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よく分らない……

全然本論に関係ないかもしれないのですが,どうも先ほどの文章,最後の「そして,この方は,今あなたに対してしたのと同じ言い訳を,そのときもまた我々にしたのです.というのも,彼は少なくとも十分人から習ったうえ,それをちゃんと覚えていると言っているのですから.」というのがよくわかりません.というのも,この客人は,ソークラテースに対しては,言い訳らしいことは,「しかし一方,それぞれが一体なんであるかをうまく分類するのは,決して小さな仕事でも容易な仕事でもありません.」と言っているだけで,「彼は少なくとも十分人から習ったうえ,それをちゃんと覚えている」などとは答えていないので.うーん,どういう解釈をすればいいのでしょう.なにか冗談でも言っているのでしょうか.

 ちなみに,拙訳で「というのも……」と訳しているところは,藤沢令夫訳では「その問題については十分に聞いて教わった事があるし,憶えていないわけではないと,みずからみとめながらですよ.」と訳していて,シュライヤーマッハーは"Denn genug darüber gehört zu haben bekennt er, und auch dass es ihm nicht entfallen ist"(「というのも……」で拙訳と同じ)と訳しています.

 あまり本論と関係ありませんが……というか,この調子で訳していたら本論に行く前にこのブログが終わってしまいそう(笑).

[一応自己解決……?]

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【2006/05/23 23:14】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) | 記事修正

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プラトーン『ソピステース』217a.l.4-b.l.8

QEO.77Ti/ de_ ma/lista kai_ to_ poi=o/n ti peri_ au0tw~n diaporhqei_v e0re/sqai dienoh/qhv;

テオドーロス:それで,それらについて,先ず何が,そしてどのようなことが分らなくて,あなたは質問したいのですか.

SW.77To/de: po/teron e4n pa/nta tau=ta e0no/mizon h2 du/o, h2 kaqa/per ta_ o0no/mata tri/a, tri/a kai_ ta_ ge/nh diairou/menoi kaq 0 e4n o1noma e9ka/stw| prosh~pton;

ソークラテース:こういうことだよ.一体,これら全てが一つの種類と彼らは見なしているのか,それとも二つなのか,それとも,全く丁度その三つの名前のように,三つの種類に分割して,それぞれに一つずつ名前を付与しているのか,と.

QEO.770All 0 ou0dei/v, w9v e0gw]|mai, fqo/nov au0tw~| dielqei~n au0ta/: h2 pw~v, w] ce/ne, le/gwmen;

テオドーロス:いや,思うに,それを詳述することを嫌がることはないでしょう.それとも,客人よ,どのようにお返事しましょうか.

CENOS77Ou3twv, w] Qeo/dwre. fqo/nov me_n ga_r ou0dei_v ou0de_ xalepo_n ei0pei~n, o3ti ge tri/ 0 h9gou~nto: kaq 0 e3kaston mh_n diori/sasqai safw~v ti/ pot 0 e1stin, ou0 smikro_n ou0de_ r9a/|dion e1rgon.

客人:テオドーロスさん,その通りです.というのも,全然そのことは嫌ではありませんし,言うことは難しくもありませんよ,少なくとも,三つの物と我々が考えているということは.しかし一方,それぞれが一体なんであるかをうまく分類するのは,決して小さな仕事でも容易な仕事でもありません.

QEO.77Kai_ me_n dh_ kata_ tu/xhn ge, w] Sw/kratev, lo/gwn e0pela/bou paraplhsi/wn w[n kai_ pri_n h9ma~v deu~r 0 e0lqei=n dierwtw~ntev au0to_n e0tugxa/nomen, o9 de_ tau0ta_ a3per pro_v se_ nu~n kai_ to/te e0skh/pteto pro_v h9ma~v: e0pei_ diakhkoe/nai ge/ fhsin i9kanw~v kai_ ou0k a0mnhmonei~n.

テオドーロス:しかし実にまた,ソークラテース,偶然なんですが,あなたが尋ねたのと似通った事を,我々がここに来る前に,偶々この人にずっと尋ねていたのです.そして,この方は,今あなたに対してしたのと同じ言い訳を,そのときもまた我々にしたのです.少なくとも十分人から習ったうえ,それをちゃんと覚えていることを認めた後にね.


【2006/05/23 23:01】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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プラトーン『ソピステース』216b.l.6-217a.l.3

QEO.77Ou0x ou[tov o9 tro/pov, w] Sw/kratev, tou~ ce/nou, a0lla_ metriw/terov tw~n peri_ ta_v e1ridav e0spoudako/twn. kai/ moi dokei~ qeo_v me_n a9nh_r ou0damw~v ei]nai, qei~ov mh/n: pa/ntav ga_r e0gw_ tou_v filoso/fouv toiou/touv prosagoreu/w.

テオドーロス:この客人は,ソークラテース,そんな質の人ではありませんよ.論争に熱を上げて来た人たちよりも,穏やかな方ですから.そして,私にはこの方は神様であるようには思われませんが,神的ではあると思えます.というのも,私は全ての哲学者をそのような者と呼んでいるのですから.

SW.77Kai_ kalw~v ge, w] fi/le. tou~to me/ntoi kinduneu/ei to_ ge/nov ou0 polu/ ti r9a~|on, w9v e1pov ei0pei~n, ei]nai diakri/nein h2 to_ tou~ qeou~: pa/nu ga_r a[ndrev ou[toi pantoi~oi fantazo/menoi dia_ th_n tw~n a1llwn a1gnoian79 9 e0pistrwfw~si po/lhav, 0 0 oi9 mh_ plastw~v a0ll 0 o1ntwv filo/sofoi, kaqorw~ntev u9yo/qen to_n tw~n ka/tw bi/on, kai_ toi~v me_n dokou~sin ei]nai tou~ mhdeno_v, toi~v d 0 a1cioi tou~ panto/v: kai_ tote_ me_n politikoi_ fanta/zontai, tote_ de_ sofistai/, tote_ d 0 e1stin, oi[v do/can para/sxoint 0 a2n w9v panta/pasin e1xontev manikw~v. tou~ me/ntoi ce/nou h9mi~n h9de/wv a2n punqanoi/mhn, ei0 fi/lon au0tw~|, ti/ tau~q 0 oi9 peri_ to_n e0kei~ to/pon h9gou~nto kai_ w0no/mazon.

ソークラテース:それもまた良いことだがね,友よ.しかしながら,その種の人というのは,よく言われるように,神様の種よりも,何か決して容易に見分けることができないものかもしれないよ.というのも,全くもって,これらの人というのは,人々がそれと分らないせいで,あらゆる姿をとって現れて「国々を訪れ」て??それは偽物のじゃなく,本物の哲学者のことだが??上から地上の生活を観察し,そして,ある人々には一人前の価値もなく,ある者には万人に値する者に思われるのだ.そして,彼らは時には政治家として現れ,時にはソフィストとして現れ,時には,こんな人々もいるのだよ,彼らが,丸っきり狂っているように,思ってしまうような人々もね.しかしながら,その客人に,我々は教えていただけると幸いなのだけれど,もしその人に,差し支えなければだけれどもね.これらのことを,その土地のあたりの人々は,どのように考え,名付けているのかということをだが.

QEO.77Ta_ poi~a dh/;

テオドーロス:それは一体どんなことで?

SW.77Sofisth/n, politiko/n, filo/sofon.

ソークラテース:ソフィストと政治家と哲学者さ.


【2006/05/17 09:21】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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プラトーン『ソピステース』216a-b.l.6

QEODWROS77Kata_ th_n xqe_v o9mologi/an, w] Sw/kratev, h3komen autoi/ te kosmi/wv kai_ to/nde tina_ ce/non a1gomen, to_ me_n ge/nov e0c70Ele/av, e9tai~ron de_ tw~n a0mfi_ Parmeni/dhn kai_ Zh/nwna, ma/la de_ a1ndra filo/sofon.

テオドーロス:昨日の申し合わせの通りに,ソークラテース,我々自身,ちゃんとやって来ましたよ,そして,あの有名な客人である,この人をつれて来ました.この人は,エレア出身の方で,パルメニデースとゼーノーンの周りにいる人たちの仲間で,非常に哲学に長けた人です.

SWKRATHS77]Ar 0 ou]n, w] Qeo/dwre, ou0 ce/non a0lla/ tina qeo_n a1gwn kata_ to_n79Omh/rou lo/gon le/lhqav; o3v fhsin a1llouv te qeou__v toi=v a0nqrw/poiv, o9po/soi mete/xousin ai0dou~v dikai/av, kai_ dh_ kai_ ton ce/nion ou0x h3kista qeo_n sunopado_n gigno/menon u3breiv te kai_ eu0nomi/av tw~n a0nqrw/pwn kaqora~n. ta/x 0 ou]n a2n kai_ soi/ tiv ou[tov tw~n kreitto/nwn sune/poito, fau/louv h9ma~v o1ntav e0n toi~v lo/goiv e0poyo/meno/v te kai_ e0le/gcwn, qeo_v w1n tiv e0legktiko/v.

ソークラテース:それじゃあ,テオドーロス,君はね,外国人じゃなくて誰か神様を,ホメーロスの言葉にあるように,知らずにつれて来たというのかね.彼は言っているのだが,ある神様たちは,正当な恥を知る気持ちを持つ限りの人間達に同行して,人間達の無法と遵法を観察するが,それ以上にいや増して,客人の神様*1はそうするのだそうだ.多分,この人も誰かずっと優れた存在の一人で,我々が言葉において劣っているのを観察し,また論駁するために君について来たのじゃあないかな,つまり,論駁の神様か何かというわけさ.


*1 すなわち,ゼウスのこと(Zeu_v cei/niov)


【2006/05/16 03:40】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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プラトーン『ソピステース』参考文献
校訂本

Burnet, Ioannes Ed. Platonis Opera. Tomus I. OCT. Oxford: Clarendon Press, 1900. Reprint 1967.
定番.最近,新しいOCT版も出ているようですが,未入手です.

注釈

Stallbaum, Gottfried. Platonis Opera omnia. 8. Theaetetus, Sophista. 1840. New York: Garland Pub., 1980
殆ど唯一の注釈書でしょうか.プラトーンの作品の中でも難解で有名だったようなので,学校で読まれることがなかったのが,注釈書がない原因なのかもしれません.あるいは,よくプラトーンやアリストテレースの研究には(こっそり)言われることですが,哲学的関心に終始するあまり,本文の問題に関心が向けられなかったという事情もあるのかもしれません.

翻訳

Schleiermachers, Friedrich Tr. Platon: Sämtliche Werke VII. insel taschenbuch 1407. Frankfurt am Main/Leipzig: Insel Verlag, 1991.[Sophistes: pp.125-293.]
ドイツ語の対訳.ただし,本文はLes Belles Lettres (Budé)のそれ.

研究文献

納富信留『ソフィストと哲学者の間:プラトン『ソフィスト』を読む』名古屋:名古屋大学出版会,2002.

【2005/09/13 04:23】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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ソピステース
今日,納富信留『ソフィストと哲学者の間:プラトン『ソフィスト』を読む』名古屋:名古屋大学出版会,2002.(5800円+税)を入手しました.これは後書きによると,Noburu Notomi, The Unity of Plato's Sophist: Between the Sophist and the Philosopher. Cambridge: Cambridge U.P., 1999.の日本版で,この日本版の上梓の際に,英語版にない,新しく書き加えられた部分もあり,さらにアップデートもされているため,日本版が最新の状態を反映しているという,日本人であることを珍しくも嬉しく思える古典語関係の研究書の一冊です.英語版の書評もBryn Mawr Classical Reviewで出ています(http://ccat.sas.upenn.edu/bmcr/1999/1999-11-03.html).この書評では,問題なしとはされていないものの,かなり高く評価されているように思います.

せっかくこういう国際的に通用するプラトンの個別巻の研究書を手にすることができたので,これを機会に,ソピステースを読むための,注釈書・テクストの類いをある程度そろえて,この本と見比べつつ,少しづつ試訳をアップしようと思います.いつから始めるかは分りませんが…….

【2005/09/12 18:44】 Plato Sophistes | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) | 記事修正

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