代エジプトうんちく図鑑』という本も同じ出版社からだしています(1680円).こちらも大好評だったそうです.
 ちなみに,出版年月日は2006年12月24日.まだ来てないんですが(笑).


【2006/12/16 21:55】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) | 記事修正

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そろそろイービス

これといって食指の動くようなものもないので,『イービス』を再開しようと思います.今の所300行までやっているので,あと半分ぐらいですね.年内は無理ですが,来年早いうちにできるでしょう.キケローの手紙はちょっとパスでした.やっぱり乗り気にならないとできないものです.ホラーティウスはぼちぼち合間を見ながらでも.


【2006/12/15 03:33】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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讃歌終了

『デーメーテール讃歌』も終わってしまいました.多分讃歌の中では比較的読みやすいほうでしょうね.まあストーリーも比較的わかりやすいですし.それでもニセドリア方言や極めて稀な語彙・語形などでそれなりにカッリマコスらしい作品になっていますが.

 ところで,古書店でこんな本を買いました.

山本光雄 訳『プラトン書簡集』角川文庫.東京:角川書店,昭和45年.平成2年.

定価は480円となっていますが,流石は古書店,絶版になっていると600円もするのですね.いい商売しています.初めてこの翻訳を上梓したのはなんと昭和19年だそうで,よくこういう研究をあの時代にやっていたなあと思います.


【2006/12/14 18:38】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』134-138行(完結)

xai~re, qea/, kai_ ta/nde sa/w po/lin e1n q 0 o9monoi/a|
e1n t 0 eu0hpeli/a|, fe/re d 0 a0gro/qi no/stima pa/nta:77135
fe/rbe bo/av, fe/re ma~la, fe/re sta/xun, oi]se qerismo/n,
fe/rbe kai_ ei0ra/nan, i3n 0 o3v a1rose th~nov a0ma/sh|.
i3laqi/ moi, tri/lliste, me/ga krei/oisa qea/wn.

さらば,女神よ,そして,守りたまえ,この町を団結と
繁栄の内に,そして,農地にては欠ける所ない見返りをもたらしたまえ.(135)
牛を養いたまえ,果実をもたらしたまえ,穂をもたらしたまえ,実りをもたらしたまえ,
平和をもまた養いたまえ,そうして耕すものが刈り入れできるように.
私に好意的であれ,三度祈られし,女神のうち最も力あるものよ.

KALLIMAXOU EIS DHMHTRA


【2006/12/14 16:21】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』118-133行

UU parqenikai/, kai_ e0pifqe/gcasqe, tekoi~sai:
79 9Da/mater me/ga xai~re polutro/fe poulume/dimne. 0 0
xw)v ai9 to_n ka/laqon leuko/trixev i3ppoi a1gonti77120
te/ssarev, w$v a(mi~n mega/la qeo_v eu0rua/nassa
leuko_n e1ar, leuko_n de_ qe/rov kai_ xei=ma fe/roisa
h9cei= kai_ fqino/pwron, e1tov d 0 ei0v a1llo fulacei=.
w(v d 0 a0pedi/lwtoi kai_ a0na/mpukev a1stu pateu=mev,
w$v po/dav, w$v kefala_v panaphre/av e3comev ai0ei/.77125
w(v d 0 ai9 liknofo/roi xrusw~ ple/a li/kna fe/ronti,
w$v a9me_v to_n xruso_n a0feide/a paseu/mesqa.
me/sta ta_ ta~v po/liov prutanh/ia ta_v a0tele/stwv,
ta_v de_ telesfore/av poti_ ta_n qeo_n a1xriv o9martei=n,
ai3tinev e9ch/konta katw/terai: ai9 de_ barei=ai,77130
xa!tiv70Eleiqui/a| tei/nei xe/ra xa1tiv e0n a1lgei,
w$v a3liv, w(v au0tai~v i0qaro_n go/nu: tai=si de_ Dhw_
dwsei= pa/nt 0 e0pi/mesta kai_ w(v poti_ nao_n i3kwntai.

<欠落>,乙女らよ,そして唱えるがよい,女たちよ.
「偉大なデーメーテール様,ようこそ,多くを養い,幾枡もの恵みをお与えになる方」
そして,白い毛の馬が4頭,かごを(120)
引いて来る時,その時,偉大で広く支配される女神は
我々に輝く泉と,輝く夏と冬と秋を
もたらしにやって来るだろう,そして次の年までお守りになるだろう.
そして,我々が裸足で,頭に飾りもつけずに町を歩く時,
我々は永久に災いのない足と,頭とを持つだろう.(125)
そして,かごもつ人が,黄金に満ちたかごを持って行く時,
その時我々はたっぷりと黄金を手にするだろう.
町の庁舎までは,入信していない者が,
だが入信した者は,女神の社までついて行け,
60歳以下のものはだれでも.だが,病気の者は,(130)
エイレイテュイアに手を伸ばした女*1も,苦しんでいる女も,
その者らの膝が軽いうちについて行くだけで充分だ.そして,彼女らにデーオーは
神殿に到着した者に与えるのと同じく,全ての良き物を与えるだろう.


*1 子を産もうとしている女.エイレイテュイアは助産の女神.


【2006/12/14 15:54】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』111-17行

me/sta me_n e0n Trio/pao do/moiv e1ti xrh/mata kei=to,
mw~non a1r 0 oi0kei=oi qa/lamoi kako_n h0pi/stanto.
a0ll 0 o3ka to_n baqu_n oi]kon a0nech/ranan o0do/ntev,
kai_ to/x 0 o9 tw~ basilh~ov e0ni_ trio/doisi kaqh=sto
ai0ti/zwn a0ko/lwv te kai_ e1kbola lu/mata daito/v.115
Da/mater, mh_ th=nov e0mi_n fi/lov, o33v toi a0pexqh/v,
ei1h mhd 0 o9mo/poixov: e0moi_ kakogei/tonev e0xqroi/.

トリオパースの家に財産がまだあるうちは,
実に家の部屋だけが災いを知っていた.
だが,歯が潤沢な家を干上がらせた時,
その時,王の子は辻に座って
宴の食べ残しや捨てられたごみを物乞いした.(115)
デーメーテールよ,あなたに敵対するような者を私の友にせぬよう,
あるいは隣人にせぬよう.私には悪い隣人は嫌わしい.



【2006/12/14 04:25】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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エリュシクトーンは……

エリュシクトーンの話も大詰めになってきました.というかあと7行でおしまいですが.
翻訳していて,なんだかこれって現在の日本の姿に似ているのでは,と思ったりもしました.いや,別に理屈もなにもないのですが,どうでしょう.


【2006/12/14 03:03】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』96-110行

kai_ d 0 au0to_v Trio/pav poliai=v e0pi_ xei~rav e1balle
toi=a to_n ou0k a0i/onta Poteida/wna kalistre/wn:
79 9yeudopa/twr, i1de to/nde teou= tri/ton, ei1per e0gw_ me_n
seu= te kai_ Ai0oli/dov Kana/kav ge/nov, au0ta_r e0moi=o
tou=to to_ dei/laion ge/neto bre/fov: ai1qe ga_r au0to_n77100
blhto_n u9p 07 0Apo/llwnov e0mai_ xe/rev e0ktere/ican:
nu=n de_ kaka_ bou/brwsiv e0n o0fqalmoi=si ka/qhtai.
h1 oi9 a0po/stason xalepa_n no/son, h0e/ nin au0to_v
bo/ske labw/n: a(mai_ ga_r a0peirh/kanti tra/pezai.
xh~rai me_n ma/ndrai, keneai_ de/ moi au1liev h1dh77105
tetrapo/dwn: ou0de_n ga_r a)parnh/santo ma/geiroi.
a0lla__ kai_ ou0rh=av megala~n u9pe/lusan a9maca~n,
kai_ ta_n bw~n e1fagen, ta_n79Esti/a| e1trefe ma/thr,
kai_ to_n a0eqlofo/ron kai_ to_n polemh/ion i3ppon,
kai_ ta_n ma/lourin, ta_n e1treme qhri/a mikka/. 0 077110

そして,トリオパースその人も,白髪に手を置いて,
次のような言葉を,耳を貸さないポセイドーンに呼びかけた.
「偽の父よ,あなたのこの孫を見て下さい,もし本当にこの私が
あなたと,アイオロスの娘カナケーの子なら.そして,私の
この哀れな子が私の子なら.この子が(100)
アポッローンに打たれて,私の手が埋葬していたらよかったのに!
だが今,貪欲な食欲がその眼の中に居座っています.
彼からひどい病を取り除きたまえ,でなければ,あなた自身が彼を
連れて行って養いたまえ.なぜなら我々の食卓は拒否しているのです.
私の家畜の囲いは空で,私の家畜小屋は既に(105)
四つ足の動物を欠いている.なぜなら,料理人たちは拒みはしなかったので.
それどころか,彼らは大車から騾馬を解き,
彼は母がかまどの神のために育てていた雌子牛も食べ,
また競争の馬も,戦馬も,
また小さな獣が恐れる猫(マングース?)も食べてしまった.」(110)


【2006/12/14 02:57】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』83-95行

deilai/a filo/tekne, ti/ d 0 ou0k e0yeu/sao, ma~ter;
dai/nuen ei0lapi/nan tiv: e0n a0llotri/a|70Erusi/xqwn.
a1geto/ tiv nu/mfan:70Erusixqona di/skov e1tuyen,7785
h2 e1pes 0 e0c i3ppwn, h2 e0n71Oqrui+ poi/mni 0 a0miqrei~.
e0ndo/muxov dh1peita pana/merov ei0lapinasta_v
h1sqie muri/a pa/nta: kaka_ d 0 e0ca/lleto gasth_r
ai0ei_ ma~llon e1donti, ta_ d 0 e0v buqo_n oi[a qala/ssav
a0lema/twv a0xa/rista kate/rreen ei1data pa/nta.7790
w(v de_ Mi/manti xiw/n, w(v a0eli/w| e1ni plaggw/n,
kai_ tou/twn e1ti me/zon e0ta/keto me/st 0 e0pi_ neura/v:
deilai/w| r9ino/v te kai_ o0ste/a mw~non e1leifqen.
klai~e me_n a( ma/thr, baru_ d 0 e1stenon ai9 du/ 0 a0delfeai_
xw) masto_v to_n e1pwne kai_ ai9 de/ka polla/ki dw~lai.7795

子を思う哀れな母よ,いかなる嘘を,お前はつかなかったか.
誰かが宴を催した.エリュシクトーンはどこかに行っている.
誰かが妻を娶った.円盤がエリュシクトーンに当たった.(85)
あるいは馬から落ちた,あるいはオトリュス*1の家畜を数えている.
やがて,奥の部屋に引きこもって,一日中宴のごちそうを
数知れず食べた.どんどん食べ続けている彼の
ひどい胃袋は飛び出し,海の深みに入って行くように,
全ての食べ物は感謝もなく空しく流れこんでいった.(90)
だが彼は,ミマス岬*2の雪のように,日差しの中の蝋人形のように,
そしてこれらよりも激しく,筋になるまで消耗していった.
哀れな男には,骨と皮だけが残された.
母親は泣き,二人の姉妹は重々しく呻いた,
そして,彼が乳を飲んだ乳母も,そして何十人もの女奴隷たちも.(95)


*1 テッサリアの山.
*2 小アジア,キオス島の対岸の岬.


【2006/12/13 23:21】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』68-82行

sxe/tliov, o3ssa pa/saito to/swn e1xen i3merov au]tiv.
ei1kati dai~ta pe/nonto, duw/deka d 0 oi}non a1fusson.
kai_ gar ta~| Da/matri sunwrgi/sqh Dio/nusov:77771
to/ssa Diw/nuson ga_r a$ kai_ Da/matra xale/ptei.7770
ou1te nin ei0v e0ra/nwv ou1te cundei/pnia pe/mpon
ai0do/menoi gone/ev, proxa/na d 0 eu9ri/sketo pa~sa.
h]nqon70Itwnia/dov nin70Aqanai/av e0p 0 a1eqla
70Ormeni/dai kale/ontev: a0p 0 w}n a0rnh/sato ma/thr:7775
9 9ou0k e1ndoi, xqizo_v ga_r e0pi_ Krannw~sa be/bake
te/lqov a0paithsw~n e9kato_n bo/av.0 0 h[nqe Polu/cw,
ma/thr70Aktori/wnov, e0pei_ ga/mon a1rtue paidi/,
a0mfo/teron Trio/pan te kai_ ui9e/a kiklh/skoisa.
ta_n de_ guna_ baru/qumov a0mei/beto dakru/oisa:7780
79 9nei=tai/ toi Trio/pav,70Erusi/xqona d 0 h1lase ka/prov
Pi/ndon a0n 0 eu0a/gkeian, o9 d 0 e0nne/a fa/ea kei~tai. 0 0

哀れな男だ,彼は食べた分だけ再び食欲がわいた.
20人が宴の支度をし,12人が葡萄酒を注いだ.
なぜなら,かのデーメーテールと共にディオニュソスも怒ったのだ.(71)
デーメーテールを怒らせるものは,ディオニュソスも怒らせるのだ.(70)
両親は恥じて,彼を祭りにも宴にも(72)
送らずに,あらゆる口実を考えた.
イトーノスのアテーナー祭りの競技*1に誘いに,
オルメノス*2の子らが,彼を呼びに来た.母は断った.(75)
「家にはいません,なぜなら昨日,クランノーン*3
百頭牛の代金の支払いを請いに行ってしまったので」
アクトリオーンの母ポリュクソー*4は,子供の結婚式を準備していた時に,
トリオパースと息子を招待しにやって来た.
心重く,彼女は泣きながら答えた.(80)
「トリオパースはあなたのところへ行くでしょう,でもエリュシクトーンは,
谷麗しきピンドス山の猪が突きかかって,9日も寝ているのです」


*1 イトーノスは南テッサリアの町.アテーネー信仰があった.
*2 テッサリアの王.
*3 テッサリアの町.
*4 不詳.


【2006/12/13 19:09】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻6歌

Scriberis Vario fortis et hostium
victor Maeonii carminis alite,
qua rem cumque ferox navibus aut equis
 miles te duce gesserit:

nos, Agrippa, neque haec dicere nec gravem 5
Pelidae stomachum cedere nescii
nec cursus duplicis per mare Ulixei
 nec saevum Pelopis domum

conamur, tenues grandia, dum Pudor
imbellisque lyrae Musa potens vetat      10
laudes egregii Caesaris et tuas
 culpa deterere ingeni.

quis Martem tunica tectum adamantina
digne scripserit aut pulvere Troico
nigrum Merionen aut ope Palladis      15
 Tydiden superis parem?

nos convivia, nos proelia virginum
sectis in iuvenes unguibus acrium
cantamus, vacui sive quid urimur,
 non praeter solitum leves.        20

あなたはワリウス*1によって,逞しく,そして敵に
打ち勝った者として,マエオーンの子*2の歌の翼にて書かれるでしょう,
あなたを将として,船や騎馬で荒々しい兵士が
 成し遂げたことは何であろうと.

私は,アグリッパ様*3,これらを語る事も,また,
退く事知らぬペーレウスの子の怒り*4も,
二枚舌のウリクセースの海路も,
 ペロプスの残忍な家*5を語る事も

試みません ― 力ない私には巨大な事 ―「恥」と
非力なリュラを支配するムーサが,
偉大なカエサルとあなたへの賞賛を,
 才能の瑕瑾のせいで減ずることを禁じている間は.

だれが鋼鉄の衣まとうマルス神を
相応しく書く事ができるでしょう,あるいはトロイアの塵で
黒く汚れたメーリオーネース*6,あるいはパッラスの力にて
 神々にも等しきテューデウスの子*7を?

私は宴を,私は若者らを襲うために爪を切った
荒々しい乙女らの戦いを
歌うのです,独り身の時も,某か恋に燃えている時も,
 普通と違わず軽薄の輩として.


*1 叙事詩人.ホラーティウスよりも先にマエケーナースの庇護下にあった.
*2 ホメーロス.
*3 オクターウィアーヌス(後のアウグストゥス)についた優秀な将軍で,アントーニウスをアクティウムで破るなど,多くの武功があった.
*4 アキッレウス.もちろん,その怒りは『イーリアス』の代名詞.
*5 ペロプスの子,アトレウスとテュエステースは王位を争い,ついにはアトレウスはテュエステースにその子らを料理して供する.ワリウスは悲劇『テュエステース』を書いていた.
*6 クレータを率いていたイドメーネウスの御者.
*7 ディオメーデース.

韻律:Asclepiadeum alterum
― ― ― UU ― || ― UU ― U U
― ― ― UU ― || ― UU ― U U
― ― ― UU ― || ― UU ― U U
― ― ― UU ― U U


【2006/12/13 17:39】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』59-67行

oi9 me_n a1r 0 h9miqnh=tev, e0pei_ ta_n po/tnian ei]don,
e0capi/nav a0po/rousan e0ni_ drusi_ xalko__n a0fe/ntev.7760
a( d 0 a1llwv me_n e1asen, a0nagkai/a| ga_r e3ponto
despotika_n u9po_ xei=ra, baru_n d 0 a0pamei/ya 0 a1nakta:
79 9 nai_ nai/, teu/xeo dw~ma, ku/on, ku/on, w{| e1ni dai~tav
poihsei=v: qaminai_ ga_r e0v u3seron ei0lapi/nai toi.0 0
a( me_n to/ss 0 ei0poi=s 070Erusi/xqoni teu~xe ponhra/.7765
au0ti/ka oi9 xalepo/n te kai_ a1grion e1mbale limo_n
ai1qwna kratero/n, mega/la| d 0 e0streu/geto nou/sw|.

彼らは,女神を見ると,半分死んだようになって,
たちまち逃げ去った,木に青銅の斧を残したまま.(60)
女神はだが,他の者はほうっておいた,なぜなら彼らは仕方なく
主人の命令に従ったのだから.だが,立腹している主人に彼女は答えた.
「ええ,ええ,広間を建てるがよい,犬め,犬め,お前がそこで宴会を
するために.後には,お前には頻繁に宴会があるだろう」
彼女はこのように言って,エリュシクトーンに災いをもたらした.(65)
たちまち,彼にはひどく荒々しい飢餓を投げつけた,
それは火のつくような激しいものだった.そして,彼はひどい病に焦燥した.


【2006/12/13 17:36】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ギリシア語の入門書

ギリシア語の入門書,僕自身は岩波全書の,アクセントや気息記号で眼がつぶれそうになるような本を使ったのですが(大型活字本出して欲しいです),最近どのようなものがあるのか,ちょっと物色しています.しかし,なかなかいいものはないのですね.最近でた入門書ですが,

池田 黎太郎『古典ギリシア語入門』(CD付き) 東京:白水社, 2006.4,410円(税込)

というのを買おうかどうか,迷っています.いや,実はCD付きに惹かれて,明日にでも買おうと思っていたのですが,この記事をたまたま読んでしまって,買う前に大分購入意欲がそがれてしまっています.どう考えてもCD代は2000円分ぐらいは値段に入っていると思うのですが,その読み方が必ずしも正確ではないとなると,かなりお買い得感はなくなります.まさかCD試聴もできないでしょうしねえ.



【2006/12/13 04:11】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』50-58行

ta_n d 0 a1r 0 u9poble/yav xalepow/teron h0e kunago_n7750
w!resin e0n Tmari/oisin u9poble/pei a1ndra le/aina
w)moto/kov, ta~v fanti_ pe/lein blosurw/taton o1mma,
79 9xa/zeu, 0 0 e1fa,79 9mh/ toi pe/lekun me/gan e0n xroi^ pa/cw.
tau=ta d 0 e0mo_n qhsei= stegano_n do/mon, w{| e1ni dai~tav
ai0e_n e0moi~v e9ta/roisin a3dan qumare/av a0cw~. 0 07755
ei]pen o9 pai=v, Ne/mesiv de_ kaka_n e0gra/yato fwna/n.
Dama/thr d 0 a1fato/n ti kote/ssato, gei/nato d 0 au] qeu/v:
i1qmata me_n xe/rsw, kefala_ de/ oi9 a3yat 070Olu/mpw.

だが彼は彼女を睨みつけた,その様は(50)
トマロスの山*1で,子を産んだばかりの雌ライオンが
(その雌獅子の眼が最も恐ろしいと言われている)猟師の男を睨むよりもひどいものであった,
そして彼は言った.「立ち去れ,お前の肌に斧が突き刺さらないようにな.
これらの木は私の広間の覆いをおくだろう,その中で,私は常に
楽しい宴を絶え間なく私の仲間に供するだろう」(55)
その若者は言ったが,復讐女神は悪意ある声を書き記した.
デーメーテールはえも言われぬ怒りを持ち,再び神にもどった.
彼女の歩みは大地を踏み,彼女の頭はオリンポスに触れた.


*1 エピロス(ギリシア北東部)中央の山.


【2006/12/13 03:12】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『讃歌』注釈

まだ入手していませんが,次のような注釈書も出ています.

Schmiel, Robert. Callimachus' Hymns One, Two, Five, Six. Bryn Mawr: Bryn Mawr Commentaries, 1984. ISBN 0-929524-05-5. $9.95

このシリーズは,初学者向きの,語形などにポイントを絞った注釈書を出していて,初学者には結構役に立ちます.もちろん,その上を行くにはもうすこし詳しい注釈書が欲しくなりますが.値段は非常にお買い得でしょうね.しかし,長い讃歌の3,4の注釈書,そろそろでて欲しいのですが…….


【2006/12/13 01:45】 Callimachus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』37-49行

h]v de/ tiv ai1geirov, me/ga de/ndreon ai0qe/ri ku~ron,
tw~| e1pi tai_ nu/mfai poti_ tw1ndion e9yio/wnto:
a$ pra/ta plagei~sa kako_n me/lov i1axen a1llaiv.
a1|sqeto Dama/thr, o3ti oi9 cu/lon i9ero_n a1lgei,7740
ei}pe de_ xwsame/na:79 9 ti/v moi kala_ de/ndrea ko/ptei; 0 0
au0ti/ka Niki/ppa|, ta/n oi9 po/liv a0ra/teiran
damosi/an e1stasan, e0ei/sato, ge/nto de_ xeiri_
ste/mmata kai_ ma/kwna, katwmadi/an d 0 e1xe kla~|da.
fa~ de_ parayu/xoisa kako_n kai_ a0naide/a fw~ta:7745
79 9 te/knon, o3tiv ta_ qeoi~sin a0neime/na de/ndrea ko/pteiv,
te/knon e0li/nuson, te/knon polu/qeste tokeu~si,
pau/eo kai_ qera/pontav a0po/trepe, mh/ ti xalefqh=|
po/tnia Dama/thr, ta~v i9ero_n e0kkerai%zeiv. 0 0

さて,あるポプラの木があったが,それは空に聳えた大きな木であった.
それの傍でニンフらは昼日中遊んだものだった.
そのポプラが最初に打たれた時,悲痛な歌を他の木に叫んだ.
デーメーテールは,彼女の聖なる木が苦しんでいるのを知り,(40)
怒ってこう言った.「だれが私の大切な木を切っているのか?」
すぐに,町が公の女司祭に任じているところの
ニキッパーの姿に自らを似せて,手に
嘆願の枝と芥子を取り,肩には鍵を持った.
そして,彼女は,非道で恥知らずなその男を宥めて言った.(45)
「子よ,神々に捧げられた木を切る者よ,
子よ,止めよ,両親に多くを望まれている者よ,
止めて,従者らを引き返させよ,女神デーメーテールを
怒らせないように,お前は彼女の聖なる場所を荒らしているのだ.」


【2006/12/12 22:46】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』24-36行

ou!pw ta_n Knidi/an, e1ti Dw/tion i9ro_n e1naion
ti_n d 0 au0ta~|kalo_n a1lsov e0poih/santo Pelasgoi_7725
de/ndresin a0mfilafe/v: dia/ ken mo/liv h[nqen o0isto/v:
e0n pi/tuv, e0n mega/lai ptele/ai e1san, e0n de_ kai_ o1xnai,
e0n de_ kala_ gluku/mala: to_ d 0 w#st 0 a0le/ktrinon u3dwr
e0c a0mara~n a0ne/que: qea_ d 0 e0pemai/neto xw/rw|
o3sson70Eleusi~ni, Trio/pa| q 0 o3son o9kko/son71Enna|.7730
a)ll 0 o3ka Triopi/daisin o9 decio_v a1xqeto dai/mwn,
touta/kiv a9 xei/rwn70Erusixqonov a3yato bwla/:
seu/at 0 e1xwn qera/pontav e0ei/kosi, pa/ntav e0n a0kma~|,
pa/ntav d 0 a0ndrogi/gantav o3lan po/lin a0rki/ov a}rai,
a0mfo/teron pele/kessi kai_ a0ci/naisin o9pli/ssav,7735
e0v de_ to_ ta~v Da/matrov a0naide/ev e1dramon a1lsov.

ペラスゴイ人はまだクニドス*1の地には住んでおらず,
まだ聖なるドーティオスの地に住んでおり,<欠落>聖林を作った.(25)
そこは樹々が生い茂り,矢も殆どそこを通り抜けることができないほどであった.
そこには松に,大きな楡があり,そしてまた梨に,
そして美しい甘林檎が生えていた.そして,琥珀色の水が
水路から吹き出していた.女神はこの場所に夢中であった.
ちょうどエレウシス*2にそうであり,トリオピオン*3とエンナー*4にそうであったほどに.(30)
だが,トリオパス王の子らに好意的であった守護神が怒った時,
その時,卑劣な計画がエリュシクトーンを心をつかんだ.
彼は20人の従者をつれて突進した.皆が,年も盛りで,
皆が巨躯で町を持ち上げるに充分であったが,
両刃の斧と片刃の斧とで武装していた.(35)
そして,恥知らずにも,デーメーテールの聖林へと突進した.


*1 小アジア南の半島の先端の町.コース島の近く.
*2 15行注参照.
*3 カリアの町.トリオパス(エリュシクトーンの父)が築いた.ここではその父と同じ語形となっている.
*4 シチリアの中央の町.


【2006/12/12 20:02】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』10-23行

po/tnia, pw~v se du/nanto po/dev fe/ren e1st 0 e0pi_ duqma/v,710
e1st 0 e0pi_ tw_v Me/lanav kai_ o3pa ta_ xru/sea ma~la;
ou0 pi/ev ou1t 0 a1r 0 e1dev th~non xro/non ou0de_ loe/ssa.
tri_v me_n dh_ die/bav70Axelw/ion a0grurodi/nan,
tossa/ki d 0 a0ena/wn potamw~n e0pe/rasav e3kaston,
tri_v d 0 e0pi_ Kallixo/rw| xama/div e0kaqi/ssao frhti_77715
au0stale/a a1poto/v te kai_ ou0 fa/gev ou0de_ loe/ssa.
mh_ mh_ tau~ta le/gwmev a4 da/kruon a1gage Dhoi=:
ka/llion, w(v poli/essin e9ado/ta te/qmia dw~ke,
ka/llion, w(v kala/man te kai i9era_ dra/gmata pra/ta
a0staxu/wn a0pe/koye kai_ e0n bo/av h[ke path=sai, 77720
a9ni/ka Tripto/lemov a0gaqa_n e0dida/sketo te/xnan:
ka/llion, w(v - i3na kai/ tiv u9perbasi/av a0le/htai -
p77777777777777777777777777i0de/sqai.

女神よ,どうしてあなたを日の沈む所までずっと足が運ぶことができたのか,(10)
黒い人の所,そして,黄金の林檎のある所にいたるまで?
あなたはこの時には,飲みもせず,実に食べもしなければ身体を洗いもしなかった.
三度もあなたは銀色に渦巻くアケローイオス河*1を渡り,
同じ数だけ,あなたは永久に流れる河の全てを渡った.
そして,三度あなたはカッリコロスの泉*2の傍に座った,(15)
汚れたまま,喉を渇かせて,そして何も食べずに,身体も洗わなかった.
いや,いや,私は,デーオー*3に涙催させることを語るまい.
より相応しいのは,いかに女神が町々に喜ばしい法を与えたかを語ること,
より相応しいのは,トリプトレモス*4が良き技を学んだ時に,
いかに女神がわらと聖なる一握りの穂を(20)
最初に刈って,そして牛に与えて踏ませたかを語ること.
より相応しいのは,いかに ― 誰かが法を越えることを避けるようにするためにも ―
(欠落:おそらく「いかに女神がエリュシクトーンを罰したかを語ること」)


*1 アイトリアを流れる大河.
*2 エレウシス(アテーナイから西北西15kmほどの町)にある泉.
*3 デーメーテールの別称.
*4 エレウシスの人で,最初に農業をデーメーテールから教わってそれを広め,デーメーテールの祭りテスモポリアを創始する.


【2006/12/12 12:55】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』1-9行

EIS DHMHTRA
tw~ kala/qw katio/ntov e0pifqe/gcasqe, gunai~kev:
9 9Da/mater me/ga xai~re polutro/fe poulume/dimne. 0 0
to_n ka/laqon katio/nta xamai_ qasei~sqe, be/baloi,
mhd 0 a0po_ tw~ te/geov mhd 0 u9yo/qen au0ga/sshsqe
mh_ pai~v mhde_ guna_ mhd 0 a4 katexeu/ato xai/tan7775
mhd 0 o3k 0 a0f 0 au9ale/wn stoma/twn ptu/wmev a1pastoi.
3Esperov e0k nefe/wn e0ske/yato - pani/ka nei~tai; -,
3Esperov, o3v te piei~n Dama/tera mw~nov e1peisen
a9rpagi/mav o3k 0 a1pusta mete/stixen i1xnia kw/rav.

『デーメーテール讃歌』
かごが帰って行く時には,娘らよ,唱えるが良い.
「偉大なデーメーテール様,ようこそ,多くを養い,幾枡もお与えになる方」
かごが帰って行くのを,俗なる汝らは地面から見るべし.
屋根からも見据えてはならぬし,上から見据えてもならぬ,
子供も女性も,髪を下ろしていても*1,(5)
断食して,乾いた口から唾を吐く時にも*2
宵の明星が雲から見つめている ― いつ来るのか?―
宵の明星が.それは,何も知らずに奪われた娘の後を追っていた時,
唯一,デーメーテールに水を飲む気にさせたのだ.


*1 儀式にのっとって髪を下ろしていても,ということか.
*2 断食の際,口の粘り気を取るためにこのようにするという(Hopkinson, ad loc.)


【2006/12/12 03:31】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『デーメーテール讃歌』

相変わらず読むのは大変ですが,カッリマコスのデーメーテール讃歌をやることにします.こういうのが多分一番需要としては大きいと思うので.
 参考文献としては,非常にいい注釈があります.

Hopkinson, N. Callimachus: Hymn to Demeter. Edited with an Introduction and Commentary. Cambridge Classical Texts and Commentaries 27. Cambridge: Cambridge U.P., 1984.

これには本文と対訳形式で英訳もついており,非常に便利です.にくさんの情報では,日本語訳も存在するようですが,抄訳とのことですし,大分古いようですから,特に使う必要はないでしょう.なお,このデーメーテール讃歌のエリュシクトーンの話は,オウィディウス『変身物語』8.725-878のエリュシクトーンの話の本歌で,オウィディウス・ファンには非常に興味深い讃歌ということになるでしょうか.

 それから,P.Oxy.のサイトに,二つこの讃歌を含んだ断片があります.P.Oxy. 2226(32-138行)と2258(124-33行と注釈)です.http://www.papyrology.ox.ac.uk/POxy/の,左側のSearch Papyri by P.Oxy. numberの欄に,2226あるいは2258を入れて検索できます.2258はかなりな量なので,これのどこがどうなっているのか,よくわかりませんでしたが,2226はちゃんと確認できました.


【2006/12/12 02:03】 Callimachus in Cererem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テーブル化

やっぱり対訳になっているほうが便利なので,ここのところ,今までの投稿を対訳形式にすべく,テーブルを新たにつけ直しています.ミスでレイアウトなどが崩れていたら教えて下さい.残りはカトゥッルスが半分ぐらいです…….


【2006/12/11 21:39】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻22歌

Integer vitae scelerisque purus
non eget Mauris iaculis neque arcu
nec venenatis gravida sagittis,
 Fusce, pharetra,

sive per Syrtis iter aestuosas    5
sive facturus per inhospitalem
Caucasum vel quae loca fabulosus
 lambit Hydaspes.

namque me silva lupus in Sabina,
dum meam canto Lalagen et ultra 10
terminum curis vagor expeditis,
 fugit inermem.

quale portentum neque militaris
Daunias latis alit aesculetis
nec Iubae tellus generat, leonum  15
 arida nutrix.

pone me pigris ubi nulla campis
arbor aestiva recreatur aura,
quod latus mundi nebulae malusque
 Iuppiter urget;         20

pone sub curru nimium propinqui
solis in terra domibus negata:
dulce ridentem Lalagen amabo,
 dulce loquentem.

生き様正しく,悪行とは無縁の人は
マウリー族*1の投げ槍も,弓も,
毒を塗った矢を孕んだ
 矢筒も,フスクス*2よ,必要ない,

たとえ灼熱のシュルテース*3を通って旅するつもりであっても,
たとえ人寄せつけぬ
コーカサス,あるいは伝説にもある
 ヒュダスペース河*4がなめるその場所を通るつもりでも.

なぜなら,土地の境界を越えたサビーヌム*5の森で,
私が我がララゲーを歌って,
心配もなしに歩き回っている時,
 狼は無防備の私を避けたのだから.

それは兵士を生むダウニア*6が,
広いオークの森でも生み出し得ず,
またユバの乾燥した大地*7,ライオンの
 養い手も生み出し得ないほどの化け物であった.

私を不毛の大地におくがよい,夏の微風によって
いかなる樹も再び萌え出ることのない所に,
世界のうち,雲と悪意あるユッピテルが苛む
 地域に.

あまりにも近い太陽の車駕のもと,
家にも拒まれた地におくがよい.
私は甘く微笑むララゲーを愛するだろう,
 甘く話しかけるララゲーを.


*1 スペインと向かい合わせのアフリカ北岸マウリタニアに住む騎馬と弓矢に長けた部族.
*2 ホラーティウスの親友であったアリスティウス・フスクス.
*3 マウリタニアよりさらに東で,リビアに至るまでの海岸地帯.
*4 インドのパンジャブ地方の河.
*5 ローマから北東方向の地域.
*6 アプリアの北部.
*7 ヌミディア.ユバはそこの王であった.

韻律:Sapphicum
― U ― ― ― || UU ― U ― ―
― U ― ― ― || UU ― U ― ―
― U ― ― ― || UU ― U ― ―
  ― UU ― ―


【2006/12/11 19:32】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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今年の野望達成状況

年度末が近くなりました.そういえば今年の抱負などを以前に書いたような気がして,探してみたらちゃんとありました.

http://litterae.blog8.fc2.com/blog-entry-283.html

以下に達成状況を…….

・ホラーティウス『イアムボス集』全訳(現実味まあまああり) 達成!

・カッリマコス全訳(無理でしょう) エピグラムのみ全訳

・カトゥッルス全訳(このペースでは2-3年か……) 達成!

・論文"A New Interpretation of Hor. Epod. 8: Sexual Erection and Stoic Natural Science"作成.ハンドルネームのままJournal of Roman Studies誌に投稿(嘘) 当然未達成

・日本オンラインラテン文学語学学会発足(大嘘) 当たり前ですが未達成

・政界進出(生まれ変わっても出来なそう) 当然やる気もなし

というわけで,『イアムボス集』はまあ余裕でしたが,思いがけずカトゥッルス全訳が達成できたのはうれしいことです.年度中に始めた『イービス』にちょっと気力がわかなかったのは残念ですが,来年中には完成するでしょう.
 というわけで,ちょっとブランクがあったりもしましたが,実入りがない訳でもない一年だったといえるかもしれませんね.



【2006/12/11 03:46】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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