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ホラーティウス『イアムボス集』4歌 生まれを変えることはできない

Lupis et agnis quanta sortito obtigit,
 tecum mihi discordia est,
Hibericis peruste funibus latus
 et crura dura compede.
licet superbus ambules pecunia,   5
 Fortuna non mutat genus.
videsne, Sacram metiente te viam
 cum bis trium ulnarum toga,
ut ora vertat huc et huc euntium
 liberrima indignatio?       10
'Sectus flagellis hic triumviralibus
 praeconis ad fastidium
arat Falerni mille fundi iugera
 et Appiam mannis terit
sedilibusque magnus in primis eques 15
 Othone contempto sedet!
quid attinet tot ora navium gravi
 rostrata duci pondere
contra latrones atque servilem manum
 hoc, hoc tribuno militum?'     20

狼と羊に,運命によって割り振られたのと
 同じだけの不和が,君と僕の間にある.
スペインの舫綱で,脇に痣をつけられ
 そして,固い足枷で脚を擦られた者よ.
君が財産を自慢して歩き回ろうと,(5)
 運命は生まれを変えることはない.
君は見ていないのか?君が「聖なる道」で,
 6尺の長さのトガを纏って歩いたなら,
あちこちを歩き回っている人々が,
 最も自由人らしい怒りでもって,どれほど顔をゆがめるかを.(10)
「三人委員の笞で,触れ役が目を背けるほどに
 打ち裂かれたこの男が
1000ユゲラものファレルヌスの土地を耕し,
 アッピア街道をガリアの子馬で往来してすり減らし,
偉大な騎士として,オトーを馬鹿にして(15)
 座っているとは!
一体なんだっていうんだ?大重量船群の
 舳先の付いた船首が
盗賊や奴隷の軍隊の征伐へと,
 この,この軍団司令官に率いられたということが?」(20)


※注釈がないと分らないところだらけですが,取りあえずアップして,あとで付けます.もう眠い…….

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【2005/11/24 04:19】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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Pervigilium
どうも眠れないので,nikubetaさん御推奨のホラーティウスの『イアムボス集』3歌を訳してみました.なかなか面白い詩です.ニンニクを恐ろしい毒の如くに歌った後に,マエケーナースがニンニク食べたら,女性がその毒にやられて死なないように(多分),女性がちゃんと防御することを願ってお終いという,洒落の効いた歌です.この落ち以外にも,イアーソーンにニンニクを塗るとか,ニンニク付きの着物とか,吹き出しそうなネタ満載です.こういう洒落の効いた詩を読むと,『歌集』なども(そして他のローマ詩も),余り真面目に理解し過ぎないように気をつけなければいけないと思います.というか,笑えるぐらいの余裕をもたなければいけないのでしょうね.

【2005/11/23 06:19】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『イアムボス集』3歌 にんにくに寄す

Parentis olim si quis impia manu
 senile guttur fregerit,
edit cicutis alium nocentius.
 o dura messorum ilia!
quid hoc veneni saevit in praecordiis?  5
 num viperinus his cruor
incoctus herbis me fefellit? an malas
 Canidia tractavit dapes?
ut Argonautas praeter omnis candidum
 Medea mirata est ducem,        10
ignota tauris illigaturum iuga
 perunxit hoc Iasonem,
hoc delibutis ulta donis paelicem
 serpente fugit alite.
nec tantus umquam siderum insedit vapor 15
 siticulosae Apuliae,
nec munus umeris efficacis Herculis
 inarsit aestuosius.
at si quid umquam tale concupiveris,
 iocose Maecenas, precor,        20
manum puella suavio opponat tuo
 extrema et in sponde cubet.

もし誰かかつて不敬な手で年老いた
 親の喉を砕きしものあらば,
その者は毒人参*1よりも害のあるニンニクを食わんことを.
 おお,なんと農夫の内臓は強固なことか!*2
これのどの毒が胃袋で荒れ狂うのか?(5)
 まさか,我の気付かぬうちにこの草に
あわせて蛇の血が煮られたのか,それとも
 カニーディア*3が宴を毒入りにしこんだのか?
メーデーアが,アルゴー船員の誰よりも輝いている
 指揮官に魅惑された時,(10)
牛どもにまだ付けたことのない軛をつけようとしている
 イアーソーンにこれを塗り付けたように.*4
これをほんの少し使った贈り物で,彼女は妾に復讐し,
 翼ある蛇で逃げたのだ.*5
決してこれほどの犬座*6の熱気も(15)
 灼熱のアープーリアに居座るわけではないし,
決してこれより熱い贈り物が全てを成し遂げるヘラクレスの
 肩で燃え上がりはしなかった*7
だが,もし何かこのような物を,いつかあなたが御所望になるならば,
 冗談好きのマエケーナース様,私は願います,(20)
女の子があなたのキスを手で遮りますよう,
 そしてベットの枠木の端っこで添寝しますように!


*1 古来有名な毒.ソークラテースの死刑にも使われる.
*2 田舎料理を食べたホラーティウスがこのニンニクに苦しめられているらしい.
*3 召使いの名前.しばしば魔法を使う奴隷はでてくる.カニーディアは5歌,7歌でも魔法と関連して登場している.
*4 イアーソーンはアイエーテースの命令で,火を吹く牛に軛をつけて畠をたがやさなければならなかった.
*5 イアーソーンは,メーデーアを捨ててクレオーンの娘を娶ることにするが,その報復にメーデーアは新妻に毒を付けた装身具を与えて焼き殺して空を飛んで逃げる.
*6 シリウスのこと.7月末に昇り,猛暑をもたらすとされる.これもローマ詩ではお馴染み.
*7 妻デーイアネイラによって与えられた,ケンタウロスのネッススの血を吸った衣でヘーラクレースは焼かれる.

※nikubetaさんのご指摘で幾つか改訳しました.多少読み易くなったと思います.

(2008.7.29訂正)

【2005/11/23 06:01】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(13) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』13歌 ヒュラース 66-75行(完結)
sxe/tlioi oi9 file/ontev, a0lw/menov o3ss7) e0mo/ghsen
ou1rea kai_ drumou/v, ta_ d7)70Ia/sonov u3stera pa/nt 0 h]v.
nau=v ge/men a1rmen 0 e1xoisa meta/rsia tw~n pareo/ntwn,
i9sti/a d7) h9mi/qeoi mesonu/ktion au]te kaqai/roun,
79Hraklh~a me/nontev. o4 d7,) a[| po/dev a]gon, e0xw/rei 7777770
maino/menov: xalepo_v ga_r e1sw qeo_v h[par a1mussen.
ou3tw me_n ka/llistov73Ulav maka/rwn a0riqmei=tai:
79Hrakle/hn d7) h3rwev e0kerto/meon liponau/tan,
ou3neken h0rw/hse triakonta/zugon70Argw/,
peza=| d7) e0v Ko/lxouv te kai_ a1cenon i3keto Fa=sin. 7777775
恋するものは哀れなもの.山と森を彷徨いながら
かくも多くの苦労をした,そして,イアーソーンの事は全てどうでも良くなった.
船は男達が乗り込んで一杯で,帆を上げていたが,
英雄達は真夜中には再び帆をおろした,
ヘーラクレースを置いたまま.彼のほうは,足がつれて行く方へと (70)
狂おしく歩いて行った.なぜなら,残酷な神(エロース)が,彼の中で心臓を引きちぎっていたから.
このようにして,最も美しいヒュラースのほうは神々の中に数えられることとなる.
ヘーラクレースのほうは,英雄達に逃亡船員と馬鹿にされた.
というのも,彼は30人の乗り組むアルゴー船を去った.
そして,コルキス人の所へと,それから客嫌いのパシスへと陸伝いに到着したから.(75)


【2005/11/21 22:02】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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詩の美しさ
正直なところ,あまり古典の作品を読んで,すぐに感動できるほうではないのですが,テオクリトスのヒュラースの,すぐ前に訳した部分は,本当に美しい部分だと思います.ヘーラクレースの野太い「ヒュラース!」の叫び声と,水の中から微かに聞こえる返事が,あたかも遠くから聞こえるようで,混乱しているヘーラクレースはその為に無闇矢鱈にあちこちを歩き回る様は,なんというか美しいですね.

しかしなかなかこう思える部分が少ないというのは,ラテン語・ギリシア語がまだまだ身に付いていない証拠でもありますが,全然読めていない部分に間違って感動するのもおかしなことなので,しようがないことなのでしょう…….

【2005/11/21 04:48】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』13歌 ヒュラース 53-65行
Nu/mfai me_n sfete/roiv e0pi_ gou/nasi kou=ron e1xoisai
dakruo/ent 0 a0ganoi=si pareyu/xont 0 e0pe/essin:
70Amfitruwnia/dav de_ tarasso/menov peri_ paidi_ 7777755
w1|xeto, Maiwtisti_ labw_n eu0kampe/a to/ca
kai_ r9o/palon, to/ oi9 ai0e_n e0xa/ndane decitera_ xei/r.
tri_v me_n73Ulan a1usen, o3son baqu_v h1ruge laimo/v:
tri_v d70 a1r 0 o9 pai=v u9pa/kousen, a0raia_ d7) i3keto fwna/
e0c u3datov, parew_n de_ ma/la sxedo_n ei1deto po/rrw. 7777760
[ 7w9v d7) o9po/t7)h0uge/neiov a0po/proqi li_v e0sakou/sav7 ]
nebrou= fqegcame/nav tiv e0n ou1resin w0mofa/gov li/v
e0c eu0na=v e1speusen e9toimota/tan e0pi_ dai=ta:
79Hrakle/hv toiou=tov e0n a0triptoisin a0ka/nqaiv
pai=da poqw~n dedo/nhto, polu_n d7)e0pela/mbane xw~lon. 7777765
ニンフたちのほうは,彼女らの膝の上に若者を抱いて
泣いているのを親し気な言葉で慰めた.
アムピトリオーンの息子のほうは,その子のことで取り乱して(55)
探しに行く,スキュティア風の良くしなる弓と
棍棒を取って,それは常に彼の右手が掴んでいたものだが.
三たび彼はヒュラースと叫んだ,深い喉が唸らん限りに.
三たびその子はそれに答えた,だが水の中からは弱い声しか
届かず,すぐ近くにいながらに,遠くのように思われる.(60)
[ちょうど遠くから鬚濃きライオンが認めた時に,]*1
若鹿が啼くと,山で生肉食らうライオンが
ねぐらから,すぐにありつけるばかりの食事へと急ぐ.
ヘラクレースもそのように,踏まれてもいないイバラの中を
子が恋しい余りに進んで行き,あらゆる場所を彷徨い歩く.(65)


*1 文脈の上で明らかに噛み合わない一行.Gowのいう通り(Gow, Theocritus, ad loc.), li/v は61, 62で繰り返されるのが奇妙.おそらく,本来の繋辞なしで導入される比喩に問題を感じた別人の手による書き足し.


【2005/11/21 04:27】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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不具合?
どうもトラックバックとコメントが上手く機能していないようです.
ちょっと環境設定をいじってみましたが…….
取りあえず,♪などや,顔文字系と,ローマ字の全角を避けてくださると,大体ひっかからなくなると思います.

【2005/11/21 01:48】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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まずはタイトルから……
そもそも,ホラーティウスは『エポーディー』という呼び方はしていなくて,これは注釈家ポルピュリオー以前にはなかった呼び名のようです.ホラーティウスの呼び名はIambiだったとのこと(cf. Mankin, Horace: Epodes, p.12)で,以後は『イアンボス集』という風に呼んだ方がいいかなあと思っています.ホラーティウスの作品で,これを指していると思われるのは,たとえば『歌集』の次の部分です.

 O matre pulchra filia pulchrior,
 quem criminosis cumque voles modum
  pones iambis, sive flamma
   sive mari libet Hadriano. (Hor.C.1.16.1-4)

 おお,美しい母よりも美しい娘よ,
 お前はどんなものでも,好きなやり方で
  悪口を言うイアムボス詩にけりを付けたらいい.
   火を使うのでも,アドリアの海でもなんなりと.

この詩の24行目にも出て来ます.全体はここで……



【2005/11/20 23:41】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』13歌 ヒュラース 36-52行
kw1|xeq7073Ulav o9 canqo_v u3dwr e0pido/rpion oi1swn
au0tw=| q70 79Hraklh=i kai_ a0stemfei= Telamw~ni,
oi4 mi/an a1mfw e9tai=roi a0ei_ dai/nunto tra/pezan,
xa/lkeon a1ggov e1xwn. ta/xa de_ kra/nan e0no/hsen
h9me/nw| e0n xw/rw|: peri_ de_ qru/a polla_ pe/fikei, 7777740
kua/neo/n te xelido/nion xlwro/n t 0 a0di/anton
kai_ qa/llonta se/lina kai_ ei0litenh_v a1grwstiv.
u3dati d 0 e0n me/ssw| Nu/mfai xoro_n a0rti/zonto,
Nu/mfai a0koi/mhtoi, deinai_ qeai_ a0groiw/taiv,
Eu0ni/ka kai_ Mali_v e1ar q70 o9ro/wsa Nu/xeia. 7777745
h1toi o9 kou=rov e0pei=xe potw~| poluxande/a krwsso/n
ba/yai e0peigo/menov: tai_ d7)e0n xeri_ pa=sai e1fusan:
pasa/wn ga_r e1rwv a9pala_v fre/nav e0cefo/bhsen
70Argei/w| e0pi_ paidi/. kath/ripe d7) e0v me/lan u3dwr
a0qro/ov, w9v o3te purso_v a0p 0 ou0ranou= h1ripen a0sth/r 7777750
a0qro/ov e0n po/ntw|, nau/tav de tiv ei]pen e9tai/roiv
79 koufo/ter 0, w] pai=dev, poiei=sq7) o3pla: pleustiko_v ou]rov70.
そして,金髪のヒュラースは,
自分とヘーラクレースと堅忍不抜のテラモーン,
彼ら二人は常に一つの食卓で食事をするのだが,その彼らの為に夕食の水を運ぼうと,
青銅の壷を持って,出かけて行った.そして,すぐに泉に気が付いた,
それは低くなった場所にあった.そして,その周りには多くの燈心草が生えていた,(40)
濃い藍色のクサノオウに,緑のホウライシダ,
そして花盛りのセロリ,そして地面を這うカタクリ.
だが,水の中では,ニンフたちが踊っていた,
眠ることなきニンフ,土地のものには恐れられる女神達,
エウニカとマリス,春の如くに見えるニュケイアが.(45)
まさにその若者は,沢山入る壷を泉に入れようと
急いでいた.すると彼女らは皆,その手にしがみついた.
というのも,皆の柔らかい心に,アルゴスの少年への愛が
襲ったからだ.そして,彼は黒々とした水の中に
まっ逆さまに落ちた,ちょうど赤く燃える星が空から(50)
まっ逆さまに落ちるように.一方,水夫のだれかが仲間に言った.
「お前たち,滑車を緩めろ.出航にいい風が来たぞ.」


【2005/11/20 22:42】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『エポーディー』全訳予定
つい先程まで,第8歌を思い出す度に笑いが止まらなくなっていました.あまりに面白かったので,いずれ全訳してしまおうと思います.短いものが多いので,ブログではやり易いというのもありますし,比較的読まれていないほうに属すると思うので.

とりあえず,手許の資料は:

D.R.Schackleton Bailey Ed. Q. Horatii Flacci Opera. Bibliotheca Teubneriana. Editio Tertia. Stuttgart: B.G.Teubner, 1995.[定番の本文]

Hermann Schütz. Q. Horatius Flaccus: Oden und Epoden. Erklärt von. 2.Auflage. Berlin: Weidmannsche Buchhandlung, 1880. [昔のギュムナジウム学生用注釈]

David Mankin Ed. Horace: Epodes. Cambridge Greek and Latin Classics. Cambridge: Cambridge U.P., 1995.[本文+Apparatus+やや学習向きかつ専門向き注釈] BMCRの書評

Bernhard Kytzler Ed. Quintus Horatius Flaccus: Oden und Epoden. Lateinisch/Deutsch. Universal-Bibliothek Nr.9905. 2.Auflage. Stuttgart: Reclam, 1981.[学習用羅独対訳]


未入手で必要不可欠の文献は:

A. Kiessling Ed. Q. Horatius Flaccus: Oden. Bearbeitet von Richard Heinze. 1914. Reprint. Berlin: Weidmannsche Buchhandlung, 1959. [アパラトゥスなし本文+ドイツ語注釈]

Lindsay C. Watson. A Commentary on Horace's Epodes. Oxford: Oxford U.P., 2003. ISBN 0-19-925324-2. $150.00 (!!!!!) [最新の網羅的注釈] BMCRの書評

こんなところでしょうか……

【2005/11/20 19:36】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』 ヒュラース 25-35行
7]Amov d 0 a0nte/llonti Peleia/dev, e0sxatiai_ de/ 7777725
a1rna ne/on bo/skonti, tetramme/nou ei1arov h1dh,
ta~mov nautili/av mimna/sketo qei=ov a1wtov
h9rw/wn, koi/lan de_ kaqidruqe/ntev e0v70Argw/.
79Ella/sponton i3konto no/tw| tri/ton a]mar a0e/nti
ei1sw d 0 o3rion e1qento Proponti/dov, e1nqa Kianw~n 7777730
au1lakav eu0ru/nonti bo/ev tri/bontev a1rotra.
e0kba/ntev d70 e0pi_ qi=na kata_ zuga dai=ta pe/nonto
deielinoi/, polloi_ de_ mi/an store/santo xamei/nan.
leimw_n ga/r sfin e1keito me/ga stiba/dessin o1neiar,
e1nqen bou/tomon o0cu_ baqu/n t 0 e0ta/monto ku/peiron. 7777735
プレイアデスが昇り,もう春がやって来て,遠くの牧場が(25)
小羊を放牧する時,
その時に,神々しい英雄の精鋭は船出を思い出し,
そしてうつろなアルゴー船へと腰を据え,
吹き付ける南風とともに,3日でヘッレスポントスへと到着した.
そしてプロポンティスの中で錨をおろした.そこはキアノイ人の(30)
牛が,鋤をすり減らしつつわだちを広げる場所.
砂浜に降り立って,2人組で夕食の準備をせっせとする,
多くの者はたった一つの敷きわらを寝床に作った.
というのも,彼らが鋭いスゲや,高く生い茂ったかやつり草を刈り取った
その草原が彼らにとって,大きな藁の布団の寝床となったから.(35)


【2005/11/20 15:06】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『エポーディー』8歌 (改訂版)

Rogare longo putidam te saeculo
 viris quid enervet meas,
cum sit tibi dens ater et rugis vetus
 frontem senectus exaret
hietque turpis inter aridas natis    5
 podex velut crudae bovis!
sed incitat me pectus et mammae putres,
 equina qualia ubera,
venterque mollis et femur tumentibus
 exile suris additum.          10
esto beata, funus atque imagines
 ducant triumphales tuum,
nec sit marita, quae rotundioribus
 onusta bacis ambulet;
quid quod libelli Stoici inter Sericos 15
 iacere pulvillos amant?
illitterati num minus nervi rigent
 minusve languet fascinum?
quod ut superbo provoces ab inguine,
 ore allaborandum est tibi.      20

17 minus codd.: magis Heinsius:

幾星霜も過ぎ去って老いさらばえた君が聞くってのかい,
 何が僕の精力を萎えさせるのかって?
あなたの歯は真っ黒け,老齢は皺を
 君の額に鋤を入れ,
枯れた尻の間には嫌らしいケツが,(5)
 ちょうど消化不良の牛のそれみたいに,口を開けているってのに!
僕を興奮させようとしてるのは,ちょうど馬の乳房みたいな
 胸と朽ちた乳房だよ?
柔らかい腹や,膨れ上がった臑に
 くっついた,痩せこけた太腿もだ*1.(10)
あなたは幸福であれ,そうして,凱旋をした先祖の胸像が
 あなたの葬列を率い,
あなたのよりも真ん丸い真珠をじゃらじゃら付けた
 奥さんなどいないように!
ストア派の巻き物*2が,よく中国風のクッションの下に転がっているのは (15)
 どういうことなんだ?
それで目に一丁字もないやつらが,陰茎をあまり固くならなくしたり,
 陽物を余り萎えさせないなんてことがあるかね?*3
これを傲慢な男根からひきだすには,
 あなたがお口で御奉仕しなきゃね.(20)


*1 腿が痩せて臑が膨れているのは一般に醜いプロポーションだったらしい.
*2 注釈者は幾つか,このストア派の本の存在について書いています.どれもまあありそうでもなさそうでもある感じなので,個人的な解釈の可能性を書いておきます.
(1)このストア派の本の出てくる下りは,単にこの男の無教養の描写の一部だと思います.大抵はlibellusは,恋愛詩などで,特に小さい寸法のものが,女性に読まれていたようですが,この女性の枕の下にあったのもそのようなものでしょう.ところが,この男は文字が読めないわけですから,本ときたら哲学書かなにかと思っていて,そんなものはアレには役立たないと,無教養を思いっきりむき出しにしてしまうわけです.その後,この最低の教養の男は,高貴な女性に御奉仕をさせようというわけで,とんでもない皮肉で終わるというのが,この最後のところの面白みだと思います.
(2)上の解釈を考えてから,この女性は本当にストア派の本を読んでいたのかもしれないと思い始めました.つまり,この男のナニが萎えているのを,ストアの哲学によって克服しようと考えていたのではないかと(笑).そうすると,冒頭のrogareの意味は,この男への問いであったと同時に,哲学的問いの伏線だったのかもしれませんし,そのほうが面白いでしょう(いわゆるring compositionですね).ちょっと気になっていた,15行の,繋ぎなしでのquid, quod ... も,ベットを見たらストアの哲学書が転がっていて,「なんだこりゃあ?こんなもので勉強しとんのかい?」と,男が驚き馬鹿にする様を活き活きと描いている意味も分ります.次ぎの注で扱うことがもうすこし生きてくるかなあと思います.
*3 テスクトを,通常とられるHeinsiusのmagisではなく,minusで解釈してみました.この場合,「ナニが固くならなくなったり,あまり萎えなくなったりするってのかい?」となり,これは多分自然科学的な現象の説明を暗示しているのではないかと思います(例えば月の満ち欠けなど).哲学には疎いので,よくわかりませんが,ルクレーティウスなどでは,無知なもの達はたしか死の恐怖に怯えたりするが,哲学者は現象を知ることでそれに打ち勝つ,などといった高踏的な哲学の意義付けがあったような気もしますが,illitterati「文字も読めないやつら」は,それの皮肉なのかもしれませんね.

韻律:iambic trimeter + iambic dimeter
x-U- x||-U- x-U- x-UU
  x-U- U-UU

こちらのサイトの翻訳を見て,僕も試しに翻訳してみたくなりました(笑).注釈なども下のサイトのほうが充実しています.
http://d.hatena.ne.jp/prokopton/20051119/p1#seemore


【2005/11/20 06:29】 Horatius Iambi (Epodi) | TRACKBACK(0) | COMMENT(5) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』13歌 ヒュラース 16-24行
a0ll 0 o3te to_ xru/seion e1plei meta_ kw~av70Ia/swn
Ai0soni/dav, oi9 d 0 au0tw~| a0risth=ev sune/ponto
pasa=n e0k poli/wn prolelegme/noi w[n o1felo/v ti,
i3keto xw0 talaergo_v a0nh_r e0v a0fneio_n70Iwlko/n,
70Alkmh/nav ui9o_v Midea/todov h9rwi/nav, 7777720
su_n d 0 autw~| kate/bainen73Ulav eu1edron e0v70Argw/,
a3tiv kuanea~n ou0x a3yato sundroma/dwn nau=v,
a0lla_ dieca/ice baqu_n d 0 ei0se/drame Fa=sin,
ai0eto_v w3v, me/ga lai=tma, a0f 0 ou[ to/te xoira/dev e1stan.
アイソーンの息子,イアーソーンが金の羊毛を求めて航海した時,
優れた者達が彼と行動を共にした,
あらゆる町々の選りすぐりの者達,彼らの助けが特別な方面のものらが.
そしてまた,かの苦行をなす男も,豊かなイオルコス*1へと到着した,
すなわちミデアの貴女たるアルクメーネーの息子が,(20)
そして,彼と共に,ヒュラースも,良き船漕ぎの席あるアルゴー船へと乗り込んだ,
その船は,黒いシュンプレーガデースの岩*2に触れずに
素早く通り過ぎ,深いパーシス河の大きな入り江に入り込む,
その様は鷲のよう.その時から岩は動かなくなったのだが,そのアルゴー船へと乗り込んだのだ.


*1 アルゴー船の出発地.
*2 船の通り道だが,通ろうとすると,岩が打ち合って船を破壊する.アルゴー船が最初に通り過ぎて後に動かなくなったとされる.


【2005/11/20 01:55】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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昔読めなかった詩
今でも読んで分けの解らないラテン語の詩は沢山ありますが,このカトゥッルスの17歌というのも,最初カトゥッルスを読み始めた時に,さっぱり訳のわからなかった詩の一つでした.今読み返してみると,確かにそう思えてもおかしくはないですね.

なにより,この橋を確かにするために,男を突き落とすという習慣(これ自体がまたはっきり分かっていないものらしいですが)がピンとこない.語彙では3行目のaxulisなんかはここにしか出て来ないです.5行目の祈願の際のsicという,お願いをする時に,その返礼として,……をします,といっておいて,それに続けて命令法などで,お願いをする,という,えらく持って回った語法が使われています.10行目のutも,殆ど類例のない,場所のutが使われている……,とまあ前半を読むだけで読む気力を失わせる詩だったのですね.

今読み直してみると,引っ掛かるところはありますが,他の通常の語法の所はあるていど理解できるようになっているせいか,それなりに楽しんで読めます.でも昔はこれでラテン語を止めようとすら思ったぐらい,妙につっかえた詩でした.というか,他の詩も全然ちゃんと理解は出来ていなかったのに,理解できると思い込んでいたというのが実のところですが.

【2005/11/19 15:07】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス 17歌 踊れる橋のための人身御供

O colonia, quae cupis ponte ludere longo,
et salire paratum habes, sed vereris inepta
crura ponticuli axulis stantis in redivivis,
ne supinus eat cavaque in palude recumbat:
sic tibi bonus ex tua pons libidine fiat,    5
in quo vel Salisubsali sacra suscipiantur,
munus hoc mihi maximi da, colonia, risus.
quendam municipem meum de tuo volo ponte
ire praecipitem in lutum per caputque pedesque,
verum totius ut lacus putidaeque paludis    10
lividissima maximeque est profunda vorago.
insulsissimus est homo, nec sapit pueri instar
bimuli tremula patris dormientis in ulna.
cui cum sit viridissimo nupta flore puella
et puella tenellulo delicatior haedo,        15
adservanda nigerrimis diligentius uvis,
ludere hanc sinit ut lubet, nec pili facit uni,
nec se sublevat ex sua parte, sed velut alnus
in fossa Liguri iacet suppernata securi,
tantundem omnia sentiens quam si nulla sit usquam.  20
talis iste meus stupor nil videt, nihil audit,
ipse qui sit, utrum sit an non sit, id quoque nescit.
nunc eum volo de tuo ponte mittere pronum,
si pote stolidum repente excitare veternum,
et supinum animum in gravi derelinquere caeno,    25
ferream ut soleam tenaci in voragin mula.

おお,植民者よ,長い橋の上で踊りたくて
踊りの準備をしているのに,
再利用された板切れの上に立っているぼろ橋の弱々しい脚が怖い,
それがひっくり返って窪んだ沼地に倒れるのじゃないかと,思っている君,
もしこうしてくれたら,君のお眼鏡に叶ういい橋にしてやるよ,(5)
その上では,サリスブサリウスの聖なる踊りさえもできようほどの.
ただ,植民者よ,最大の笑いという,この贈り物を僕にくれ.
ある僕の同胞を,君の橋から
まっ逆さまに泥の中に,頭と足を逆にして飛び込ませたい,
それも,全部の池と腐った沼の (10)
鉛色の,一番の底の深い深みにだ.
そいつはひどくつまらない男で,何にも分かっちゃいない,ちょうど
2才の,老いた父親の腕の中で眠っている子供みたいなものだ.
そいつに花の盛りの女性,
そして,かわいらしい小山羊よりももっと愛らしい女性が嫁いだ,(15)
真っ黒い葡萄よりももっと大切に守らなきゃならない女性がだ,だのに
彼女が望むように,遊ばせてやっているし,髪の毛程にも思っていない,
そいつのほうも立ち上がりもしない,だがちょうどリグレス族の斧*1
切り倒されたハンノキが穴の中に横になっているように*2
どこにも何の木もなかったように,全てをそれほどまでに感じている.(20)
僕のその男の無気力ときたらそんなもので,何も見ないし何も聞かない,
自分自身がだれで,自分がいるのかいないのか,それさえ知らないのだ.
今,僕はそいつを君の橋からまっ逆さまに突き落としたい,
急にその愚かなな無気力を奮い立たせるんじゃないか,
そして寝そべっている精神を重々しい泥の中に置いてくることができるんじゃないかと思って, (25)
ちょうど驢馬が粘つく泥沼の中に蹄鉄*3を置いてくるみたいにさ.


*1 リグレス族は西ヨーロッパの原住部族.森林の中に暮らしていたと言われる.
*2 恐らく性的なものが含意されている.
*3 ローマ時代の蹄鉄は,釘で打ち付けない着脱式のもの.

韻律:priapeans (Glyconic+Pherecratean)
   x x ― UU ― U ― + x x ― UU ― ―


【2005/11/19 14:39】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス79歌 レスビウス

Lesbius est pulcer. quid ni? quem Lesbia malit
 quam te cum tota gente, Catulle, tua.
sed tamen hic pulcer vendat cum gente Catullum,
 si tria notorum suavia reppererit.

レスビウスはイケメンだ.違うかね?そいつをレスビアは
 お前とお前の一族よりも,カトゥッルスよ,大切にしている.
だがこのイケメンの男と来たら,
 知り合いから三つも口付けを貰ったら,一族ごとカトゥッルスを売っぱらっちまう.


【2005/11/19 05:24】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス75歌 
Huc est mens deducta tua mea, Lesbia, culpa
 atque ita se officio perdidit ipsa suo,
ut iam nec bene velle queat tibi, si optime fias,
 nec desistere amare, omnia si facias.

僕の心は君の過ちによって,レスビアよ,ここまで追い詰められた,
 そうして,君の献身によって,これほどまでに参ってしまった,
たとえ君がもっともよく振舞っても,僕はもう君に慈しみの気持ちも持てず,
 どんな事をしようとも,愛することを止められないほどに.

【2005/11/19 05:06】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス74歌 叔父の小言の撃退法

Gellius audierat patruum obiurgare solere,
 si quis delicias diceret aut faceret.
hoc ne ipsi accideret, patrui perdepsuit ipsam
 uxorem et patruum reddidit Armocratem.
quod voluit, fecit: nam, quamvis irrumet ipsum
 nunc patruum, verbum non faciet patruus.

ゲッリウスは叔父は何時も小言をいうと聞いていた.
 もし誰かがエッチなことを言ったりしたりすれば,と.
これが自分自身に起こらないようにと,まさにその叔父の
 奥さんと乳繰りあって,叔父をアルモクラテース*1にしちまった.
彼は望んでいたことをやり遂げた.だって,今ならたとえ
 叔父自身にあれをくわえさせたって,叔父は何にも言わないだろうさ.


*1 アポクラテースはエジプトの太陽の神.口の中に指をくわえている.


【2005/11/19 04:56】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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インデックスのアップデート
インデックスをアップデートしました.しかし,カトゥッルスもカッリマコスも,まだまだ訳していないところのほうが多いです.

【2005/11/19 01:42】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス86歌 愛の権化

Quintia formosa est multis. mihi candida, longa,
 recta est: haec ego sic singula confiteor.
"totum illud formosa" nego: nam nulla venustas,
 nulla in tam magno est corpore mica salis.
Lesbia formosa est, quae cum pulcerrima tota est,
 tum omnibus una omnis surripuit Veneres.

クゥインティアは多くの人には美しい.僕には色白で,背が高く,
 整っている.こんなふうに,これらそれぞれを僕は認めるよ.
だが全体が美しいとは,僕は言わない.だって,いかなる愛らしさも,
 いかなるウィットのかけらも,これだけ大きな身体にないんだから.
レスビアは美しい,彼女は全体として美しく,
 その上,一人で,全女性の,全ての愛らしさを奪い取っている.


【2005/11/18 03:57】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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潮時を逃すと……
昔,ある有名な先生に,5年やって目処がつかないことは止めた方がいい,ということを言われました.その期限はとっくに切れてしまい,最近はようやくそのいわんとしていることが分かって来たような気がします.

つまりは,5年たって出来ないというのは,自分の能力か方法論か取り巻く環境かに重大な問題があって,それ以上続けても状況は変わらないということなんでしょうね.おまけに,長く続けた分だけ,大成する可能性もないにもかかわらず,延々と続けてしまうという,悲惨な結果になるということでもあると思います.これはつくづく実感するところですが…….たしか,こんな話が,本家の徒然草にあったような気がします.

まあ最近こんな気持ちがつもるばかりなので,ついTOEFL入門なぞを手にしてしまったのかもしれないです.

【2005/11/18 03:44】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス72歌 愛すれど慈しみ少なく

Dicebas quondam solum te nosse Catullum,
 Lesbia, nec prae me velle tenere Iovem.
dilexi tum te non tantum, ut vulgus amicam,
 sed pater ut gnatos diligit et generos.
nunc te cognovi: quare etsi impensius uror,   5
 multo mi tamen es vilior et levior.
qui potis est, inquis? quod amantem iniuria talis
 cogit amare magis, sed bene velle minus.

かつて君は言っていた,自分はカトゥッルスしか知らないと,
 レスビアよ,そして,僕以外にはユッピテルさえ欲しくはないと.
その時僕は君を愛おしくおもった,普通の人が彼女を愛するようにではなく,
 父親が息子を慈しみ娘の許婚を慈しむように.
今や僕は君のことが分かった.だから,僕はより激しく燃え立っているのに,(5)
 それなのに君は僕にはずっと安っぽくつまらない女になった.
どうしてそんなことがあるかって,君はいうのか?なぜなら,こんな仕打ちは恋人に
 ますます愛を焚き付けるが,しかしますます好意を持たなくさせるから.


【2005/11/18 01:35】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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TOEFL
今さら留学等できるわけもないのですが,何となく気分でTOEFL対策本を買ってしまいました.

ジャパンタイムズ[編]『The Japan Times はじめての人のTOEFL TEST』東京:ジャパンタイムズ,1998.(CD1枚つき) 2200円(税別)

しかし,これってどう準備したらいいかも解りませんし,受験の申し込みや受験料,そもそもいつごろどこでテストしているのかも解りません.基本的な情報が欠落していて,まあもともと留学する気もないので,モーチベーションが全く起こりません.満点が何点なのかさえ解りません.600点で留学可能という話しはどっかで聞きましたが(真偽不明).

というわけで,こんな目的も意欲もない自称ラテン語研究者に,なにか情報を提供して下さると有り難いです…….

しかし買った直後から普通の英検対策のほうが良かったような気もしてくるところがなんとも初心者ですね(笑).

【2005/11/18 01:15】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テオクリトスも
なんとなく,カッリマコスを翻訳したら,テオクリトスもやらなければバランスがとれないような気がして,面白い歌を翻訳を初めてみました.これも3-4日で訳し終わると思います.とはいえ,古澤ゆう子女史の素晴らしい翻訳(古澤ゆう子訳『テオクリトス:牧歌』西洋古典叢書.京都:京都大学学術出版会,2004.)がすでにあるので,殆ど翻訳の意味はないとおもいますが…….

【2005/11/17 23:27】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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テオクリトス『牧歌』第13歌 ヒュラース 1-15行
QEOKRITOU ULAS

Ou0x a9mi=n to_n71Erwta mo/noiv e1tex 0, w9v e0dokou=mev,
Niki/a, w[|tini tou=to qew~n poka te/knon e1gento:
Ou0x a9mi=n ta_ kala_ pra/toiv kala_ fai/netai h]men,
oi4 qnatoi_ pelo/mesqa, to_ d 0 au1rion ou0k e0sorw~mev:
a0lla_ kai_70Amfitru/wnov o9 xalkeoka/rdiov ui9o/v, 777775
o4v to_n li=n u9pe/meine to_n a1grion, h1rato paido/v,
tou= xari/entov73Ula, tou= ta_n plakami=da foreu=ntov,
kai/ nin pa/nt 0 e0di/daske, path_r w9sei_ fi/lon ui(o/n,
o3ssa maqw_n a0gaqo_v kai_ a0oi/dimov au0to_v e1gento:
xwri_v d 0 ou0de/pok 0 h]v, ou1t 0 ei0 me/son a]mar o1roito, 7777710
ou1q 0 o9po/x 0 a9 leu/kippov a0natre/xoi e0v Dio_v70Aw/v,
ou1q 0 o9po/k 0 o0rta/lixoi minuroi_ poti_ koi=ton o9rw~|en,
seisame/nov ptera_ matro_v e0p 0 ai0qalo/enti peteu/rw|,
w9v au0tw~| kata_ qumo_n o9 pai=v peponame/nov ei1h,
au0tw~| d 0 eu] e3lkwn e0v a0laqimo_n a1ndr 0 a0pobai/h. 7777715
テオクリトス『ヒュラース』

僕らだけに,エロースを産んだわけではないのだ,以前我々が思っていたようには,
ニキアースよ,神々の誰によってその子が生まれたにせよ.
初めて我々に美しいものが美しいと思われたわけでもない,
死すべき者であり,明日も見通せぬ我々に.
そうではなく,アムピトリュオーンの,青銅の心臓持つ息子,(5)
野のライオンに持ちこたえた者(ヘーラクレース)も,少年を愛した,
巻き毛をした美しいヒュラースを.
そして彼にあらゆることを教えた,ちょうど父親が自分の息子にするように,
彼自身が学んで彼が善良でまた歌に歌われるようになったところの, あらゆることを.
そして決して彼は離れはしなかった,たとえ日が真中に昇っていようと,(10)
白馬駆る暁がゼウスの所へ昇ろうと,
母どりが煤けた止まり木で羽ばたきして,(13)*
ぴいぴい啼く鳥の雛たちがねぐらのほうを見やろうと,(12)*
彼の心のままに,その少年が完成されて,
そして,よく努力をして*1優れた人物になるようにと.(15)


(13)*,(12)* 便宜上,行を入れ替えて訳しています.
*1 字義通りには「よく引っ張って」となり,古注では牛が軛を引く様のメタファーと理解していますが,真相はよく解らず,期待される意味で訳しています.


【2005/11/17 23:04】 Theocritus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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プロペルティウス1巻12歌 愛も別れも叶わぬこと

Quid mihi desidiae non cessas fingere crimen,
 quod facias nobis, conscia Roma, moram?
tam multa illa meo divisa est milia lecto,
 quantum Hypanis Veneto dissidet Eridano;
nec mihi consuetos amplexu nutrit amores    5
 Cynthia, nec nostra dulcis in aure sonat.
olim gratus eram: non illo tempore cuiquam
 contigit, ut simili posset amare fide.
invidiae fuimus: non me deus obruit? an quae
 lecta Prometheis dividit herba iugis?    10
non sum ego qui fueram: mutat via longa puellas.
 quantus in exiguo tempore fugit amor!
nunc primum longas solus cognoscere noctes
 cogor et ipse meis auribus esse gravis.
felix, qui potuit praesenti flere puellae;   15
 non nihil aspersis gaudet Amor lacrimis:
aut si despectus potuit mutare calores,
 sunt quoque translato gaudia servitio.
mi neque amare aliam neque ab hac desistere fas est:
 Cynthia prima fuit, Cynthia finis erit.   20

どうして君は,僕に怠惰という非難を擦り付けることを止めないのか?
 共犯であるローマよ,僕が君の所でだらだらしているからと言って?
彼女は僕の寝床から何千里も引き離されてしまった,
 ヒュパニス河*1がヴェネチアのエーリダヌス河(ポー河)から離れているほどに.
キュンティアは,抱擁で僕のために愛を(5)
 養うこともしないし,僕の耳に優しく囁くこともしない.
かつては僕は喜ばれた.あの時には,同じような忠誠をもって
 愛する事は誰にも叶わなかったのだ.
僕は妬みの対象であった.神が僕を破滅させたのか?それとも何か
 プロメーテウスの縛られていた峰で集められた薬草が別れさせたのか.(10)
僕はかつての僕ではない.長い道は女性を心変わりさせるもの.
 短い時間に,どれほど大きな愛が逃げていったことか!
今や,僕は初めて一人で長い夜を知ることを,
 そして,自分自身が僕の耳に鬱陶しいものとなることを強いられている.
幸いなるかな,女性の目の前で泣くことができる者は.(15)
 愛神は涙がまき散らされるのを,喜ばないわけではない.
あるいは,もし卑下されて,熱情を他に移すことが出来たなら,
 隷属を乗り換えることでまた喜びがある.
僕は他の女性を愛することも,この女性から離れることも許されていない.
 キュンティアが最初であった,キュンティアが終わりとなるであろう.(20)


*1 サルマティアの河.


【2005/11/17 00:27】 Propertius | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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アポッローン賛歌訳了
ようやく訳し終わりました.たった113行なんですけど(笑). 前にも書いたように,最後の部分(105-13)は,重厚長大な叙事詩と,小さいけれど彫琢の行き届いた短い詩の対比が現れます.つまり,カッリマコスのアポッローン賛歌は,ホメーロス賛歌の中のアポッローン賛歌の546行のそれとくらべると,全然短く終わってしまうわけですが,それを擬人化した「妬み」が,アポッローンの耳もとで馬鹿にすると,アポッローンは「妬み」を蹴り飛ばして,小さい詩のほうの優越という,ヘレニズム詩の理想を弁護するという形になっています.いわば,詩の中に詩論が出て来ると言う,面白い構造になっていて,これがローマ詩などでも取り入れられているため,この部分は非常に重要だと言われています. 後でこの詩の構成などをちょっとまとめてみようと思います.

【2005/11/16 23:47】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『アポッローン賛歌』105-13行(完結)
o9 Fqo/nov70Apo/llwnov e0p 0 ou1ata la/qriov ei]pen: 77777105
79 ou0k a1gamai to_n a0oido_n, o4v ou0d 0 po/ntov a0ei/dei.70
to_n Fqo/non w9po/llwn podi/ t 0 h1lasen w[de/ t 0 e1eipen:
7970Assuri/ou potamoi=o me/gav r9o/ov, a0lla_ ta_ polla/
lu/mata gh=v kai_ pollo_n e0f 0 u3dati surfeto_n e3lkei.
Dhoi= d 0 ou0k a0po_ panto_v u3dwr fore/ousi me/lissai, 77777110
a0ll 0 h3tiv kaqarh/ te kai_ a0xra/antov a0ne/rpei
pi/dakov e0c i9erh~v o0li/gh liba_v, a1kron a1wton.70

xai=re, a1nac: o9 de_ Mw~mov, i3n 0 o9 Fqo/nov, e1nqa ne/oito.
プトノス(妬み)はアポッローンの耳にこっそりと言った.
「私は海が歌う程に歌わない歌人を賞賛しない.」
このプトノスをアポッローンは足でけり飛ばし,そしてこのように言った.
「アッシュリアの河の流れは大きいが,しかしその殆どは
大地のがらくたや多くのゴミを水の中で引きずっている.
蜜蜂は全ての河からデーオー*1のところへ水を運ぶわけではなく,
綺麗で汚れなく,
聖なる泉から迸る僅かな流れ,最高の選りすぐりからだ.」

さらば,主よ.そしてモーモス(非難)よ,プトノスが行ったところへ行くがよい.

*1 デーメーテールのこと.


【2005/11/16 23:27】 Callimachus In Apollinem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カッリマコス『アポッローン賛歌』97-104行
i9h_ i9h_ paih=on a0kou/omen, ou3neka tou=to
Delfo/v toi prw/tiston e0fu/mnion eu3reto lao/v,
h]mov e9khboli/hn xruse/wn e0pedei/knuso to/cwn.
Puqw/ toi katio/nti sunh/nteto daimo/niov qh/r, 77777100
ai0no_v o1fiv/ to_n me_n su_ kath/narev a1llon e0p 0 a1llw|
ba/llwn w0ku_n o0i+sto/n, e0phu5thse de_ lao/v:
79 i9h_ i9h_ paih=on, i3ei be/lov:7e0uqu/ se mh/thr
gei/nat 0 a0osshth=ra. 07to_ d 0 e0ce/ti kei=qen a0ei/dh|.
ヒエー,ヒエー,パイエーオンを我々は聞いている.なぜなら
デルポイの民が,初めてこの繰り返しをあなたのために見い出したから.
あなたが黄金の弓の誤りなき技をお示しになった時に.
ピュトーに帰るあなたに,地上のものならぬ獣が出くわした.(100)
それは恐ろしい蛇であった.それを,あなたは次々矢を放って
殺したが,その時人々はあなたに願った,
「ヒエー,ヒエー,パイエーオン,矢を打って下さい*1.すぐに母は
あなたを救い主をしてお産みになりました」*2そして,以来今も,人々はこれを歌っている.

*1 i9h=i9ei=paih=onpai=, i9ei= i0o/nとする民間語源.
*2この部分は正直よく解りません.引用符の範囲は,Pfeifferに従いましたが,Williamsはbe/lovの後までがlao/vの言葉だとしています.その場合,アポッローンの蛇退治の後で,母親がアポッローンを産むことになって,順番が逆転してしまいます.しかし,ここで採用したPfeifferのやり方でも,ヒエー・パイエーオーンの意義付けをする際に,母親について言及するのは不必要にも見えます.だれか解る人がいたら御教示下さい…….


【2005/11/15 23:26】 Callimachus In Apollinem | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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アポッローン賛歌そろそろ終わり
アポッローン賛歌も113行なので,あと2回ほどで終わるでしょう. ちょっと注が少なくて,読みにくいかもしれませんが,後で多少増補する予定です. これが終わったら,またカッリマコスのエピグラムの翻訳をアップして,できれば年内にエピグラム全訳が出来たら,と思っています.

【2005/11/15 01:39】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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