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ホラーティウス『歌集』1.16
誰も待ってはいないと思いますが,久々にアップしました.
またぼちぼち,翻訳してはアップしていこうと思います.

先程アップしたホラーティウスの1巻16歌は,結構好きな歌の一つです.
翻訳では分らないと思いますが,要するに,彼女を非難した歌を作って,不仲になっていたのを,もう一度歌で仲良くなろう,というものです.

前に作った歌は,焼くなり海に捨ててもいい,といって,下手にでて仲直りをするのかと思ったら,いきなり怒りというものは……と,神話やらなにやらの蘊蓄で,その凄まじさを延々と描き出し(しかも,12や16では,繋辞省略になってますから,もう終わるかと思わせながらまだ続くという感じでしょう),そういう怒りに,自分はかられたから,しようがないと,容赦を乞うように語って,こんどは,穏やかな詩を書くといいながら,また非難の詩を書いても,君が怒らないというならね,と,全然懲りていないことが最後に分るという落ちが付いているわけです.

もちろん,この理解は幾つか解釈(特にWest)を参考にしてからの個人的なものですが,全体としては,ユーモアたっぷりの面白い詩だと思います.
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【2005/10/29 01:46】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ホラーティウス『歌集』1巻16歌

O matre pulchra filia pulchrior,
quem criminosis cumque voles modum
 pones iambis, sive flamma
  sive mari libet Hadriano.

non Dindymene, non adytis quatit 5
mentem sacerdotum incola Pythiis,
 non liber aeque, non acuta
  sic geminant Corybantes aera,

tristes ut irae; quas neque Noricus
deterret ensis nec mare naufragum 10
 nec saevus ignis nec tremendo
  iuppiter ipse ruens tumultu.

fertur Prometheus addere principi
limo coactam particulam undique,
 desertam et insani leonis    15
  vim stomacho apposuisse nostro.

irae Thyesten exitio gravi
stravere et altis urbibus ultimae
 stetere causae cur perirent
  funditus imprimeretque muris 20

hostile aratrum exercitus insolens.
compesce mentem; me quoque pectoris
 temptavit in dulci iuventa
  fervor et in celeris iambos

misit furentem. nunc ego mitibus 25
mutare quaero tristia, dum mihi
 fias recantatis amica
  opprobriis animumque reddas.

おお,美しい母よりも美しい娘よ,
お前はどんなものでも,好きなやり方で
 悪口を言うイアムボス詩にけりを付けたらいい.
  火を使うのでも,アドリアの海でもなんなりと.

ディンデュムス山の神(キュベレー)も,ピュティアの奥室に (5)
住まう神(アポッロー)も,そのようにその司祭らの心を揺さぶりはしないし,
 リーベルもまた同じように,そうすることはない,コリュバンテスら(神の付き人)も,
  鋭い音の青銅のシンバルをそのようには響かせはしない.

恐ろしい怒り程には.それを,ノリクム(アルプスの一部)の
やりも,船砕く海も(10)
 荒れ狂う火も,地響き起こしつつ
  雷下すユッピテル御自身も脅し付けて抑えることは出来ない.

伝える所ではプロメーテウスは人の初源の泥に
あちこちから部分を集めて付け加えたが
 荒れ狂うライオンの力を切り取って(15)
  我々の腹に据えたという.

怒りはテュエステースを大きな破滅と共に
打ち倒し,そして聳える都どもが
 根底から滅び,
  城壁の上に (20)

敵の軍が勝ち誇って鋤をかける,究極の理由となったのだ.
気持ちを抑えなさい.僕もまた,
 甘い青年の時,胸のたぎりが僕を突き動かし
  勢い余るイアムボスへと

怒りに燃える僕を向かわせた.今は僕はより穏やかなものに (25)
その恐ろしいものを変えることを欲している,
 僕がまた,非難の歌を歌っても,君が僕に親しくあって,
  そして気持ちを再び向けてくれさえすれば.


韻律:Alcaicum
x ― U ― ― || ― UU ― U U
x ― U ― ― || ― UU ― U U
 x ― U ― ― ― U ― U
  ― UU ― UU ― U ― U


【2005/10/29 01:18】 Horatius Carmina | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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地震
 パキスタンでの地震は犠牲者はどうも30000人以上になりそうですね.
 日本の記事では現時点で18000人と出ていますが,本家アメリカのヤフーのほうでは30000人超となっていました(http://news.yahoo.com/).しかもこれはパキスタンだけということですから,多分犠牲者の数はもっと増えるでしょう.
 日本からもレスキュー隊が行ったということですが,最新の機器で救助活動をやってきてもらいたいですね.

【2005/10/09 21:48】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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すっかり休んでいました
なんだか疲れがとれないのでブログのほうは休んでいました.
久々にカトゥッルスをアップしてみましたが,やっぱりカトゥッルスは面白いですね.
後代への影響もかなり大きいように思いますが,今まで全部の翻訳が出ていないのが不思議です.
64歌,見直してみると間違いも見つかるので,こちらも少し直しておきました(ファイルのほうで).この64歌とならんで,68歌も有名なのですが,こちらをそのうちアップしようと思っています.
しかしもう少しゆっくりしてから以前のペースに戻ろうと思います.

【2005/10/09 09:02】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス6歌

Flavi, delicias tuas Catullo,
ni sint illepidae atque inelegantes,
velles dicere nec tacere posses.
verum nescio quid febriculosi
scorti diligis: hoc pudet fateri.   5
nam te non viduas iacere noctes
nequiquam tacitum cubile clamat
sertis ac Syrio fragrans olivo,
pulvinusque peraeque et hic et ille
attritus, tremulique quassa lecti  10
argutatio inambulatioque.
nil perstare valet, nihil tacere.
cur? non tam latera ecfututa pandas,
ni tu quid facias ineptiarum.
quare, quidquid habes boni malique, 15
dic nobis. volo te ac tuos amores
ad caelum lepido vocare versu.

12 nil perstare valet Skutch : nam inista prevalet V : ni ista prevalet X

フラヴィウスよ,君のお気に入りの娘を,
もし可愛くなくて,綺麗でもないということがなければ,
カトゥッルスに教えたくもなるだろうし,黙っていることもできないだろう.
実際君は誰か知らないが,病み上がりの
愛人を愛している.これを言うのが恥ずかしいわけだ.(5)
だって,君が独寝の夜を過ごしてはいない事を
虚しく押し黙っているベッドは叫んでいる,
花束とシリアのオリーブの香をしているわけだから.
そして,こちらもあちらも均等に擦り切れた
枕も,揺れる寝台のギシギシいう (10)
軋みと,歩き回る音もだよ.
頑固にするのは全然役に立たないよ,黙っていたってね.
どうしてかって?そんなにアレで消耗し尽くした腹を君はしているはずがない,
君がなにかよからぬ事をしているのでなければね.
だから,よい事でも悪い事でも,君が隠していることを (15)
僕に言い給え.僕は君と君の愛を
愛らしい詩で,天にまで歌い上げたいんだから.


【2005/10/09 01:27】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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疲労
週末は疲れがたまっていて,思いのほか本が読めませんでした.最近目が疲れ易いので困ります.PCに向かう時間が長いからなんでしょう.しかし,今や物を書くのにPCを使わないということは考えられないですからねー.何かもう少し目の負担を減らす工夫をしないといけません.

話は変わりますが,mixiというフォーラムというかコミュニティがあるそうです.参加してみたいといえばみたいのですが,これには推薦がいるそうなんですね.要するに,インターネット登場の時に目指していた,理想郷的なコミュニティを,メンバーを推薦制でしか増やさない言う方法で再び形成しようというのが目的のようです.ラテン語関係があったら入ってみたいですね.

【2005/10/03 01:43】 COMMENTARII DIURNI | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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カトゥッルス26歌

Furi, uillula vestra non ad Austri
flatus opposita est neque a Favoni
nec saevi Boreae aut Apheliotae,
verum ad milia quindecim et ducentos.
o ventum horribilem atque pestilentem.

フーリウス君,君たちの別荘は,東風にも
さらされていないし,西風にも
激しい北風にも南風にもね.
しかし,15200セステルティウスの抵当にさらされている.
おお,恐ろしくまた不健康な風だこと!


【2005/10/01 02:40】 Catullus | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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